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   <title>日刊埼玉西武ライオンズ</title>
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   <title>昨年は守護神不在も、今季は候補４人＋１人</title>
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   <published>2010-02-08T06:45:48Z</published>
   <updated>2010-02-08T07:20:58Z</updated>
   
   <summary>２０１０年、今年のライオンズの守護神は誰が努めるのだろうか？候補としてはまだキャ...</summary>
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      <name>TIGHGA</name>
      
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      <![CDATA[２０１０年、今年のライオンズの守護神は誰が努めるのだろうか？候補としてはまだキャンプには合流していないが、左肩を手術した<a href="http://daily-lions.com/2009/10/54alex_graman.php" target="_self">グラマン投手</a>、ロッテから移籍してきた<a href="http://daily-lions.com/2010/01/50brian_sikorski_.php" target="_self">シコースキー投手</a>、１６年振りの西武復帰となった<a href="http://daily-lions.com/2009/10/kimiyasu_kudoh.php" target="_self">工藤投手</a>、昨年阪神から移籍し活躍した<a href="http://daily-lions.com/2009/12/45taiyo_fujita.php" target="_self">藤田太陽投手</a>らがいる。これだけズラリと名前を並べると、役者は揃ったという強い印象さえ受ける。ブルペンに関しては、去年とはまるで違う様相となりそうだ。<br>
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今<a href="http://daily-lions.com/2009/04/14chikara-onodera.php" target="_self">小野寺投手</a>の名前を挙げなかったのは、単純にＢ班だからだ。本来であれば小野寺投手が不動の守護神となっていなければならない。しかしこの３年、まったく不甲斐ない成績が続いてしまっている。<a href="http://daily-lions.com/2009/08/20090816.php" target="_self">小野寺投手はよくメンタルの弱さを指摘される</a>が、まさにその通りだ。しかし小野寺投手の場合、メンタルトレーニングでそれを解決することはできないだろう。小野寺投手の場合１軍のマウンドに立ち、しびれる場面を三者凡退で抑える投球を続けることでしか、メンタル面の強化を図ることはできないと筆者は考えている。そしてそのためには小野寺投手自身が、何かを新しく変えていく必要がある。<br>
<br>
さて、話をクローサー争いに戻すと、今キャンプでは今のところ藤田投手が頑張っているようだ。「リリーフを任されている限り、クローサーを目指す」という力強い言葉も残しているだけに、移籍に活路を見出した男の今年にかける意気込みは相当強いように感じられる。７日のフリーバッティングでも<a href="http://daily-lions.com/2010/01/42dee_brown.php" target="_self">ブラウン選手</a>・<a href="http://daily-lions.com/2009/08/6taketoshi_gotoh.php" target="_self">後藤選手</a>に計４５球を投げ、ヒット性の当たりは僅かに４本だけだった。この時期はまだ打者よりも投手の仕上がりの方が早いとは言え、４５球中４本というのは上々の出来だったと思う。<a href="http://daily-lions.com/2009/07/99hisanobu_watanabe.php" target="_self">渡辺監督</a>にしても、藤田投手のクローサー起用に関しては常に含みを持たせている。<br>
<br>
そして工藤投手だが、工藤投手のクローサー起用も十分にありうるだろう。第２クールの後半からはブルペン入りも予定していて、ボール次第では十分にクローサーを任せられるだけの能力は持っている。何よりも注目なのは、プロ入りして以来初めてリリーバーとしてオフを調整してきたという点だ。昨年の工藤投手は横浜で、先発ピッチャーとしてリリーフを任されていた。まさに去年の<a href="http://daily-lions.com/2009/04/13fumiya-nishiguchi.php" target="_self">西口投手</a>のような使われた方だ。そのためにリリーフ転向直後はなかなか思うようなピッチングができなかった。それでもリリーフとしての調整を掴み始めると、徐々に抑えられる試合の方が増え、戦力外通告をされた後はすべての登板で失点０に抑えている。ボールの切れ、投球術は今もなお一線級の工藤投手だ。クローサーになりうる可能性は低くはないだろう。<br>
<br>
グラマン投手に関してはまだまだ未知数としか言いようがない。Ａ班入りとなっているとは言え、まだキャンプには合流をしていないし、現時点でどれだけ回復しているのかも分からない。ただ予想よりも速いペースで回復しているのは確かなようなので、もう１０日前後アメリカの暖かい土地で調整を続け、焦らずに肩を作ってくれれば良いと思う。肩さえ万全であれば抑えとしての能力は証明済みだ。だからこそ今は焦ることなく、まだ寒さの残る南郷よりも、暖かい土地での調整を続けてもらいたいと思う。<br>
<br>
最後にシコースキー投手だが、彼がクローサーになるとしたら繋ぎとしてのクローサーになるだろう。つまり正規のクローサーが不調に陥ったり、怪我をした場合だ。いくらでも連投の利くシコースキー投手は、やはり出来ることならばセットアッパーとして起用したいのが監督の正直なところだと思う。クローサーはビハインドの場面ではあまり使いたくはないが、セットアッパーであればビハインドでも登板させ、味方の逆転を待つこともできる。だからこそチーム１のタフネス右腕はセットアッパーとしての起用がベストなのだ。もちろんクローサーとしての資質も高いのだが、しかし監督としてはセットアッパーとして起用したいはずだ。<br>
<br>
昨年は１年間クローサーを失ったままシーズンを終えてしまったライオンズだったが、今年はなんとクローサー候補が４人もＡ班にいる。しかも実績十分な投手や、意気込み十分な新鋭ばかりが４人。今の段階では、やはりＢ班にいる小野寺投手がここに食い込む余地はないだろう。小野寺投手がクローサー争いに食い込むためには、まずは自分自身をＢ班に入れた監督に対する反骨精神が必要不可欠だと思う。そして監督自身もそれを期待し、小野寺投手をＢ班に入れることで無言の檄を飛ばしたのだと思う。もし小野寺投手が今後Ａ班に加わり、クローサーの座を奪い取ることができれば、小野寺投手はきっと本物のクローサーになることができるだろう。だがそのためにも小野寺投手は何かを変えることで、まずはＡ班に加わらなければならない。それだけ今季役者の揃ったブルペン陣に小野寺投手が主戦投手として加わることは、決して簡単なことではないと思う。]]>
      
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   <title>西口・石井一両投手を覚醒させた工藤公康投手</title>
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   <published>2010-02-06T18:02:10Z</published>
   <updated>2010-02-06T18:40:26Z</updated>
   
   <summary>１６年ぶりに復帰した工藤公康投手だが、あらゆるところで“工藤効果”が現われている...</summary>
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      <![CDATA[１６年ぶりに復帰した<a href="http://daily-lions.com/2009/10/kimiyasu_kudoh.php" target="_self">工藤公康投手</a>だが、あらゆるところで“工藤効果”が現われている。まず一番変わったのはベテラン先発陣だろう。<a href="http://daily-lions.com/2009/04/13fumiya-nishiguchi.php" target="_self">西口文也投手</a>に<a href="http://daily-lions.com/2009/04/16kazuhisa_ishii.php" target="_self">石井一久投手</a>だ。例年であれば西口投手はＢ班からスタートし、徐々にペースを上げていくという調整方法を取っていたのだが、今年は最初からＡ班に加わりハイペースで調整を行っている。<br>
<br>
西口・石井両投手は、球界の常識で考えれば大ベテランの部類に入る。活躍云々という以前に、まずこの２人の年齢までプロ野球選手でいられるということが脅威だ。近年は選手寿命が延びているとは言え、それでも平均すると多くの選手は２５～２６歳で現役を退いている。<br>
<br>
年齢のことだけを考えたなら、西口・石井両投手はもっとスロー調整でも良いところだ。しかし今年はそうは行かない。なぜなら大ベテランである２人よりもさらに１０歳も年上の工藤投手が加わったからだ。工藤投手は今年の５月５日には４７歳となる。これだけの選手がＡ班のトレーニングにしっかりついて行っているのだ。となると工藤投手よりも１０歳も年下の西口・石井両投手が頑張らないわけには行かない。<br>
<br>
西口投手は、自主トレは例年通り沖縄で行っていた。だがその内容は例年よりもずっとハイペース調整だったようで、キャンプインすると４日連続でブルペン入りを果たした。まだ全力投球とは行かないまでも、爪を割りながら初日から４日連続でブルペン入りするということは、今までのベテランとなった西口投手にはほとんど経験がなかったはずだ。<br>
<br>
西口投手は決して大きなことは言わない。具体的な目標をコメントすることもほとんどない。しかし今年は確かな口調で「先発にこだわりたい」と宣言した。昨年は不調に陥りリリーフに降格させられた西口投手だったが、その起用法を受け入れたとは言え、やはり悔しさは尋常ではなかったのだろう。しかも２ケタ勝利からも、１７勝を挙げた２００５年以来遠ざかっている。先発投手として、今年にかける思いはひとしおなのだと思う。<br>
<br>
そして石井一久投手からも、今年は若干ハイペースなのかな、という印象を受けている。ブルペンでも強い投球をし始めているようだし、やはり実績十分の投手としては、高卒ルーキー左腕<a href="http://daily-lions.com/2009/10/yusei_kikuchi.php" target="_self">雄星投手</a>にローテーションの枠を奪われたくはないはずだ。<br>
<br>
それにしても石井投手は相変わらず半そでである。もし<a href="http://daily-lions.com/2010/01/21osamu_higashio.php" target="_self">東尾監督</a>であったなら、間違いなく注意されるところだろう。東尾監督は利き腕の怪我を防ぐためにも、投手が半そでを着ることは夏でも許さなかった。<br>
<br>
西口投手、石井投手ともに非常にレベルの高い投手だ。石井投手は不真面目に見られることも多々あるが、しかし野球に関しては想像以上に真面目に取り組んでいる。グラウンド上で野手がつまらないミスをすると、マウンド上でわざと不機嫌な顔をし、野手陣の気を引き締めるということも時々行っている。<br>
<br>
西口投手に関しては「この人のために何とかしよう！」といつも野手陣に思われている。それだけ人望があるのだ。そして野手陣にそう思われていることは、西口投手自身も十分承知のはず。だからこそここ数年の不甲斐ないピッチングは本当に悔しかったはずだ。歳を重ねるたびに思い描く動きができなくなるもどかしさ。内転筋への不安。色々な要素があるとは思うが、しかし昨年の４勝という数字を考えると、西口投手自身そんな不安を口にすることはしないだろう。<br>
<br>
西口投手にしろ石井投手にしろ、今年ダメなら引退という文字も浮かんでくる時期だと思う。ファンとしては来年も再来年も２人のピッチングを見ていたいが、しかしそのためにはまずは今年、周りを納得させられるだけのピッチングをしなくてはならない。<br>
<br>
こうして考えていくと、やはり工藤投手の加入は大きかった。この２人の大ベテランの気持ちを、工藤投手はただいるだけで引き締めてくれている。練習に対するモチベーションをキープすることは非常に難しい。それは高い技術を持っているベテランほど難しくなる。若い頃は「もっと上手くなりたい」という気持ちがモチベーションを自然と高めてくれるが、しかしベテランになると手にした技術をキープすることに終始してしまう。そうなってしまうと、やはりモチベーションはどうしても上がらなくなる。<br>
<br>
だが工藤公康投手が加入したことで、２人のモチベーションは嫌でも上がることとなった。「上には上がいる」という言葉は、誰もが分かっていることだ。しかしこれを自分に置き換えて考えることはなかなか難しい。しかし工藤投手が加入したことで、２人はそれを目の前で体験することができた。自分たちよりもはるか上のレベルでプレーをしてきた更なる大ベテランが、目の前で自分たち以上に頑張っているのだ。これでモチベーションが上がらないという方がおかしい。<br>
<br>
横浜を戦力外になった工藤投手の獲得は、ファンにとってもチームにとっても素晴らしい補強になったと思う。工藤投手は試合での戦力ということ以前に、選手の意識に対する戦力にもなってくれた。今年西口投手と石井投手が、昨年の成績に対してどのようなリベンジを果たしてくれるのか、ファンとしては非常に楽しみとなった。]]>
      
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   <title>江藤智選手の役割を受け継いだ平尾博嗣選手</title>
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   <published>2010-02-06T06:29:40Z</published>
   <updated>2010-02-06T06:57:39Z</updated>
   
   <summary>今キャンプで、最も意気込みが高い選手の１人が打では平尾博嗣選手だと思う。自主トレ...</summary>
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      <![CDATA[今キャンプで、最も意気込みが高い選手の１人が打では<a href="http://daily-lions.com/2009/04/08hiroshi-hirao.php" target="_self">平尾博嗣選手</a>だと思う。自主トレは１０日間サイパンで行い、かなり充実したトレーニングができたようだ。体調に関しても近年では最も良い状態だと言う。１７年目となる今季、結果が残せなければクビになるという覚悟も強く持っているようだ。<br>
<br>
昨オフ、<a href="http://daily-lions.com/2009/05/33akira_etoh.php" target="_self">江藤選手</a>の引退の意味を最も強く感じたのは平尾選手だったと思う。２００８年の日本一は<a href="http://daily-lions.com/2009/07/99hisanobu_watanabe.php" target="_self">渡辺監督</a>もよく口にしていたように、江藤選手の支えがなければなし得ないものだった。チームが苦しい状態の時、江藤選手が下から支えてくれたからこそ、チームは最後まで沈まずに日本一を達成することができた。そして今年、その役目を担うのが自分自身であると平尾選手は強く認識していると思う。<br>
<br>
阪神の今岡選手が戦力外にされた際、ライオンズも獲得を検討していた。しかし最終的に見送ったのは、やはり平尾選手への期待と配慮だったろう。平尾選手がしっかりと仕事をしてくれれば、あえて今岡選手を獲得する理由もない。球団としてはそういう期待も込めて、今岡選手の獲得を見送ったのだと思う。いや、もしかしたら渡辺監督がそういう考えを持っていたのかもしれない。渡辺監督にはそこまでの配慮ができる懐の広さがある。<br>
<br>
平尾選手は守備も安定しているし、バッティングに関しても非常に勝負強い。監督としては平尾選手のようなユーティリティプレイヤーがいてくれると、本当に心強いだろう。しかし平尾選手の欠点は、ムラッ気があることだ。一度集中力が途切れてしまうと、なかなかそれを戻してくることができない。そのためにファームに落とされたこともこれまでに少なくはなかった。<br>
<br>
だが今年はさすがに今までと同じにはならないだろう。江藤選手が抜け、野手では完全に最年長となった。最年長選手として、中途半端な姿を後輩たちに見せるわけには行かない。現にキャンプでも、誰よりも大きな声を出してチームを盛り立てているようだ。<br>
<br>
縁の下からチームを支えた江藤選手に対し、平尾選手は後輩たちの尻を叩きながら鼓舞するタイプだ。２人のタイプはまったく異なるが、しかし役割は同じだ。１年間戦って行く中で、どんなに強いチームであっても必ず苦しむ時期がやってくる。そんな時支えになってくれるのが経験豊富なベテラン選手なのだ。<br>
<br>
ライオンズの黄金時代前半ではその役目を<a href="http://daily-lions.com/2010/01/21osamu_higashio.php" target="_self">東尾修投手</a>らが努め、後半においては辻初彦選手らが努めていた（キャプテンとは別の役割として）。チームが苦しくなった時、ベテランの些細な一言がチームを救ってくれる。９７・９８年とパ・リーグを連覇した際、日本一になれなかったのはそれができるベテラン選手が不在だったためだと筆者は考えている。そして９７年に関して言えば本来なら、<a href="" target="_self">渡辺久信投手</a>がその役割を担わなければならなかった。<br>
<br>
平尾選手に１００試合以上の出場を監督は求めていないはずだ。平尾選手には年間５０～６０試合出場してもらい、出場した時にはその言動によってチームに活力を注入してもらいたい、そう考えているはずだ。野手最年長の平尾選手が頑張っている姿を見て刺激を受けない若手選手などいない。平尾選手が誰よりも元気に頑張ることで、ライオンズはさらに元気なチームへと成長して行くはずだ。<br>
<br>
そして２０１０年秋に渡辺監督はきっとこう言っているだろう。「今年の日本一は平尾がチームを支えてくれたおかげだ」と。]]>
      
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   <title>雄星投手が今現在抱えている投球に関する欠点</title>
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   <published>2010-02-05T05:39:53Z</published>
   <updated>2010-02-05T06:28:54Z</updated>
   
   <summary>ライオンズ関連ニュースのほとんどが雄星投手の話題という中、やはりこのブログも雄星...</summary>
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      <![CDATA[ライオンズ関連ニュースのほとんどが<a href="http://daily-lions.com/2009/10/yusei_kikuchi.php" target="_self">雄星投手</a>の話題という中、やはりこのブログも雄星投手の話題がどうしても多くなってしまう。しかしこれだけ注目されている中、それでもしっかりと自分のプレーを追い求めることができている雄星投手は、やはり只者ではないのだろう。<br>
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<a href="http://daily-lions.com/2010/01/spring_camp2010.php" target="_self">春季キャンプ</a>も第１クールが終了し、いよいよ雄星投手の欠点も見え始めて来た。他球団のスコアラーや解説者たちは口を揃えて雄星投手を褒め上げるが、しかしその言葉に筆者はいつも疑問を感じてしまう。確かに雄星投手は素晴らしい資質を持っている。しかしこの段階ですでに実績を残しているピッチャーたちを越えているような評価はどうなのかと思ってしまう。しかしそんな中でもその言葉を筆者がとても信頼している野球人がいる。それは広岡達朗氏だ。<br>
<br>
誰もが雄星投手を褒める中、広岡氏だけは手放しで褒めるようなことはしなかった。雄星投手の資質を認めながらも、現段階での弱点をしっかりと見極めているようで、教え子でもある<a href="http://daily-lions.com/2009/07/99hisanobu_watanabe.php" target="_self">渡辺監督</a>にも早くそれに気付くようにとのコメントを発信していた。<br>
<br>
広岡氏と言えば、ライオンズの黄金時代を作り上げた監督だ。<a href="http://daily-lions.com/2009/10/kimiyasu_kudoh.php" target="_self">工藤投手</a>にしても未だに当時の広岡監督の指導には感謝をしている。筆者個人としても、非常に尊敬している野球人の１人だ。その広岡氏がどのポイントにおいて雄星投手の弱点や欠点を指摘しているのかは分からない。だが少なくとも現段階においては、雄星投手は先発ローテーション入りできるレベルではないと見ているようだ。<br>
<br>
そこでここでは、筆者がこれまでに集めた情報、映像などから雄星投手の弱点を見直してみたいと思う。<br>
<br>
まず最初に言えるのは、やはり投球時の腕の角度だろう。これに関しては夏の甲子園からずっと思い続けていたのだが、雄星投手はじゃっかん腕を上げ過ぎる傾向にある。そもそも人体における骨格というものは、腕を肩よりも高く上げることは想定されていない。腕を上げるためには肩甲骨を動かす必要がある。四十肩、五十肩と言われる現象はまさに、肩甲骨周りの使用頻度が落ちたために筋肉や骨格が凝り固まり、腕を肩よりも高く上げられなくなる状態だと筆者は考えている。<br>
<br>
２０歳未満であればまだまだ筋肉や骨の柔軟性は十分にキープすることはできる。しかし２５歳にもなりそれがなくなってくれば、今のモーションでは必ず不調に苦しむ時期が出てくるだろう。そして現段階においても、雄星投手のボールは日によって球質が大きく変わってしまう。つまりボールそのものに安定感がないのだ。調子が良い日は勝てるが、調子が悪い日は勝てない。これでは潮崎コーチの言う通り、プロとしては通用しないだろう。<br>
<br>
腕の角度に関しては、<a href="http://daily-lions.com/2009/05/27toru_hosokawa.php" target="_self">細川捕手</a>も手取り足取り雄星投手にアドバイスを送ったようだ。キャッチャーというのは、ピッチャーが自分では感じ取れていない自分自身のことにも気付いてくれる。細川捕手はこの時、ストライクを取りに行く時に左肩が下がるクセを指摘したようだ。高校・大学ではこれでも通用したとしても、プロではやはり通用しないのだろう。<br>
<br>
潮崎コーチは雄星投手のスライダーを見てうなった。しかしさすがはコーチだけのことはあり、うなるだけでは事は済まさない。スライダーを投げた直後、スライダーの腕の角度でストレートを投げた時の威力は抜群だったようだ。だがスライダーの腕の角度で投げようと意識すると肘が下がってしまい、今度はストレートの球威が一気に落ちてしまう。これに関しては渡辺監督も気付いているようだ。<br>
<br>
ボールの切れが最も良くなる腕の角度は、上腕長軸が脊柱（背骨）に対して直角になるポイントだ。これはオーバーハンドスローでもスリークォーターでもサイドでもアンダーでも共通する。だが雄星投手の場合はこの角度の安定感がまだない。どちらかと言えば上腕軸の角度が脊柱軸よりも上になってしまう。この状態では常に良いボールを投げることはできないだろう。<a href="http://daily-lions.com/2009/04/14chikara-onodera.php" target="_self">小野寺投手</a>が近年苦しんでいる理由もここにあると筆者は見ている。<br>
<br>
この上腕軸と脊柱軸で良好な関係を保つためには、カッター（カットボール）を覚えるのが得策だと筆者は考える。良いピッチャーになればなるほど、どの球種を投げてもピッチングモーションは同一となる。そんな中でもカッターは、スライダーとストレートのちょうど中間に当たる球種だ。<br>
<br>
ストレート、カッター、スライダーの投げ方の違いは、手首の角度とリリースの位置だけだ。あとはすべて同じであることが望ましい。具体的に違いを挙げると、リリースが最も早いのはスライダーで、遅いのがストレート。リリース時に、より深い角度で小指が打者方向を向くのがスライダーで、人差し指と中指が打者に正対するのがストレート。そしてそれぞれの中間点にあるのがカッターというわけだ。<br>
<br>
野球に限らずどのようなスポーツでも同じだと思うが、やはり段階を踏んで変化を付ける練習は大切だと思う。雄星投手の場合はストレートとスライダーを交互に投げるだけではなく、その中間点にあるカッターを投げることでストレートとスライダーをそれぞれ交わらせるのがベストなのではないだろうか。<br>
<br>
開幕までのあと１ヵ月半で、雄星投手が<a href="http://daily-lions.com/2009/04/11takayuki_kishi.php" target="_self">岸投手</a>のカーブをマスターできるということはないだろう。投げられるようになるかもしれないが、しかしマスターできるかと聞かれれば、それは難しいと思う。あの有名な変化球の使い手<a href="http://daily-lions.com/2010/01/21osamu_higashio.php" target="_self">東尾修投手</a>を以ってしても、１つの変化球をマスターするまでには２～３年かかったと言う。<br>
<br>
だからこそ雄星投手は焦る必要はないのだ。そもそも１年目から１６勝を挙げて最多勝を獲得した松坂大輔投手の方がおかしいのだ。彼と雄星投手を比べてはいけない。１９歳になる春の段階での２人には、大きな実力差がある。松坂投手が凄すぎただけの話なのだ。もちろん雄星投手もそのことは十分に理解していると思う。だから今はローテーションに入ろうなどとは考えず、まずは開幕１軍に残ることだけを考えれば良いと思う。高卒ルーキーがそれを達成できるだけでも偉業なのだ。]]>
      
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   <title>中島裕之選手が守備に９割を割く本当の理由</title>
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   <published>2010-02-04T05:22:03Z</published>
   <updated>2010-02-04T06:17:44Z</updated>
   
   <summary>今キャンプの中島選手は本気かもしれない。もちろん今までもずっと本気だったのだが、...</summary>
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      <![CDATA[今キャンプの<a href="http://daily-lions.com/2009/04/3hiroyuki_nakajima.php" target="_self">中島選手</a>は本気かもしれない。もちろん今までもずっと本気だったのだが、今年はさらに輪をかけて本気なのだと感じる。中島選手はコーチ陣に対し、キャンプでは８～９割を守備練習に当てたいと直訴したそうだ。強力打線の３番を担う中島選手であれば、普通であれば半分以上の時間を打撃練習に割きたいはず。しかし中島選手は半分どころか、９割の時間を守備練習に使おうとしている。アーリーワークでも守備練習が中心だし、連日１時間の特守も受けているようだ。<br>
<br>
打撃練習の時間を減らしてしまえば、<a href="http://daily-lions.com/2010/01/column20100120.php" target="_self">目標のトリプルスリー達成</a>は難しいのでは？と思いたくなるところだが、しかしその心配はないだろう。もちろんトリプルスリーという目標は並大抵の努力では掴み得ない。ある意味ホームラン王を獲得することよりも難しいと言える。<br>
<br>
ホームランとヒットというものは、似て非なるものだと筆者は考えている。人によってはホームランはヒットの延長であるとか、ホームランの打ちそこないがヒットだと言ったりするが、筆者個人としてはこの２つは別物だと考えている。<br>
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イチロー選手が昨年のＷＢＣで放った、感動のセンター前ヒットを覚えている方は多いと思う。筆者にとっては、あれこそが“ヒット”なのだ。つまり打球をわざと詰まらせることで、バットとボールの接触時間を長くし、その分ボールの行方をより詳細にコントロールする。これが筆者にとっての、ヒットを狙った上でのヒットだ。しかしたまに例外的な選手がいて、和田一浩選手はこの打ち方でホームランを打つことができる。２００４年の日本シリーズで和田選手が放った一発は、まさにこの打ち方によるレフトポール際へのホームランだった。そして典型的な短距離ヒッターで言えば、<a href="http://daily-lions.com/2009/04/10tomoaki-satoh.php" target="_self">佐藤友亮選手</a>がこの打ち方を採用している。<br>
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一方筆者が考えるホームランとは、単純に野手の手が絶対に届かない高さに打つボールのことだ。２ｍ少々の高さでは、ジャンプをすれば野手は打球に届いてしまう。しかし３ｍ以上の高さで打球を進行させれば、野手はジャンプしてもまずボールには届かない。<br>
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もっと細かく言うと、オーバーハンドスロー投手の一般的な１４０ｋｍのストレートを打った場合、バットを水平状態から１０℃の角度でアッパースウィングした時が、打球が最も遠くまで飛んで行く。ここ数年プロ野球でも主流になりつつあるが、軸足に体重を残したまま、遠心力を最大に使ってヒッティングする打ち方だ。ライオンズでは<a href="http://daily-lions.com/2010/01/column20100120.php" target="_self">G.G.佐藤選手</a>が典型的な選手で、昨年に限れば<a href="http://daily-lions.com/2009/05/7yasuyuki_kataoka.php" target="_self">片岡選手</a>もこの打ち方を採用していた。<br>
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ヒットは確かにホームランに繋がるし、ホームランも確かにヒットになる。しかし筆者に言わせれば、厳密にはヒットとホームランとではまったく別物なのだ。<br>
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わざと詰まらせて打球を運ぶ打ち方なら、打率は劇的に飛躍するだろう。それこそイチロー選手や、青木宣親選手のように。しかしこの打ち方は、ミートポイントで肘が畳まれてしまう。つまりバットを柔らかく使うことはできるのだが、パワーを発揮することはできない。<br>
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逆に軸足に体重を残して打つと、ポイントはややピッチャーよりになり、両腕はきれいな二等辺三角形になる。この瞬間が、最もバットスウィングが速まる瞬間で、打球の勢いや飛距離はアップする。だがポイントがこの時点になってしまうとバットコントロールはもう不可能となり、確実性は低下してしまう。これらの理由から言って、ヒット数とホームラン数を共に増やすことは非常に難しいのだ。<br>
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さて、ここで話を中島選手の守備に戻したいと思う。恐らく中島選手は、トリプルスリーを達成するために守備練習をしているのだと筆者は見ている。普通に考えれば、トリプルスリーを達成するためには、朝から晩までバットを振り続ける必要があると考えるだろう。だが筆者の野球理論においては、これは必ずしも正しいとは言えない。<br>
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と言うのは、打撃練習というのは基本的には技術を向上させるための練習となる。少し分かりにくいのだが、技術を向上させる練習と、体力を向上させる練習とでは違ってくるのだ。打撃練習は、もちろん体力も向上されるが、それ以上に技術向上が最大の目的となる。だが守備練習は、守備の技術向上はもちろんのこと、打撃練習とは比較できないほどの体力向上を狙うことができる。<br>
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１時間特守を受けるということは、それだけ長い時間守備の姿勢をとっているということになる。野球経験者であればよく分かると思うが、ボールを待つ時の重心を低くする姿勢は、長時間続けるとかなりきつい。中島選手はそのきつい練習を連日続けているというわけなのだ。<br>
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これだけ守備に時間を割けば、下半身を主とした体力強化は我々の想像以上となるだろう。そしてこれは、バッティングの安定感に直結する。下半身がしっかりしてくれば、８００～９００ｇのバットを振っても身体がぶれなくなる。身体がぶれなければ当然バットスウィングにもぶれは生じず、ジャストミートできる確率をアップさせられる。<br>
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これはあくまでも筆者の予測でしかないのだが、恐らく中島選手は今季、短打狙いのバッティングはしないのではないだろうか？ツーベースの延長がホームランで、ツーベースの打ちそこないがシングルヒット、そういう考えで挑んでいるような気がしてならない。そして中距離ヒッターとして日本代表レベルの実力を手にした今、中島選手の自信は確信に変わっているのだろう。だからこそ打力低下に対する恐怖感もなく守備に９割の時間を使えるのだと思う。<br>
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そして技術に対ししっかりとした自信があるからこそ、その技術をさらに向上させるための体力を欲しがったのだろう。守備練習であれば守備の技術向上も、体力向上も図れてまさに一石二鳥だ。<br>
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近年のプロ野球は若干メジャー化している傾向があり、技術練習に多くの時間を使いたがる。しかし欧米人に比べて身体が小さい日本人では、その取り組み方では絶対的な技術を獲得することはできない。日本人の場合、絶対的な体力があることを前提に技術練習をしていかなければ、技術は思うようには伸びない。だからこそ過去の偉大な日本人選手たちは、人の２倍も３倍も走りこみをしていたのだ。中島選手は恐らく、そのことにハッキリと気付いたのだろう。今キャンプで９割を守備練習に当てるという宣言は、決して守備力向上だけが目的ではないと思う。<br>
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これだけ高い意識を持って練習に取り組める中島選手は、今年は本当にトリプルスリーを達成できるかもしれない。ヒットのメインをシングルヒットではなく、ツーベースヒットにシフトしていければ、中島選手の技術があればトリプルスリーは決して夢の数字ではない。中島選手にはぜひ２００２年の松井稼頭央選手以来のトリプルスリーを達成してもらいたいと思う。]]>
      
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   <title>雄星投手の肩がなかなか温まらない理由</title>
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   <published>2010-02-03T06:00:33Z</published>
   <updated>2010-02-03T06:36:42Z</updated>
   
   <summary>どうやら昨日の雄星投手散々だったようだ。投球練習をすればボールが行かず、潮崎コー...</summary>
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      <![CDATA[どうやら昨日の<a href="http://daily-lions.com/2009/10/yusei_kikuchi.php" target="_self">雄星投手</a>散々だったようだ。投球練習をすればボールが行かず、潮崎コーチに「ペラペラ」と評されるし、投内連携をすれば小刻みすぎるステップを<a href="http://daily-lions.com/2009/04/16hideaki_wakui.php" target="_self">涌井投手</a>に笑われる始末。キャンプ２日目とは言え、まだまだプロの水には慣れてはいないようだ。当たり前と言えば、当たり前だが。<br>
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昨日は雄星投手の肩の出来が遅いということが話題になっていた。つまりピッチングができるまでの肩のウォームアップに時間がかかるということだ。どうやら雄星投手はピッチングができるまでに５０～６０球を要するらしい。同じように非常に遅い<a href="http://daily-lions.com/2009/04/14chikara-onodera.php" target="_self">小野寺投手</a>でも４０球だと言うのに、５０～６０球というのは少し多すぎる。５０～６０球と言えば、試合なら４～５イニング投げる計算となる。<br>
<br>
ではなぜこれほどまでに素晴らしい資質を持ちながら、雄星投手の肩は温まるまでに時間がかかるのだろうか。その答えは明確だ。小野寺投手と同じ理由なのだが、それは腕を縦に振り下ろす動作でボールを投げているためだ。いわゆる“真っ直ぐ投げ”と呼ばれるアームスウィング。<br>
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真っ直ぐ投げだとなぜ肩を作るのに時間がかかるかと言うと、真っ直ぐ投げというのは腕にある約４０種類の筋肉を満遍なく使えないからだ。つまり、酷使しがちな部分の筋肉はすぐに温まるのだが、あまり使われていない部分の筋肉はなかなか温まらない。これが雄星投手の肩が温まるまでに時間がかかる理由だ。<br>
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例えばライオンズで言えば、<a href="http://daily-lions.com/2009/04/13fumiya-nishiguchi.php" target="_self">西口投手</a>や<a href="http://daily-lions.com/2009/04/11takayuki_kishi.php" target="_self">岸投手</a>のようにスパイラル投法を採用しているピッチャーは、肩が温まるのが非常に早い。恐らく「行け」と言われれば１０～２０球のウォームアップでピッチングができるのではないだろうか？また過去を振り返れば、鹿取義隆投手は４球あればピッチングができるようになり、現コーチの潮崎哲也投手も１０球とはかからなかった。<br>
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一部の筋肉を酷使しがちな真っ直ぐ投げに対し、スパイラルリリースは約４０種類の腕の筋肉を満遍なく使うことができる。そのため肩が温まる状態になるまで長い時間を要することはないし、一部の筋肉だけが酷使されることもない。<br>
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もっと分かりやすく解説すると真っ直ぐ投法の場合は、例えば腕の外側の筋肉に８の負荷がかかり、内側の筋肉に２の負荷しかかからないというケースもある。ということは、外側の筋肉はあっという間に温まるのだが、内側の筋肉はなかなか温まらない。そのために全体として肩が温まるまでに時間がかかってしまうわけだ。<br>
<br>
逆にスパイラル投法の場合、内外共に５ずつの負荷がかかるため、バランスよく筋肉を温めることができる。もちろん厳密に説明をするとこんなに単純なことではないのだが、分かりやすく解説をさせてもらうと、つまりはこういうことになる。<br>
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肩を故障するほとんどのピッチャーは真っ直ぐ投げを採用している。肩を故障するということは、筋肉の中でより多くの負荷がかかっている個所を痛めてしまうということだ。雄星投手の場合は左肩後部の筋肉を痛めやすいのでは？と筆者は考えている。<br>
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雄星投手が現在採用しているピッチングモーションは、１８歳だからこそ可能なものだ。今後２０歳を過ぎ、２５歳を過ぎ骨や関節が固くなっていけば、今のモーションではいつか必ずどこかを故障してしまうだろう。あの松坂大輔投手だって、これまでに数回の故障を重ねてきている。<br>
<br>
雄星投手は高卒ルーキーとしてはずば抜けた実力・人間形成を手にしている。しかしプロ意識となると、さすがにまだまだ足りないようだ。キャンプ２日目にしても、ピッチング練習の直前までダッシュをしていた。ダッシュをして下半身が疲労した状態でブルペンに入れば、ボールが行かないのは当然の結果だと言える。これに関しては潮崎コーチも少し不満だったようだ。<br>
<br>
とは言え、真面目すぎる性格が心配された雄星投手だったが、チームにはしっかり馴染めているようでファンとしては安心した。宿舎で同部屋の松下投手と野球ゲームのパワプロで息抜きしたり、バスの中では岸投手にボンバーマンを挑み全敗したり。また新選手会長の<a href="http://daily-lions.com/2009/04/3hiroyuki_nakajima.php" target="_self">中島選手</a>は自分の部屋に雄星投手を呼び、キャンプやプロのいろはをアドバイスしたそうだ。<br>
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投手育成に優れたチームというだけではなく、チーム内の雰囲気においても雄星投手は本当に良いチームに入ったと筆者は感じている。松坂大輔投手が９９年に新加入した際は、デニー友利投手や石井貴投手らが教育係を任されていた。そして今、雄星投手のことを多くの先輩たちが気にかけてくれている。それもやはり雄星投手自身の人柄のせいだろう。この投手には将来、本当に良いピッチャーになってもらいたいとつくづく思わせられてしまう。]]>
      
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   <title>片岡易之選手＋中村剛也選手＝最強のランナー</title>
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   <published>2010-02-02T06:19:56Z</published>
   <updated>2010-02-02T07:02:18Z</updated>
   
   <summary>野球というスポーツに限らず、どんなスポーツにおいても最も重要な動きは「走る」とい...</summary>
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      <![CDATA[野球というスポーツに限らず、どんなスポーツにおいても最も重要な動きは「走る」ということだ。競技中に走ることがないスポーツであっても、それは例外ではない。ましてや競技中に走るという動きが常時付いてくる野球であれば、それはなおさらだ。だからこそ走ることに対し高い意識を持っている選手は、活躍できる幅がどんどん広がって行く。<br>
<br>
例えばライオンズで走ることに対し非常に高い意識を持っている選手の１人に、<a href="http://daily-lions.com/2009/04/60takeya_nakamura.php" target="_self">中村剛也選手</a>の存在がある。パッと見の体型からすると意外と思われる方も少なくはないと思うが、しかし中村選手の走ることへの意識は非常に高い。<br>
<br>
筆者から見た中村選手の走り方の印象は、動物的だということ。ほとんどの選手は、基本的には作られた走り方で走っている。例えば手足は走る方向に対し真っ直ぐ出して行くというのは、作られた走り方の一例だと言える。陸上競技の日本人スプリンターには比較的多い走り方なのではないだろうか。<br>
<br>
そもそも速く走るためにはどうすれば良いのだろうか？その答えは非常に簡単なものなのだが、しかしアスリートでそれを意識して走っている人は意外にも多くはない。ライオンズにおいてそれをはっきり意識して行っているのは、筆者が知る限りでは<a href="http://daily-lions.com/2009/10/kimiyasu_kudoh.php" target="_self">工藤公康投手</a>だけだと思う。工藤投手は運動生理学などをしっかり勉強された選手だけあって、身体のメカニズムに関しては本当に多くの専門知識を有している。<br>
<br>
答えを言ってしまうと、速く走るためには両足が地面から浮いている時間を少なくすればいいのだ。つまり究極を言えば競歩だ。競歩のように、常にどちらかの足が接地している状態で走るのが、究極の走り方だと言える。ただ現実的にはそれは不可能に近いので、できる限りそこに近づけるという意識が重要になってくる。<br>
<br>
速く走りたいと頑張っている選手が、少しでも強く足を後ろに蹴って進もうと頑張っている姿をたまに見かける。しかしこれは筋肉に頼る走り方であって、身体のメカニズムを効率的に使ってという走り方ではない。大切なことは、後ろに蹴った足をどれだけスピーディーに前へ戻せるかということなのだ。<br>
<br>
そのため速く走るためには後ろ足を蹴りすぎてはいけない。股関節を自転車のペダルのようにクルクルと回す、この意識で足を動かすことが重要なのだ。こうすることで接地時間を多く稼ぐことができ、地面からの反力も多く得られる。進行方向に対し反力が増えれば、その分身体は前へ進みやすくなる。筆者が考えている限りでは、この走り方ができているのが中村選手なのだ。<br>
<br>
逆にこの走り方に至っていないのが、<a href="http://daily-lions.com/2009/05/7yasuyuki_kataoka.php" target="_self">片岡易之選手</a>だ。片岡選手は一般的なスプリンターに近い動きでの走り方をしている。つまり端的に言うと、脚力に頼った走り方なのだ。もし片岡選手が今後、中村選手のような身体のメカニズムに則した走り方ができるようになれば、本当の意味での俊足となり、盗塁王のタイトルは今後も不動のものとなるだろう。<br>
<br>
とは言え、身体のメカニズムに則し切れていないとしても、片岡選手の走塁技術は一級品だ。投手のモーションを盗む観察力や、走塁の動きに関する考え方も一流だと言える。特にベースの蹴り方だ。例えば２塁にいて、後続打者のヒットで一気にホームを狙う際、普通のランナーは３塁ベースの１塁側の角を蹴る。これが普通だし、基本としてプロ・アマ問わずこう教えられる。しかし片岡選手は違うのだ。<br>
<br>
片岡選手の場合、３塁ベースの２塁側側面を蹴るのだ。なぜそうするのかと言うと、３塁ベースの角を蹴ってしまうと慣性モーメントを抑えにくくなり、走っている身体がファールエリアに流れてしまう。しかし角ではなく、側面を蹴ることでベースの壁を使って慣性モーメントを小さくし、瞬間的に方向転換をすることができる。つまり３塁ベースを蹴った瞬間から、３塁とホームベースの直線上に入れるというわけなのだ。<br>
<br>
だがこのベースの蹴り方にはリスクも生じる。ベースの壁に足を衝突させるため、その衝撃は決して小さくはない。足首が硬かったり、捻挫しやすい体質の選手にとっては危険なベースランニングとなる。<br>
<br>
動物的に走る中村選手と、理論的に走る片岡選手。この２人の走り方をミックスさせることができれば、きっと最強のランナーが誕生することになるだろう。<br>
<br>
ライオンズはチームカラー自体が昔から走ることに対して意識の高いチームではあるが、それは今なお継承されている。<a href="http://daily-lions.com/2009/07/99hisanobu_watanabe.php" target="_self">渡辺監督</a>も工藤投手に対し、「うちの選手は本当によく走るので、無理して付いて行かないでいいですからね」と話しているほどだ。だが工藤投手曰く広岡監督時代は、１００ｍダッシュを１００本走らされていたと言う。１００ｍを１００本ということは、１０ｋｍを全力疾走するということを意味する。このような昔のエピソードを耳にすると、なぜ黄金時代のライオンズがあれだけ最強だったかがよく分かる気がする。]]>
      
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   <title>好調投手陣を生かすのも殺すのも、捕手次第</title>
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   <published>2010-02-01T06:16:34Z</published>
   <updated>2010-02-01T07:00:15Z</updated>
   
   <summary>２月１日と言えば、プロ野球選手にとっては正月ということになる。この日からいよいよ...</summary>
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   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://daily-lions.com/">
      <![CDATA[２月１日と言えば、プロ野球選手にとっては正月ということになる。この日からいよいよ２０１０年の選手たちの戦いがスタートする。そして今年はそれぞれの選手が充実した自主トレ期間を過ごせたようで、投打ともに初日から勢いのある報告ばかりが飛び込んでくる。<br>
<br>
まず最初に飛び込んできたのは<a href="http://daily-lions.com/2009/04/16kazuhisa_ishii.php" target="_self">石井一久投手</a>の初日だった。普段は比較的スロースターターである石井投手だが、昨年が不甲斐ない数字だったという自覚があるだけに、今年は捕手を立たせたままながら、初日から７１球の投げ込みを行った。そして昨年は全投球をセットから投げていたのを、今年はノーワインドアップに変えるというチャレンジも行っている。どうやら今年の石井投手には、チャレンジを行えるだけの余裕があるようだ。身体の状態も去年よりも良いらしい。<br>
<br>
続いて飛び込んできたのは<a href="http://daily-lions.com/2009/10/yusei_kikuchi.php" target="_self">雄星投手</a>の情報だった。今日はブルペン入りする予定はなかったらしいのだが、何と<a href="http://daily-lions.com/2009/07/99hisanobu_watanabe.php" target="_self">渡辺監督</a>に自ら志願し、ブルペンで投げ込みを行ったようだ。まず捕手を立たせたまま７２球を投げ、その後は捕手を座らせて８６球。座らせた後はスライダーも織り交ぜ、合計１５８球。<br>
<br>
雄星投手という大きな存在が加わったことで、今年のピッチングスタッフには例年以上の緊張感があるようだ。色々な情報をチェックしていても、明らかに調子の悪そうな投手の話はほとんど聞かれない。特に先発陣に関しては、キャンプインまでに限ればどの投手も万全であるようだ。<br>
<br>
投手陣が良いとなってくると、やはりここで再度注目したいのは捕手だ。<a href="http://daily-lions.com/2009/05/27toru_hosokawa.php" target="_self">細川捕手</a>と<a href="http://daily-lions.com/2009/10/2ginjiro.php" target="_self">銀仁朗捕手</a>の正捕手争いは、例年になく激しくなるだろう。だが筆者は、現時点ではまだ細川捕手が正捕手だと考えている。<br>
<br>
銀仁朗捕手は、昨年は大きく飛躍した。前半戦はリード面においてなかなか信頼してもらえなかったのが、後半戦になると少しずつ投手に信頼されるリードができるようになっていった。しかしそれでも、銀仁朗捕手の場合はまだリードにキーが存在してしまう。キーとは「この状況はこの球」という方程式を打者に与えてしまうことを言う。エース<a href="http://daily-lions.com/2009/04/16hideaki_wakui.php" target="_self">涌井秀章投手</a>ほどになれば、そのキーを嗅ぎ付けてサインに首を振ることもする。しかし経験の浅い１軍半の投手にそこまで求めるのは酷というもの。<br>
<br>
反面細川捕手の場合は、そのキーがほとんど存在しない。細川捕手は打者を本当に細かく観察しているため、例えば１球目を投手が投げる前は「最終的にはスライダーで仕留めよう」という逆算があったとしても、打者が少しでもスライダーを狙っている素振りを見せると、スライダーを一切投げさせずに、スライダーで勝負させるリードにシフトしていく。<br>
<br>
「スライダーを投げずに、スライダーで勝負する」と書くと、非常に分かりにくいと思う。もう少し解説をすると、スライダーを決め球として使う配球をして、スライダーを狙っているであろう打者にあえてスライダーを待たせておく。そしてスライダーを投げるべくポイントで、意表をついたインハイのストレートなどで勝負させるということが、「スライダーを投げずに、スライダーで勝負する」ということになる。<br>
<br>
現代野球において、プロ・アマ問わずスライダーを投げられないピッチャーはまず存在しない。スライダーじゃないにしても、スラーブを投げたり、球速が速めのカーブを投げたりする。つまりスライダー系のボールは、球種が多くない投手と対戦する際、変化球に対してはそのボールに合わせておけば問題ないと思える球種なのだ。<br>
<br>
細川捕手の場合は、そのスライダーを巧く使って配球を組み立てることができる。しかし銀仁朗捕手はまだそのリードができない。もちろん年齢差・経験差を考えれば当然のことではあるが、経験の差が大きい分、やはり正捕手争いでは細川捕手が２～３歩リードしていると筆者は感じている。<br>
<br>
いくら投手陣の状態が良いとは言え、それを生かすも殺すも鍵を握っているのはキャッチャーだ。キャッチャーがいかに心地よくピッチャーにボールを投げさせられるか、これが勝利の鍵を握っている。<br>
<br>
勝てるピッチャーというのは、キャッチャーからボールが返球された時にはすでに次に投げたいボールを決めている。そしてすでにその握りでボールを持っていたり、その握りをしやすいようにボールをグラブに収めてからキャッチャーのサインを覗く。そのためもしキャッチャーが明らかにその球種とは違うサインを出してくると、ピッチャーのリズムが狂ってしまうことも少なくはない。<br>
<br>
だからこそ投手陣の状態が良い今年は特に、キャッチャーの存在が大きくなってくるのだ。渡辺監督は基本的には細川捕手と銀仁朗捕手を競わせるだろうが、よほどのことがない限りは、細川捕手を主戦扱いとして使おうと考えているはずだ。去年の開幕前にも渡辺監督は、細川捕手を正捕手として起用することをしっかり明言している。明言したということは、それだけ実力差があるということで、その差は消して１～２年の経験だけで縮まるものではない。<br>
<br>
銀仁朗捕手には将来性があるし、細川捕手の次の正捕手は、ほぼ間違いなく銀仁朗捕手となるだろう。だが今現在のキャッチャーとしての能力を見比べると、やはり細川捕手の方が上だと言える。だが銀仁朗捕手は本当に幸せだと思う。今や捕手として球界ナンバー１の評価を得ている細川捕手を、毎試合身近で見ることができるのだから。３年後４年後、銀仁朗捕手がどれだけ素晴らしい捕手に成長しているか、ファンとしては非常に楽しみである。]]>
      
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   <title>帆足和幸投手は、１５勝できる力を持っている</title>
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   <published>2010-01-30T16:21:22Z</published>
   <updated>2010-01-30T16:48:33Z</updated>
   
   <summary>今年、最も活躍するであろうピッチャーの１人として、帆足和幸投手を挙げることができ...</summary>
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      <name>TIGHGA</name>
      
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      <![CDATA[今年、最も活躍するであろうピッチャーの１人として、<a href="http://daily-lions.com/2009/04/47kazuyuki_hoashi.php" target="_self">帆足和幸投手</a>を挙げることができる。３０日まで西武第２球場で<a href="http://daily-lions.com/2009/04/16hideaki_wakui.php" target="_self">涌井投手</a>、同じ歳の<a href="http://daily-lions.com/2009/12/45taiyo_fujita.php" target="_self">藤田投手</a>と自主トレを続けていた帆足投手は、もうすでに肩は出来上がっていて、２月１日のキャンプ初日からブルペン入りする予定のようだ。<br>
<br>
やはり４７番を受け継ぐ者として、本家４７番である<a href="http://daily-lions.com/2009/10/kimiyasu_kudoh.php" target="_self">工藤投手</a>の前で不様な姿は見せられないという気持ちが強いのだろう。元々チームで１番ハートの強いピッチャーではあるが、今年は例年以上に強い気持ちで挑めているらしい。<br>
<br>
筆者の予想では、恐らく帆足投手は開幕２戦目を任されることになると思う。今や帆足投手は名実ともに左腕エースと呼ぶことができる。２００９年は同じ勝ち星だったとは言え、イニング数などをトータルで見て行くと、<a href="http://daily-lions.com/2009/04/16kazuhisa_ishii.php" target="_self">石井一久投手</a>よりも帆足投手の方がチームへの貢献度は大きかった。<br>
<br>
帆足投手は肩を壊して以来、本当に強くなったと思う。メンタルにおいても、フィジカルにおいても。球速にしても、恐らく怪我をする前よりも後の方が速いと思う。これは怪我をしたことでトレーニングを合理的に行うようになり、その結果肩が強化されての球速アップだと思う。豊田清投手もまた、怪我をしてリハビリ中のトレーニングの成果により球速がアップしている。<br>
<br>
帆足投手の最大の武器はコントロールと緩急だ。昨年は日本ハムのダルビッシュ投手でさえ９本のホームランを打たれているのに、ダルビッシュ投手よりも球威が劣る帆足投手も１０本に抑えている。これはリーグ２位の被本塁打数の少なさだった。被本塁打が少ないということは根本的にコントロールが安定していて、緩急によりバッターのタイミングを上手く外せている、ということになる。<br>
<br>
帆足投手の場合はストレートと変化球の切れがまったく違う。ストレートは非常に切れ味が鋭いのだが、一転変化球となると良い意味でまるで切れがない。特に右打者アウトローへのチェンジアップと、左打者外角へのパームは、よほど狙っていない限りはなかなか打てないと思う。<br>
<br>
昨年は前半戦でなかなか勝ち星を稼げなかったが、今年このペースで開幕に合わせて行けば、<a href="http://daily-lions.com/2009/04/11takayuki_kishi.php" target="_self">岸投手</a>同様に１５勝を狙える存在になれるかもしれない。帆足投手のキャリアハイは２００５年の１３勝だ。しかしこの時はリリーフによる勝利もあったため、先発のみとして考えたら、２００８年の１１勝が最多となる。<br>
<br>
だが帆足投手の能力を冷静に見て行くと、１１勝という数字は非常に物足りない。２００８年は最後まで防御率争いに加わっていた帆足投手だ。１５勝、防御率２点台前半を目指して２０１０年はシーズンをフルで投げ続けて欲しいと思う。いくらブルペンを補強したからと言え、やはり先発ピッチャーが試合を組み立てられなければ意味がなくなってしまう。厚くなったブルペンを最大限に活かすためにも、やはり帆足投手には１５勝、そして防御率２点台前半という数字を求めたい。これは帆足投手なら、十分にクリア可能な数字だと筆者は考えている。]]>
      
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   <title>ライオンズは再び黄金時代を迎えられるだろうか</title>
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   <published>2010-01-30T14:44:32Z</published>
   <updated>2010-01-30T15:55:23Z</updated>
   
   <summary>ライオンズは近い将来、再び黄金時代を迎えることができるのか、筆者は真剣に考えて見...</summary>
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      <![CDATA[ライオンズは近い将来、再び黄金時代を迎えることができるのか、筆者は真剣に考えて見た。結論から言うと、可能性はあると思う。しかし実現させるとなると、非常に難しいだろう。
<br><br>
まず黄金時代のライオンズだが、あの時代は馴れ合いというものがまったくなかった。例えば選手の誰かが怪我をしたとする。黄金時代であれば、それを悲しみ同情してくれる選手などいない。ましてや怪我を理由に自ら休もうとする選手など皆無だったと言う。
<br><br>
<a href="http://daily-lions.com/2009/10/kimiyasu_kudoh.php" target="_self">工藤投手</a>の著書によれば、ある試合で辻初彦選手が肉離れを起こしてしまった。辻選手と言えば黄金時代の名セカンドで、長い球史の中でも辻選手をナンバー１セカンドに選ぶ人は多い。肉離れを起こせば、普通は治るまで休むのが当たり前。特に現代野球において、肉離れをした選手を試合に出す監督はいないだろう。だが黄金時代を支えた名セカンドの場合は違った。
<br><br>
辻選手は試合後のマッサージルームでトレーナーに対し「明日は代打でもいい。けど明後日は普通に出られるように何とかしてくれ！」と懇願していた。それに対しトレーナーも「肉離れよりも痛いですがいいですか？」と応える。辻選手がうなづくと、トレーナーは辻選手の足をゴリゴリとマッサージし始めた。その痛みは想像を絶する。試合後のロッカールームにはしばらく辻選手の悲痛な叫び声が響き渡っていたらしい。そしてナイトゲームのある翌日も午前１１時には西武球場に現れ、また同じマッサージ。そしてまた辻選手の叫び声。
<br><br>
これが黄金時代のライオンズナインの姿だった。風邪をひいたと言えば「風邪って何？」と言われ、熱があると言えば「俺だって熱くらいある」と返される。それが黄金時代のライオンズだった。誰かに甘えよう、何かに甘えようとする選手は皆無だったし、そういう選手はすぐファーム行きを命じられた。
<br><br>
もちろん２０年前と現在のライオンズを直接的に比べることはできないが、しかし今思うと、本当にプロフェッショナルと呼べる選手はほとんどいなくなってしまった。まさに数えられる程度だと思う。
<br><br>
ライオンズが再び黄金時代を迎えるためには、筆者は不動のキャプテンが必要だと感じている。常にグラウンドに立っている不動のキャプテンだ。そしてそれに最も相応しいのは、筆者は<a href="http://daily-lions.com/2009/05/7yasuyuki_kataoka.php" target="_self">片岡選手</a>だと思っている。２００８年の日本シリーズ、デッドボールを受けてガッツポーズをした片岡選手の姿を覚えているファンは多いと思う。不利なゲーム展開で内野陣がマウンドに集まった時、強い言葉で仲間を鼓舞する片岡選手の姿を目にしたファンも多いと思う。これこそが黄金時代の、ライオンズクラシックに登場した先輩たちの意思を受け継いだ者の姿だと筆者は思う。
<br><br>
もしチームが片岡選手に対し、キャプテンという明確な責任感を与えることができれば、ライオンズは今後、本当に強くなれるだろう。リーグ連覇が当たり前の常勝軍団になっていけると思う。そのためにもプロとして不必要な馴れ合い精神を排除しなければならない。優しさや思いやりは必要だが、しかしそれはあくまでプロフェッショナルとしての優しさであり、思いやりでなくてはならない。
<br><br>
グラウンド外では仲が良くてもいい。しかしグラウンドではプロフェッショナルに徹し、離脱した選手に対し怪我をした英雄のように扱ってはいけない。プロのアスリートとして、怪我は１つのエラーだと考えられないようでは、黄金時代の再来は考えられないだろう。
<br><br>
黄金時代を知るファンにとっては、黄金時代の再来こそただ１つ望むことだ。ライオンズの観客動員数が減ったのは、スター選手の流出が原因ではない。黄金時代が去ったこと、つまり勝てなくなったことが唯一の原因だ。
<br><br>
黄金時代を象徴するライオンズの全身ブルーのあのユニフォームは、決して格好良いデザインとは言えなかったと思う。しかしあのユニフォームで勝ち続けたからこそ、あのユニフォームは格好良く見られるようになった。そして他球団はあのユニフォームを恐れるようになった。<br>
<br>
ライオンズブルーと、西鉄ライオンズのブラックを融合させたレジェンドブルーの現在のユニフォーム。このユニフォームを本当の意味で格好良くさせるには、やはり勝つしか道はない。勝つことこそ伝統を守ることであり、勝つことこそ最高のファンサービスだと思う。]]>
      
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   <title>レオのプリンス岸孝之投手、年上の彼女と結婚</title>
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   <published>2010-01-29T07:25:25Z</published>
   <updated>2010-01-29T07:59:52Z</updated>
   
   <summary>女性ファンの悲鳴が聞こえてくるようだ。レオのプリンス岸孝之投手が、１歳上の女性と...</summary>
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      <![CDATA[女性ファンの悲鳴が聞こえてくるようだ。レオのプリンス<a href="http://daily-lions.com/2009/04/11takayuki_kishi.php" target="_self">岸孝之投手</a>が、１歳上の女性との結婚を発表した。<br>
<br>
２人が出会ったのは日本一になった２００８年の７月、知人の紹介でだった。彼女が北海道出身・在住だったことを考えると、７月２５～２７日の札幌遠征時に知り合ったのだろう。２００８年の岸投手のその頃は、不安定なピッチングを続けている時期だった。調子が良い日は完封や最少失点で勝つのだが、調子が悪いと早いイニングで大量失点しノックアウトされる繰り返し。勝つには勝つのだが、安定感や信頼のおける２年目のスタートではなかった。<br>
<br>
しかし彼女と７月に知り合うと翌８月は、３勝０敗１.３２という防御率で初の月間ＭＶＰを受賞するほどの大活躍。その後はシーズンを６連勝で終え、日本シリーズでもＭＶＰを受賞する大活躍。そして２００９年は開幕６連勝を決め、２年越しでの１２連勝をマーク。まさにエース級の大活躍だった。<br>
<br>
彼女と出会った直後から勝てるようになった岸投手は、彼女のことを勝利の女神と感じるようになった。そして知り合ってから２ヵ月経った９月、正式に交際をスタート。ちなみにその彼女は、宮崎あおい似の美人だそうだ。<br>
<br>
岸投手が若獅子寮を出て１人暮らしを始めたのは２００８年のオフだった。この同時期に彼女が上京をしたということもあり、退寮後すぐに一緒に暮らし始めたらしい。<br>
<br>
正式にプロポーズをしたのは２００９年のシーズン終了後。家では野球の話はほとんどしないため、岸投手も家ではかなりリラックスできているようだ。そして料理も上手なようで、彼女が作る料理のすべてが美味しいと岸投手は頬を弛めている。そして今後彼女は、岸投手を食事面でサポートするため、栄養士の資格取得も検討しているらしい。<br>
<br>
筆者はこのブログで、何度か<a href="http://daily-lions.com/2009/11/column20091109.php" target="_self">岸投手の食の細さを指摘</a>して来た。仲の良い<a href="http://daily-lions.com/2009/04/16hideaki_wakui.php" target="_self">涌井投手</a>の言葉が間違っていなければ、どうやら岸投手は一般人である筆者よりもずっと食が細いらしく、しかも偏食気味だったという。だが彼女のサポートがあれば、これから先の長い野球人生を安心して歩むことができるだろう。<br>
<br>
昨年、２年越しの１３連勝がかかった試合で敗れた日。彼女は岸投手に対し「負けてよかったね」と言ったそうだ。普段野球の話をほとんどしない彼女のこの一言で岸投手は肩の荷を降ろすことができ、２００９年も１３勝を挙げることができた。<br>
<br>
１年目から１１勝、１２勝、１３勝と数字を高めてきた岸投手。今後も末広がりに成績が向上して行くことを願い、彼女が選んだ婚姻届提出日は１月２３日。<br>
<br>
挙式・披露宴は今シーズン終了後の１２月に行う予定のようだ。生涯の伴侶と出会うことのできた岸投手。果たして今シーズンはどれだけの大活躍を見せてくれるのだろう。松坂大輔投手も達成できなかった、入団から４年連続２ケタ勝利を挙げることはできるのだろうか。いや、岸投手が普通に実力を発揮しさえすれば十分に可能な数字だ。今シーズンは岸投手が挙げる目標、１５勝という数字を達成し、初の投手タイトルを獲得してもらいたい。<br>
<br>
岸投手、本当におめでとうございます。これから夫人と幸せな家庭を築き、二人三脚で２００勝を目指して頑張ってください。]]>
      
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   <title>ボール以上に素晴らしかった雄星投手の能力</title>
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   <published>2010-01-28T07:10:20Z</published>
   <updated>2010-01-28T07:48:46Z</updated>
   
   <summary>西武ドーム前にあるさやま食堂で１月２３日から登場した６５０円の雄星ラーメン。グラ...</summary>
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      <![CDATA[西武ドーム前にあるさやま食堂で１月２３日から登場した６５０円の雄星ラーメン。グラウンド外での話題にも事欠かない<a href="http://daily-lions.com/2009/10/yusei_kikuchi.php" target="_self">雄星投手</a>だが、連日の彼のコメントや考え方、性格を知れば知るほど、ひょっとしたら１年目から活躍できるのかもしれない、と思えるようになって来た。変化球の精度が現段階でどれだけか分からないため、確信することはできない。しかしこの半年の雄星投手を見続けた感想は、本当に成長が速かったということだ。<br>
<br>
ファンから見ると、雄星投手の純朴すぎる性格が少し心配だった。投手とはある意味、お山の大将的な性格であることが望ましいからだ。多少ボールが行っていなかったとしても、自身満々な顔で投げられると、バッターはなかなかボールを捕らえ切れない。そのためピッチャーという人種には、多少の自信過剰気味な性格が必要なのだ。<br>
<br>
そして負けず嫌いという性格も重要だ。先日のブルペン後、雄星投手は<a href="http://daily-lions.com/2009/05/27toru_hosokawa.php" target="_self">細川捕手</a>に「今日は調子が悪かったんでしょう」とコメントされた。正捕手のこの言葉に雄星投手の負けず嫌いな性格が燃え上がったようだ。翌日のブルペンでは見事細川捕手をうならせるボールを投げた。<br>
<br>
筆者が１年目からの活躍に可能性を感じ始めたのは、雄星投手が残した「思い通りのボールを投げられれば自信はあります。あとはその確率を上げること」というコメントが切っ掛けだった。高卒１年目のルーキーが言える言葉ではない。少なくとも確率について考えられる高校生投手なんて、探してもまず見つからないはずだ。雄星投手の自信が、いつ確信に変わるか筆者は常に注目していたいと思う。<br>
<br>
そして同じ東北人でもあり正妻になるであろう細川捕手は、「ごつい体からあれだけ柔らかく投げられる。すごくいいボールだった」と評している。だが上体に力が入ると途端にボールの回転が悪くなるとも言っていた。<br>
<br>
筆者は基本的には、ボールの回転よりも打たれないボールを投げることを優先に考えている。例えばボールがシュート回転していようとも、それで抑えられる組み立てさえできれば問題ない、ということだ。しかしそれを考えていく上でも、やはりボールの回転というのは大切な要素となってくる。<br>
<br>
そもそもボールの回転が悪くなるとは、ストレートの場合バックスピンの角度が傾いてしまったり（シュート回転やスライダー回転）、回転数が減ってしまうことを表す。<br>
<br>
バックスピンストレートの回転軸が左右にぶれてしまうと、<a href="http://daily-lions.com/2010/01/magnus_effect.php" target="_self">マグナス力</a>の恩恵を受けられなくなり、バッターの手元でボールが垂れてしまう。つまり打ち頃のストレートになってしまうというわけだ。ピッチャーがピッチングにおいて力を入れるポイントはただ１つ。リリース時のみだ。上体に力が入ってしまうということは、リリース以外のポイントにも手・腕に力が入ってしまっているということになる。<br>
<br>
リリースポイント以外にも力が入ってしまうと、余分なエネルギーが増えた分リリースポイントにブレが生じるし、スタミナの消耗にも繋がる。リリースが遅れればシュート回転するし、早まればスライダー回転してしまう。例えば左ピッチャーが右バッターの内角にストレートを投げた時シュート回転してしまうと、ボールは真ん中に入ってしまい、簡単に痛打されてしまう。このような意味で、ボールの回転はピッチャーにとって大切な要素となってくるのだ。<br>
<br>
そして雄星投手が素晴らしい点は、そういうことを考えながらブルペンでボールを投げられているということだ。これはやろうとしてもなかなかできることではない。マウンド上での修正能力の有無は、エースになれるかなれないかを意味する。修正能力が高ければ高いほどエースに近づけるし、修正能力がなければ素晴らしいボールを持っていたとしても、１軍で活躍することはできないだろう。雄星投手の場合この修正能力、そして考える能力が非常に高い。こういう点から見て行っても、雄星投手が１年目から１軍で勝てる可能性は、少しずつだが高まっていると言える。<br>
<br>
恐らくキャンプ中やオープン戦の前半は、比較的打ち込まれるような気がする。だが３月も後半に差し掛かり、スライダーの完成度が高まった時、結果は別としていよいよ実力を発揮し出すところだと思う。雄星投手の冷静さがあれば、打ち込まれてへこむことはないだろう。打たれた理由を１つ１つ考え、しっかり修正してくるはずだ。この修正が上手く行き、雄星投手の言う「確率」が上がってくれば、開幕後の１軍帯同にも光が見えてくると筆者は考えている。]]>
      
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   <title>ブラウン選手、笑顔で成田空港に到着</title>
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   <published>2010-01-27T12:36:03Z</published>
   <updated>2010-01-27T12:51:51Z</updated>
   
   <summary>本日ブラウン選手が成田空港に到着した。１０時間にも及ぶロングフライトだったようだ...</summary>
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      <![CDATA[本日<a href="http://daily-lions.com/2010/01/42dee_brown.php" target="_self">ブラウン選手</a>が成田空港に到着した。１０時間にも及ぶロングフライトだったようだが疲れているような素振りは見せず、「スマイル、オールウェイズ！（いつでも笑顔さ）」と取材陣に笑顔で挨拶をしたようだ。<br>
<br>
今日の便で着いたということは、ひょっとしたら明日の出陣式に出席するのかもしれない。筆者は出陣式には行けないが、そのニュースはしっかりチェックしてみようと思う。<br>
<br>
ブラウン選手だが、筆者の予想を反して意外にもチームバッティングを優先しようと考えているらしい。普通なら３割・３０本と言いそうなところだが、ブラウン選手は３割１００打点を目標に挙げていた。この意識で変化球の多い日本の野球に慣れて行ってくれれば、ひょっとしたら早い時期から打ち出すかもしれない。<br>
<br>
日本の野球に関してはすでに調査済みのようだ。２００２年にロイヤルズでチームメイトだったマック鈴木投手から、色々なことを聞いてきたらしい。そして彼から日本の野球について教えてもらっているうち、３年くらい前から「日本でプレーしてみたい」という気持ちが芽生え出したようだ。<br>
<br>
外国人選手の多くは、基本的には日本の野球を見下した状態で入ってくる。アレックス・カブレラ選手やスコット・マクレーン選手もそうだった。これに対し当時の<a href="http://daily-lions.com/2010/01/21osamu_higashio.php" target="_self">東尾監督</a>は、フリーバッティングでカブレラ、マクレーン両選手に対し、松坂大輔投手に本気で投げさせた。「あいつらの鼻っ柱を折って来い」と松坂投手に耳打ちし、フリーのマウンドに登らせたと言う。東尾監督のこのような対応があったからこそ、カブレラ選手、マクレーン選手は１年目から実力を発揮することができた。<br>
<br>
ＷＢＣ２連覇の影響もあるだろうが、マック鈴木投手に日本野球のレベルの高さを教えられてきたブラウン選手は、他の助っ人よりも活躍できる可能性は高いと思う。恐らく日本の野球に対応できるように、しっかりと準備をしてきているはずだ。<br>
<br>
２月１日、キャンプインはいよいよ５日後に迫った。ブラウン選手がどのようなプレーを見せてくれるのか、ファンとしては大きな期待を寄せたいと思う。]]>
      
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   <title>優勝は昨年機能しなかった外国人の活躍が必須</title>
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   <published>2010-01-27T06:34:43Z</published>
   <updated>2010-01-27T07:10:11Z</updated>
   
   <summary>２００９年、ライオンズが勝ち切れなかったのはクローサー不在だけが理由ではなかった...</summary>
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      <![CDATA[２００９年、ライオンズが勝ち切れなかったのはクローサー不在だけが理由ではなかった。多くの場で言われていることだとは思うが、やはり外国人選手が機能しなかったことが、大きな敗因の１つだったと思う。現代野球において外国人選手の活躍は不可欠だ。いくらライオンズの日本人選手が優れているとはいえ、外国人選手の活躍なしに優勝することは非常に難しい。<br>
<br>
まずシーズン早々に<a href="http://daily-lions.com/2009/10/54alex_graman.php" target="_self">グラマン投手</a>が離脱してしまったのは一番痛かった。本来ならここで<a href="http://daily-lions.com/2009/04/14chikara-onodera.php" target="_self">小野寺投手</a>らが奮起しなくてはならなかったのだが、森山元コーチには「小野寺力不足」と言われ、親友である<a href="http://daily-lions.com/2009/07/9shogo_akada.php" target="_self">赤田選手</a>からは「<a href="http://daily-lions.com/2009/10/kimiyasu_kudoh.php" target="_self">工藤さん</a>に鍛えなおしてもらえばいいのに」と言われてしまった。結局２００９年は、最後までグラマン投手の穴を埋めることができなかった。<br>
<br>
そして２００８年は恐怖の９番とも呼ばれたボカチカ選手が、昨年は機能しなかったのも大きかった。１年の大半をファームで過ごし、１軍でも打てていたのは春先の短い間のみで、他球団に研究されてしまったあとはまったく打てないまま終わってしまった。<br>
<br>
だが２０１０年は同じような結果にはならないだろう。グラマン投手も春季キャンプはＡ班入りを果たし、早期復活が期待できそうな状況だ。そしてさらに心強いのは<a href="http://daily-lions.com/2010/01/50brian_sikorski_.php" target="_self">シコースキー投手</a>の加入だ。彼はグラマン投手同様、先発としては良い結果を残せなかったが、しかりリリーバーとしては文句の付けようのない実績を残している。グラマン投手とシコースキー投手がしっかり機能してくれれば、昨年は不安だらけだったブルペンも、今年は１２球団でもトップクラスになれる可能性がある。<br>
<br>
打の方では、今シーズンは２季振りに外国人バッターが新加入した。<a href="http://daily-lions.com/2010/01/42dee_brown.php" target="_self">ブラウン選手</a>なのだが、パッと見た感じではブラゼル選手にタイプが非常に似た選手だと思う。左打ちであることから、<a href="http://daily-lions.com/2009/07/99hisanobu_watanabe.php" target="_self">渡辺監督</a>は恐らく５番で起用していくだろう。<br>
<br>
選手としての重要度から言えば、本音は<a href="http://daily-lions.com/2009/04/46ggsatoh.php" target="_self">G.G.佐藤選手</a>を５番で起用したいと誰もが思うところではある。しかし投手出身の渡辺監督は、投手が投げにくいと感じるオーダーをよく心得ている。<br>
<br>
セオリーとして打者は、投手とは逆手の方が打ちやすいとされている。これは変化球が外へ逃げていくよりも、内に近づいてくることの方が多いためだ。もちろん他にも細かな理由はいくつかあるのだが、基本的には変化球対策ということになる。<br>
<br>
パ・リーグの場合は予告先発制を採用しているため、オーダーは前日からしっかり固めることができる。打者出身監督の場合は、相手が左投手だった場合、ズラリと右打者を並べたがる。また相手が右投手であれば、１人でも多くの左打者をオーダーに起用する。しかしこれは投手の視点から言えば、決して打者有利とはならないのだ。<br>
<br>
例えば左投手の視点から、右打者がズラリと並んだオーダーを見ると、投球時の的が絞りやすくなる。つまりバッターがいつでも右打席に立っているということから、ピッチャーはその視界に目が慣れてくるのだ。そうするとコントロールも定まってくるし、一々バッターの姿を気にせずに投げられるようになる。このような投手心理をよく理解しているのが、投手出身監督の特徴だ。<br>
<br>
このような理由からも、ブラウン選手がよほど打てないか、G.G.佐藤選手がよほど打つかしない限りは、５番ブラウン・６番G.G.佐藤というオーダーになるだろう。<br>
<br>
渡辺監督の中では、ブラウン選手には打率３割弱・ホームラン３０本弱の数字を期待していると思う。これでもし３割３０本打ってくれたらラッキーという感覚だろう。ブラウン選手にはあくまでも左打席で、ピッチャーの視点を変えさせるバッティングを期待しているはずだ。そして右のG.G.佐藤選手に少しでも狙いやすい状況を作ってあげる、これが渡辺監督の考えだと思う。<br>
<br>
現に２００９年、G.G.佐藤選手が絶好調になっても、渡辺監督は多くの試合で５番には左の<a href="http://daily-lions.com/2009/10/5yoshihito_ishii.php" target="_self">石井義人選手</a>を起用していた。しかしブラウン選手が加入した今年は恐らく、石井選手は主に７・９番になるのではないだろうか。こうなってくると相手投手からすると本当に恐い打線になる。他のチームではクリーンアップを打っていてもおかしくない石井選手が下位打線にいるのだ。スピードもあり、連打もあり、パワーもある。ライオンズ打線はいよいよ完成形に向かっていると言っても過言ではないだろう。<br>
<br>
ブラウン選手が期待通り３割弱・３０本弱打ってくれれば、打線としてはほぼ完璧と言っていい状態になる。そうなれば、チームも２００８年以上の成績を残すことになるだろう。投手陣の不安要素はかなり軽減された。あとは打線がしっかり線として繋がってくれれば、黄金時代の再来はそう遠くにはならないはずだ。そしてその鍵を握っているのが、外国人選手だと言える。]]>
      
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   <title>夢を与え続けている人、工藤公康投手</title>
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   <published>2010-01-26T07:11:46Z</published>
   <updated>2010-01-26T17:50:40Z</updated>
   
   <summary>日本のプロ野球は今、大きく変わろうとしている。国際試合への対応も急ピッチで進めら...</summary>
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      <![CDATA[日本のプロ野球は今、大きく変わろうとしている。国際試合への対応も急ピッチで進められ、今シーズンからプロ野球もボール・ストライクの順でカウントをコールすることになった。今までは２ストライク・１ボールとコールされていたが、これが今年からは１ボール・２ストライクとコールされるようになる。恐らくプロ野球中継でもこれは変更され、今までは上からストライク（黄）・ボール（緑）・アウト（赤）の順番で表示されていたのが、今年からは緑・黄・赤の順番に変わっていくのだろう。<br>
<br>
そしてボールに関しても、加藤コミッショナーはなるべく早く１２球団でボールを統一したい意向のようだ。これに関しては筆者は加藤コミッショナーに賛成なのだが、しかし現実的にはボールを一社のものに統一してしまうことで独占禁止法に抵触してしまう可能性があるらしい。だがこのように国技である野球の発展を阻む法なのであれば、改正や特例も認めるべきだと思う。<br>
<br>
そもそも日本で硬式ボールが作られるようになったのは大正時代のことだった。アメリカから持ち帰られたボールを真似て作り始めたのだが、その当時のアメリカの硬式ボールは縫い目が１３０個だったり、１１６個だったりと統一されていなかった。しかもアメリカ人向けに作られたボールは、当時の日本人の手の大きさにはあまりに大きすぎた。そのため日本のボール製造業者が改良に改良を加え、現在の硬式ボールの素を作り上げた。それが大正５年のことだった。<br>
<br>
予断ではあるが物理的に野球を見て行った時、<a href="http://daily-lions.com/2009/10/yusei_kikuchi.php" target="_self">雄星投手</a>が投げる１５０ｋｍのボールを、<a href="http://daily-lions.com/2009/04/46ggsatoh.php" target="_self">G.G.佐藤選手</a>が１５５ｋｍのバットスウィングでジャストミートすると、ボールとバットが触れ合っている時間は約１０００分の１秒で、その僅かな時間の間にボールは約半分の大きさまでつぶされる。そしてその時の衝撃は実に１.５トンを超える。<br>
<br>
早ければ来シーズンから導入される可能性のあるグローバル・ワールド・シリーズ構想。今筆者が最も期待しているのがＧＷＳの開催だ。つまりメジャーナンバー１チームと日本のナンバー１チームが、真のチャンピオンの座をかけて戦う優勝決定シリーズだ。両国のコミッショナー同士は現実的に話し合いを進めているようだが、しかし両国ともに前向きではない人もいる。<br>
<br>
アメリカではやはりＷＢＣ同様、オーナーたちは選手の怪我を懸念しているのだろう。そして日本でも阪神の新井選手会長が懸念を示している。ファンからすれば、オーナーの意見は分からないでもない。特にアメリカのベースボールはビジネス色が濃いことから、選手を１つの投資対象と見なしている。だが選手にだけは前向きになってもらいたい。多くの選手がメジャー移籍を熱望し、野球最高峰でのプレーを希望しているのだ。しかしＧＷＳが実現されれば、メジャー移籍をしなくてもそれが可能になる。遊び半分で開催されていた日米野球とも訳が違う。<br>
<br>
もちろん新井選手は、開催するにあたって様々な問題点があることを承知の上であえて否定的なコメントをしたのだと思う。恐らくそれは古田選手会長であっても、純粋に喜びのコメントだけを出すことはなかっただろう。しかしファンとしては選手に喜んでもらいたいわけだ。ＷＢＣのようなナショナルチームでの対戦もエキサイティングするのだが、しかし球団対球団、プロチーム対プロチームのガチンコ対決も、ファンとしては見てみたいのだ。<br>
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<a href="http://daily-lions.com/2009/04/16hideaki_wakui.php" target="_self">涌井投手</a>の投球術が、メジャーリーガーにどこまで通用するのか。<a href="http://daily-lions.com/2009/04/11takayuki_kishi.php" target="_self">岸投手</a>のカーブをメジャーリーガーたちはバットに当てられるのか。G.G.佐藤選手のパワーはメジャークラスなのか。<a href="http://daily-lions.com/2009/04/60takeya_nakamura.php" target="_self">中村選手</a>はメジャーのエースを粉砕できるのか。ファンの夢は尽きることはない。<br>
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日本という国が経済的に発展していった背景には、常に野球があった。巨人軍には長嶋・王というスーパースターが存在し、他のチームは巨人に勝つことに命をかけて戦っていた。ファンはそのようなプロフェッショナルのガチンコ対決に胸を打たれ「よし、俺も頑張ろう！」という気持ちにさせられていた。<br>
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しかし今はどうだろうか。１００球を超えたら降板を直訴する先発ピッチャーさえ存在してしまうほどだ。これでは夢も何もあったものではない。「相手の先発がマウンドにいる限りは、俺もマウンドを誰かに譲る気はない」、そう考えているピッチャーは果たして球界に何人いるのだろうか。涌井秀章投手のような考えの持ち主は、稀少とも言える。<br>
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今日本だけではなく、世界中から夢というものが減ってしまっている。これが不況を呼び起こした最大の要因ではないだろうか。夢がないから頼れるものはお金、という発想に繋がってしまう。もちろんお金は大切だ。だが貧乏であっても夢さえあれば心は満たされるし、幸せになることはできる。幸せになれないお金持ちよりも、幸せな貧乏人の方がきっと輝いているはずだ。<br>
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そして我々一般人にそんな夢を与えてくれるはずの存在が、プロ野球選手たちなのだ。<a href="http://daily-lions.com/2009/10/kimiyasu_kudoh.php" target="_self">工藤投手</a>の子どもの頃は、本当に生活が貧しかったらしい。５人兄弟の４男として育った工藤投手は、着る物は当然お下がりばかりだし、習字の道具も兄弟で１セットしか買ってもらえなかった。そのためもし兄と習字の授業が被ってしまうと、工藤投手は先生に「忘れました」と言って叱られるしか選択肢はなかった。<br>
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高校３年で西武の入団が決まるまでは、コーンスープの存在すら知らなかった工藤投手。コーンスープの存在を初めて知ったのは、入団交渉の挨拶が行われたホテルでの食事の席だった。工藤投手と両親、そして西武の担当者での会食。コーンスープのあまりの美味しさに、工藤家３人は全員でお代わりしてしまったそうだ。<br>
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貧しい家に育った工藤投手でも、夢を失わずに頑張り抜いたことで日本の野球史に名を残す大投手となった。そして今は我々ファンのみならず、中年の星として今なお現役で投げ続けている。そして今年の５月５日には４７歳を迎える。これこそ夢を失わずにいるということの強みだと筆者は思う。工藤投手は今もメジャー挑戦への夢を失ってはいない。<br>
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工藤投手にはＧＷＳが実現するまで現役で投げ続けていて欲しい。そしてライオンズの一員として日本一に輝き、メジャーナンバー１チームを相手に投げて欲しい。そして我々ファンに、更なる夢を与えて欲しい。<br>
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生きるということにおいて最も恐ろしいのは、夢を失うことだと筆者は考えている。もちろん筆者にも夢がある。まだ幼い頃に、工藤投手と<a href="http://daily-lions.com/2009/07/99hisanobu_watanabe.php" target="_self">渡辺久信投手</a>に与えられた夢。叶うかどうかは分からない。しかしその夢があるからこそ、毎日を頑張ることができる。<br>
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プロ野球選手は損得勘定で言葉を発するのではなく、野球選手としての本能だけで喋っていてもらいたい。その方がファンはより多くの夢を持つことが出来るのだ。夢を与えることこそプロ野球選手の最大の仕事だと思う。そしてその夢を与え続けている工藤投手は、２００勝を達成したという偉業よりもさらに素晴らしいと思う。]]>
      
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