【2015年5月30日埼玉西武ライオンズVS阪神タイガース交流戦第3戦】
昨日の大勝の流れを続けたい埼玉西武ライオンズ。本日の先発ピッチャーは郭俊麟(カクシュンリン)投手。このところ白星に恵まれていない戦いが続いているため、気合の入る一戦だ。
本日はショートに金子侑司選手に代わり、渡辺直人選手が入った。金子侑司選手は2015年5月28日の試合でショートゴロを1塁へ悪送球した事が記憶にある。一つ一つのプレーが、減点方式でスタメン変更につながってしまうのかもしれない。
また、木村文紀選手もスタメン入りしたことで長打が期待できる試合展開となる。
【1回表】
郭俊麟投手は、ストレート、スライダー、カーブをふんだんに織り交ぜながら、自分の力を確かめる投球をつづけた。頑張ったが、強打者マートン選手にデッドボールを与えるなどして、1回表は1失点してしまう。
最終的に2アウト満塁の大ピンチに陥ってしまい、首脳陣も肝を冷やした所で、台湾代表ピッチャーとしての本来のピッチングが戻り、阪神タイガースに追加点を許さず抑えた!
【6回表】
埼玉西武ライオンズ先発ピッチャー郭俊麟投手は6回表に100球を超えてしまう。先頭バッターの阪神タイガース伊藤隼太選手にライトフライを打たれる。このフライを、本日スタメン木村文紀選手が落球してしまう。一度はグラブに収まったのだが、気持ちの問題か、この1プレーで郭俊麟投手の心が折れ、非常に残念な展開となる。
その後、タイムリーツーベースで1失点した郭俊麟投手は、何故か上本博紀選手を敬遠してマウンドを降りる。
その後、武隈祥太投手のフォアボールで満塁になったあと、1失点。
つづいて、岡本篤志投手がすぐに継投して1失点と、6回表で3失点した。
郭俊麟投手の敬遠と、武隈祥太のフォアボール、そして満塁。この流れはどういった意味を持って采配したのだろうか。最終的にチームとしての勝敗に影響はないものの、郭俊麟投手自身にとっては大きな意味のある戦いのため、田邊徳雄監督の采配がきになる。
【7回表】
7回表から宮田和希投手の継投だ。武隈祥太投手と岡本篤志投手は6回の数イニングづつの登板だったが、調子が悪かったのだろうか。得点は、西武1-4阪神という状態なので、田邊徳雄監督は宮田和希投手を試してみるという気持ちだったのだろうか。
その宮田和希投手だが、2アウト1-2塁、阪神タイガース上本博紀選手との対戦場面。非常に素晴らしいフィールディングを見せている。上本博紀選手の打球が1塁ベースに当たり、それを宮田和希投手がきちんとフォローしている。プレーとしては非常に珍しいプレーだが、丁寧にピッチャーの仕事をしているという証拠でもある。
投球内容としては、それなりに打たれながらも無失点に抑えた。
【7回裏】
阪神タイガース先発ピッチャー能見篤史投手が100球近くになり、埼玉西武ライオンズ木村文紀選手はストレートを打ち返す。これがショートゴロになりかけたが、木村文紀選手のヘッドスライディングでギリギリセーフ。この先輩のプレーで埼玉西武ライオンズ選手に火がついた。
つづく、炭谷銀仁朗選手が外角高めチェンジアップを見逃さずフェンスへのツーベースヒットにする。そして、長打も打てる渡辺直人選手が犠牲フライで1点を返す。
打順は先頭バッター秋山翔吾選手になり、5球目低めのフォークをレフトへのライナーヒットにし、炭谷銀仁朗選手が返り、西武3-4阪神のとする。
その後、栗山巧選手のフォアボールなどで、2アウトランナー1-2塁、バッターは昨日満塁ホームランを打っている中村剛也選手。
中村剛也選手は継投安藤優也投手の内角低め137km/hストレートを振りぬき、レフトスタンドへ15号ホームランを打つ。これで一気に3点入り逆転。この時点で、勝ち投手権利は宮田和希投手になる。宮田和希投手は丁寧なプレーが実った瞬間だ。
【感想】
その後、8回にも3得点し、西武9-4阪神で大勝利をおさめる。なにより、宮田和希投手がプロ7年目にして初勝利をおさめたことが最大の朗報といえる。宮田和希投手の投球内容自体は完璧なものとは言いがたかったが、その丁寧なフィールディングからわかるように非常に真面目な選手だ。
福泉高-甲賀健康医療専門学校から2009年に埼玉西武ライオンズへ6位指名で入団している。左右投げができるという特技を持っており、今季は抑えとして素晴らしい活躍をした試合もある。宮田和希投手がチームを救った試合はこちら。
今年は結婚もして責任もました宮田和希投手。遠距離恋愛で結婚した宮田和希投手はこちら。
なお、本日の試合はエビスビールデーということで、エビスビールのイメージガール朝比奈恵美さんもMVPインタービューに同席している。
郭俊麟投手としては勝ち投手を譲ったことになるが、味方の援護で4勝の勝ち投手権利を得ている武隈祥太投手に譲りすぎている感もあるので、宮田和希投手のプロ初勝利に貢献できたと考えれば、郭俊麟投手も不満ではないはずだ。ただ、郭俊麟投手、この試合で勝利投手になるために思いつめている感もあったことは事実だ。だから、埼玉西武ライオンズファンには、郭俊麟投手の事も応援してほしい。
【インタビュー】
昨日の大勝の流れを続けたい埼玉西武ライオンズ。本日の先発ピッチャーは郭俊麟(カクシュンリン)投手。このところ白星に恵まれていない戦いが続いているため、気合の入る一戦だ。
本日はショートに金子侑司選手に代わり、渡辺直人選手が入った。金子侑司選手は2015年5月28日の試合でショートゴロを1塁へ悪送球した事が記憶にある。一つ一つのプレーが、減点方式でスタメン変更につながってしまうのかもしれない。
また、木村文紀選手もスタメン入りしたことで長打が期待できる試合展開となる。
【1回表】
郭俊麟投手は、ストレート、スライダー、カーブをふんだんに織り交ぜながら、自分の力を確かめる投球をつづけた。頑張ったが、強打者マートン選手にデッドボールを与えるなどして、1回表は1失点してしまう。
最終的に2アウト満塁の大ピンチに陥ってしまい、首脳陣も肝を冷やした所で、台湾代表ピッチャーとしての本来のピッチングが戻り、阪神タイガースに追加点を許さず抑えた!
(3回表、3回までの横田投手コーチによる郭俊麟投手についてのコメント)
余裕がない感じがする。バックを信じて投げてほしいし、ストライクゾーンで勝負してほしい。
【6回表】
埼玉西武ライオンズ先発ピッチャー郭俊麟投手は6回表に100球を超えてしまう。先頭バッターの阪神タイガース伊藤隼太選手にライトフライを打たれる。このフライを、本日スタメン木村文紀選手が落球してしまう。一度はグラブに収まったのだが、気持ちの問題か、この1プレーで郭俊麟投手の心が折れ、非常に残念な展開となる。
その後、タイムリーツーベースで1失点した郭俊麟投手は、何故か上本博紀選手を敬遠してマウンドを降りる。
その後、武隈祥太投手のフォアボールで満塁になったあと、1失点。
つづいて、岡本篤志投手がすぐに継投して1失点と、6回表で3失点した。
郭俊麟投手の敬遠と、武隈祥太のフォアボール、そして満塁。この流れはどういった意味を持って采配したのだろうか。最終的にチームとしての勝敗に影響はないものの、郭俊麟投手自身にとっては大きな意味のある戦いのため、田邊徳雄監督の采配がきになる。
郭俊麟投手
(6回表、5回1/3、105球、被安打6、奪三振4、与四死球5、失点4、自責点1)
(6回表、5回1/3、105球、被安打6、奪三振4、与四死球5、失点4、自責点1)
今日はいい状態でした。
腕も振れたと思うし、途中みんなからも声をかけられ勇気づけられました。
しかし初回の失点と2つの死球は非常に残念です。
【7回表】
7回表から宮田和希投手の継投だ。武隈祥太投手と岡本篤志投手は6回の数イニングづつの登板だったが、調子が悪かったのだろうか。得点は、西武1-4阪神という状態なので、田邊徳雄監督は宮田和希投手を試してみるという気持ちだったのだろうか。
その宮田和希投手だが、2アウト1-2塁、阪神タイガース上本博紀選手との対戦場面。非常に素晴らしいフィールディングを見せている。上本博紀選手の打球が1塁ベースに当たり、それを宮田和希投手がきちんとフォローしている。プレーとしては非常に珍しいプレーだが、丁寧にピッチャーの仕事をしているという証拠でもある。
投球内容としては、それなりに打たれながらも無失点に抑えた。
【7回裏】
阪神タイガース先発ピッチャー能見篤史投手が100球近くになり、埼玉西武ライオンズ木村文紀選手はストレートを打ち返す。これがショートゴロになりかけたが、木村文紀選手のヘッドスライディングでギリギリセーフ。この先輩のプレーで埼玉西武ライオンズ選手に火がついた。
つづく、炭谷銀仁朗選手が外角高めチェンジアップを見逃さずフェンスへのツーベースヒットにする。そして、長打も打てる渡辺直人選手が犠牲フライで1点を返す。
打順は先頭バッター秋山翔吾選手になり、5球目低めのフォークをレフトへのライナーヒットにし、炭谷銀仁朗選手が返り、西武3-4阪神のとする。
その後、栗山巧選手のフォアボールなどで、2アウトランナー1-2塁、バッターは昨日満塁ホームランを打っている中村剛也選手。
中村剛也選手は継投安藤優也投手の内角低め137km/hストレートを振りぬき、レフトスタンドへ15号ホームランを打つ。これで一気に3点入り逆転。この時点で、勝ち投手権利は宮田和希投手になる。宮田和希投手は丁寧なプレーが実った瞬間だ。
中村剛也選手
(7回裏、7回、左中間第15号3ランホームラン)
シュートです。気合で打ちました。
(7回裏、7回、左中間第15号3ランホームラン)
シュートです。気合で打ちました。
【感想】
その後、8回にも3得点し、西武9-4阪神で大勝利をおさめる。なにより、宮田和希投手がプロ7年目にして初勝利をおさめたことが最大の朗報といえる。宮田和希投手の投球内容自体は完璧なものとは言いがたかったが、その丁寧なフィールディングからわかるように非常に真面目な選手だ。
福泉高-甲賀健康医療専門学校から2009年に埼玉西武ライオンズへ6位指名で入団している。左右投げができるという特技を持っており、今季は抑えとして素晴らしい活躍をした試合もある。宮田和希投手がチームを救った試合はこちら。
今年は結婚もして責任もました宮田和希投手。遠距離恋愛で結婚した宮田和希投手はこちら。
なお、本日の試合はエビスビールデーということで、エビスビールのイメージガール朝比奈恵美さんもMVPインタービューに同席している。
郭俊麟投手としては勝ち投手を譲ったことになるが、味方の援護で4勝の勝ち投手権利を得ている武隈祥太投手に譲りすぎている感もあるので、宮田和希投手のプロ初勝利に貢献できたと考えれば、郭俊麟投手も不満ではないはずだ。ただ、郭俊麟投手、この試合で勝利投手になるために思いつめている感もあったことは事実だ。だから、埼玉西武ライオンズファンには、郭俊麟投手の事も応援してほしい。
【インタビュー】
-はじめに、投げてはプロ初勝利、宮田投手です! おめでとうございます!
(宮田和希投手)ありがとうございます!
-あらためて、簡単に私たち7年と言いますけれど、今のお気持ちいかがですか?
(宮田和希投手)長かったです!
-どんなことが頭をよぎりますか?
(宮田和希投手)いろいろ失敗も多かったんですけど、今日を迎えられたのはすごくうれしいです!
-ナイスピッチングでした! ボールを見せてくださいますか? 今左手にお持ちのウイニングボール、どんな感触ですか?
(宮田和希投手)あったかいです。
-どこに飾りますか?
(宮田和希投手)実家に飾ります。
-そして7回には中村選手に大きな一発が出ました。あの瞬間、どんな気持ちでしたか?
(宮田和希投手)後ろでおおはしゃぎしてました。
-今、ベンチで中村選手も見てらっしゃいますけれども…。
(宮田和希投手)ありがとうございます!
-ピースをして応えてくれました。それでは、大勢のライオンズファンに一言お願いします!
(宮田和希投手)これからもしっかり投げていくので、応援よろしくお願いします!
-それでは、背番号60番、まさに今日のヒーロー・中村選手です! ナイスゲームでした!
(中村剛也選手)ナイスゲームでした!!
-昨日に続いて今日も大きなホームラン。あの7回の打席での心境を教えてください。
(中村剛也選手)皆がつないでまわってきたので、何とか打ちたいと思っていました。
-打ったボールはどんな球種でしたか?
(中村剛也選手)シュートみたいな。はい。
-昨日6打点、今日3打点ですから、2日で9打点! 感触は?
(中村剛也選手)何の感触ですか?
-昨日、今日のホームランを打った感触はいかがでしたか?
(中村剛也選手)まあまあです。
-それと、交流戦は最多ホームランを伸ばして63号です! それについてはいかがですか?
(中村剛也選手)何も思ってないですけど、もっと打ちます!
-それではおしまいに、これでリーグの首位も再び見えてきました。今チームの状態はどうですか?
(中村剛也選手)昨日今日、いい形で勝ててるので、この流れでまた頑張っていきたいと思います!
-もっともっと打ってください! おめでとうございます!
(中村剛也選手)ありがとうございます!
【田邊徳雄監督】
【田邊徳雄監督】
(今日の試合展開について)
流れと言い、ゲームの雰囲気と言いタイガースペースで進行していたので、後半の7回、8回でよくみんなが集中して攻撃したと思います。
(7回に内野安打を放った木村選手について)
その前に彼のミスで失点してしまいましたけれども、彼の何とかしようという気持ちがチームのみんなに勢いというものを感じさせて、結果みんなが一つになってこのゲームを取れたと思います。
(4番・中村選手の一発について)
なんとかチャンスで4番・中村に回した結果、4番という仕事を今日もしてくれたと、見事な一発でしたね。
(先発の郭俊麟投手について)
前半を見ると窮屈なピッチングではあったんですけれどもね、結果的には失点が少なく何とか乗り切ってくれたので、まだまだ課題はあるんですけれどもね、チャンスはまた1回あげられると思います。
(5月を乗り越え、5カードぶりの勝ち越しを決めたことについて)
5月は厳しい遠征もありましたし、厳しい戦いの中で何とか5月の勝ち越しを決めたと言うことは、チームとしても一致団結して戦い抜いたという感じもありますし、6月に向けて岸も戻ってきますので、ここでまたもう1つ、6月は勝ち越し、勝ちを1つでも多くいきたいと思います。 応援クリックお願いします!