【2015年5月13日埼玉西武ライオンズVS北海道日本ハムファイターズ第6回戦】
 本日は2014年埼玉西武ライオンズドラフト2位指名の佐野泰雄投手が先発出場となる。
 佐野泰雄投手は高校時代は埼玉県立和光高等学校、大学は同じく埼玉県の平成国際大学に在籍。特に高校時代は埼玉西武ライオンズ本拠地まで20kmの距離で生活しており、埼玉西武ライオンズに来るべくしてやってきた期待の新人だ。
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【3回表】
 北海道日本ハムファイターズ先発ピッチャーはメンドーサ投手。手強い相手だ。
 対して、埼玉西武ライオンズは3回表秋山翔吾選手がど真ん中スライダーをレフト前ライナーヒットにしたところから始まる。
 その後、浅村栄斗選手がフォアボールを選び、打者は主砲の中村剛也選手。
 2015-05-131
 中村剛也選手は2球目外角高め147km/hストレートを見事に打ち返し、センター奥のタイムリーツーベースヒットにする。西武1-2日ハム。
 中村剛也選手(3回表、3回、左中間タイムリー2ベースヒット)
nakamura
 
アサ(浅村)ナイスラン!
 
【3回裏】
 埼玉西武ライオンズ先発ピッチャー佐野泰雄投手は2回裏に連続フォアボールの後更にフォアボールが続き、2失点。
2015-05-132
 
 3回裏に中田翔選手にホームランを浴び1失点してしまう。緊張が伝わってくる投球内容となってしまったが、高橋光成投手より先に先発ピッチャーとして登板している現実を自信にして欲しい。
 (3回裏、3回までの横田投手コーチによる佐野投手についてのコメント)
yokotahisanori
 
初登板で緊張している中、仕方ないが、2安打しか打たれていないのだから、ストライクゾーンで勝負できるよう開き直っていってほしい。

【4回裏】
佐野泰雄投手
sano

(4回裏、4回、80球、被安打4、奪三振4、与四死球4、失点3、自責点2)
初登板は思ったよりは、緊張しませんでした。 
先制点を取られてしまったことは悔しいです。 
試合中、ベンチから先輩たちが声をかけてくれたので、楽な気持ちで投げられました。 
しっかり自分の球を投げることだけを考えた結果、中田さんから初三振を取ることが出来ました。 
その後、初ホームランを打たれてしまいました。 
次回はチームが勝つために自分を仕事をしたいです。
 
【5回表】
 2点を追いかける埼玉西武ライオンズ。5回表は栗山巧選手が内角低めシュートをレフト前にライナーヒットで打ち返し流れを作る。 つづく、浅村栄斗選手が2球目外角低めシュートをライト奥へのツーベースヒットにする。奇しくも先ほどの栗山巧選手が打った球と同じコース同じ球種を連打することになた。
 そして、主砲中村剛也選手がノーアウト2-3塁のチャンスで、3球目真ん中低めシュートをレフト奥への2点タイムリーツーベースヒットにする。メンドーサ投手のシュートは打ちやすいのだろうか。西武3-3日ハム。
  中村剛也選手(5回表、5回、左中間2点タイムリー2ベースヒット)
nakamura
 
多分ストレートかな。 
打てて良かったです。

 打線は止まらずエルネスト・メヒア選手は、中村剛也選手と同様のコース、同様のシュートを初球から振りぬく。
2015-05-135

これが、逆転となるセンター奥へのタイムリーツーベースヒットにする。西武4-3日ハム。
 エルネスト・メヒア選手(5回表、5回、右中間タイムリー2ベースヒット)
mehia
 
まっすぐです。 
上位争いをしているチームで、どうしても勝たないといけない試合で、勝ち越しの点をあげられたことを嬉しく思うよ。

 その後、谷元圭介投手が北海道日本ハムファイターズの継投で交代。対して埼玉西武ライオンズは1アウト2塁で大崎雄太朗選手がフォアボールを選ぶ。
 つづく、炭谷銀仁朗選手が6球目内角低め145km/hストレートをセンターへのタイムリーヒットにする。西武5-3日ハム。

【5回裏】
 5回裏には佐野泰雄投手から岩尾利弘投手へ継投するものの、岩尾利弘投手が1アウト満塁の大ピンチを招く。
 ここで、今季調子が良い時は非常に頼りになる武隈祥太投手が、フォアボールで1失点するものの、満塁の大ピンチを脱した。西武5-4日ハム。


【7回表】
 北海道日本ハムファイターズは鍵谷陽平投手が7回表から継投。ここでチャンスを作ったのが大崎雄太朗選手。大崎雄太朗選手はフォアボールを誘い出塁。大崎雄太朗選手の代走で木村文紀選手。
 つづく炭谷銀仁朗選手の送りバントで木村文紀選手が2塁へ。
 そして、2アウト2塁で金子侑司選手が魅せてくれた。
2015-05-133

2球目どまんなかストレートをセンター奥へのタイムリー3ベースヒットとする。西武6-4日ハム。
2015-05-134
 
 つづく、秋山翔吾選手は4球目真ん中低めストレートをセンターへのタイムリー2ベースヒットとして連打得点につなげる。秋山翔吾選手は現在打率.377。西武7-4日ハム。
 そして、トドメは栗山巧選手が初球内閣低めボールコースの147km/hストレートをセンターへのタイムリー2ベースヒットにして西武8-4日ハムとダブルスコアにする。
 北海道日本ハムファイターズは鍵谷陽平投手という継投を完全に打ち崩されたようだ。

金子侑司選手(7回表、7回、右中間タイムリー3ベースヒット)
kaneko
 まっすぐです。 
銀さんが送ってくれて、何とかしたかったので良かったです。 

秋山翔吾選手(7回表、7回、左中間タイムリー2ベースヒット)
akiyama
 まっすぐです。 
金子が目の前で打ったので、それに乗っかりました。 
3-0(3ボール、ノーストライク)だったので、思い切ってまっすぐ1本でいきました。

栗山巧選手(7回表、中越タイムリー2ベースヒット)
kuriyama
 まっすぐです。 
こういう展開だったので、何とか追加点を取れて良かったです。  
 
【7回裏】
 7回裏の継投エスメルリング・バスケス投手は2アウトから満塁の大ピンチを招いてしまう。そして、押出のフォアボールで一点を失う。西武8-5日ハム。
 ここで、継投が増田達至投手となるが、炭谷銀仁朗保守のパスボールで1失点してしまう。それでも、なんとか乗り切った。これも全て5回表と7回表の大量得点のおかげといえる。西武8-6日ハム。

【8回裏】
 8回裏は増田達至投手が引き続き継投していたが、 増田達至投手の暴投もあり1失点してしまう。西武8-7日ハムと徐々に後が無くなる。そして、2アウト2-3塁のピンチまで招いてしまう。
 それでも、増田達至投手はこの回1失点で切り抜け、9回裏の守護神に託す形となった。 

【9回裏】
 9回裏は勝敗ギリギリの試合だけに、高橋朋己投手が登板。ここは全力で無失点にして欲しい所。
 しかし、先頭バッター中島卓也選手にヒットを打たれ、その後2塁まで進塁を許す。こういったギリギリの試合だからこそ絶対に負けたくない。そして、その負けられない試合に勝てる球を持っているのが高橋朋己投手。
 そういう話を、以前高橋朋己投手自身がしていたと思う。
http://daily-lions.com/2015/03/20150313.php
 そして、高橋朋己投手はその言葉通りギリギリの試合で守護神の仕事をした。
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【感想】
佐野泰雄投手 3失点
岩尾利弘投手 1失点
エスメルリング・バスケス投手 1失点
増田達至投手 2失点
確かに、佐野泰雄投手が3失点した事自体は痛い。
しかし、先輩投手の失点を見る限り、佐野泰雄投手の3失点はルーキーにしては満足できる結果なのかもしれない。
相手は、先月まで首位独走の北海道日本ハムファイターズだからだ。
もちろん、佐野泰雄投手としては、あとすこし抑えきることができれば勝ち投手になれたかもしれない。
そういう意味でも、佐野泰雄投手のプロ初先発は自信の成長を促す良い試合になったのではないか。
そうでなくとも、高橋光成投手より先にスタメン出場を果たした事自体だけとってみても、大きな自信と考えてよい。もちろん、1回裏と4回裏を無失点で切り抜けることが出来たことは、北海道日本ハムファイターズの先輩相手に勝ったと言っても過言ではない。
佐野泰雄投手は自身を持って良いと思うし、中田翔選手から三振を取ることが出来た事実をこの日最大の自信にできている事は、一歩前に踏み出したことを意味している。

【インタビュー】 
kuriyama

ナイスバッティングでした!
(栗山巧選手)ありがとうございます!

(質問)まずは長い試合となりました。ファイターズの粘りもありました。勝利を掴んだ今のお気持ちを教えてください。
(栗山巧選手)やっぱり簡単には勝たせてくれないですし、とにかく僕たち勝ちたいという気持ちがあったので、それが少しでも上回ったかなと思います。

(質問)7回のタイムリーの打席は初球を叩きました。どんなことを意識してバッターボックスに向かいました?
(栗山巧選手)チャンスだったので思い切っていこうというのが一つと、前進守備だったのでしっかり強い打球がいけば間を抜けるかなと思いがあって、思いっきりいきました。

(質問)今シーズン2度目の猛打賞となりました。そのあたりいかがでしょう?
(栗山巧選手)そうですね、なかなか打てない時もあったんですけどね、ここ最近だいぶちょっとずつヒットが出るようになってきたので、もっと打っていきたいですね。

(質問)チームは2試合連続で2桁安打、そして先発全員安打を達成しています。そのあたりの好調の要因はキャプテンの目から見るとどのあたりでしょうか?
(栗山巧選手)まず、チームみんなが勝つという最大の目標に向かって集中して一致団結しているのが一つあると思います。みんなが思い切っていくという雰囲気をベンチのみんなが作ってくれているので、ヒットがでやすい雰囲気になっているんだと思います。

(質問)そして今日は2位のホークスも負けて、ゲーム差がさらに広がるということになりましたが、そのあたりについていかがでしょう?
(栗山巧選手)まだまだ先は長いのでとにかく一つずつ、目の前の試合に集中して戦っていくことがこれからも大事になってくると思います。

(質問)そして明日もファイターズとの戦いがあります。同一カード3連勝をかかってやりますが、明日に向かって一言最後にお願いします!
(栗山巧選手)集中してがんばります! ありがとうございます!

田邊徳雄監督
tanabetokuo

 2塁打は多いけど、中村は状況に応じてランナーを還そうと思っている。
大振りせず、ミートしている。
 メヒアもあがってきてるね。
 佐野はいくつか課題は出てきた。
次のチャンスにいかしてくれればいい。
 勝ったけど、点の取られ方がね。
守るところはしっかり守らないとこっちの流れにならない。
 明日はおもいきりいきます。 
 



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