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ライオンズが優勝するために確立すべき4つの軸
2012年のプロ野球開幕までも、いよいよあと1ヵ月少々となってきた。各チーム厳しい練習ばかりではなく、練習試合や紅白戦などの実践も多く組まれ始めている。そしてもちろん埼玉西武ライオンズでも実践が行われている。ちなみに投手と打者であれば、この時期は投手の方が調整が進んでいる場合が多い。その理由は、投手は打者がいなくても自分のボールを磨く鍛錬ができるが、打者は投手がいなければ、生きたボールを打つことができないためだ。
ライオンズの投手陣もここまでは、比較的順調な調整が進んでいるようだ。中でも涌井秀章投手は肘痛に苦しんだ昨季と比べると、状態はかなり良さそうだ。リポートなどを読んでいると、ブルペンで投球練習をしていると審判が「さすが涌井だ」と感嘆するほどの仕上がりを見せているようだ。
19日に行われた紅白戦で涌井投手は白組の先発として登板した。初回は若干制球を乱す場面も見られたようだが、2回はしっかりと修正を行い、安定した制球で紅組を1安打に抑えて見せた。打者陣がまだ本調子に達していないことを差し引いても、エースの貫禄を魅せてくれた。オープン戦でよほど調子を崩さない限りは、涌井秀章投手が開幕戦のマウンドに立つことは、ほぼ間違いないだろう。涌井投手自身も、開幕戦の先発マウンドは誰にも譲る気はないようだ。
この日、紅組の先発マウンドを託されたのは、今季から再び先発に転向した牧田和久投手だった。キャンプイン前日にインフルエンザの発症が発覚し、出遅れていた牧田投手だったが、しっかりと巻き返しは図れているようだ。涌井投手同様、2イニングをしっかりと無失点で投げ終えた。
牧田投手は昨季途中から、クローサーとして1年目のシーズンを過ごした。だが今季は再び先発に戻るということで、今季のクローサーが誰になるのか注目が集まっている。渡辺久信監督はここまで開幕投手に関しても、守護神に関しても誰を起用するかは明言していない。しかし先日、十亀剣投手がシートバッティングで5者連続三振という離れ業をやってのけると、渡辺監督は十亀投手を守護神として起用する可能性もあることを示唆した。
十亀投手自身は、社会人時代は先発投手としてチームを引っ張っていたが、プロ入り後は先発だけにこだわることはないとコメントしている。もし十亀投手がクローサーとしての資質を今後も見せ続ければ、昨年同様ルーキーが守護神の座に就くということも十分あり得るだろう。
十亀投手をクローサーとして起用し、クローサーとして英才教育を受けさせるということに関しては、筆者は賛成だ。十亀投手は先発として計算させながら投げさせるよりは、常に全力投球が可能となるリリーバーでの方が、持ち味を発揮できると思えるからだ。
調子が良い投手を毎年コロコロと代えていくよりは、クローサーは1人の投手に絞り、クローサーとして徹底的に鍛え上げて行った方が、チームの将来にとってはプラスとなるはずだ。強いチームはエース、クローサー、4番打者、正捕手がしっかりしている。近年のライオンズはクローサーと正捕手を固めることができず、2008年を最後に優勝から遠ざかっている。だが十亀投手に限らず、クローサーを誰か1人に絞り、クローサーを固定することができれば、ライオンズが近年抱えた弱点もかなり克服することができるだろう。
正捕手に関しては今季からチームメイトに強く推され背番号を27に変えた炭谷銀仁朗捕手と星孝典捕手が熾烈な争いを繰り広げるはずだ。となると残すはクローサーの確定のみ。エース涌井投手は今季は順調な調整を見せている。正捕手争いも熾烈。4番中村剛也選手も練習試合で早速130m弾を飛ばしている。あとはクローサーさえ開幕までに確定させることができれば、後藤オーナーの期待に応え、ライオンズがスタートダッシュを決めることも十分可能となるはずだ。
ライオンズは今季、負けることは許されていない。今季は死ぬ気で日本一のチャンピオンフラッグを奪還しなければならない。そのためにもエース、クローサー、正捕手、4番打者の確立は避けては通れないだろう。だがこれが確立されれば、ライオンズはパ・リーグの中では最も高い確率で優勝という目標を果たせるはずだ。そして日刊埼玉西武ライオンズを立ち上げた2009年以降、ライオンズは優勝をしていない。今年の秋こそは、この場にてライオンズの優勝を祝いたい!
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2012年02月20日 16:54 Tweet

