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#54 ランディ・ウィリアムス
#54 ランディ・ウィリアムス - Randy Williams
リリーバー、左投左打
1997年ドラフト12巡目(シカゴ・カブス)
ラマー大~シアトル~サンディエゴ~コロラド~シカゴ・ホワイトソックス~ボストン~埼玉西武ライオンズ
テキサス出身、1975年9月18日生、190cm / 90kg
2012年今季、岡本篤志投手と共に守護神の座を争うであろう存在が、ランディ・ウィリアムス投手だ。彼には背番号54番が与えられ、2008年のアレックス・グラマン投手のような活躍が求められている。サウスポー、190cmの長身、グッドフェイスという点は、まさにグラマン投手と共通する。しかしグラマン投手と決定的に違う点は、入団当初からリリーバーとして期待されているということだ。この点に関しては、先発投手として入団したグラマン投手とは大きく異なる。
ウィリアムス投手にはビックリするような剛速球はない。恐らくストレートのアベレージが150kmを越えることはないだろう。丁寧にコースを突き、ボールの切れで勝負するタイプの投手だと筆者は見ている。例えばシコースキー投手のように、常に全力投球で力でねじ伏せるタイプの投手ではなく、まさにグラマン投手のように、打たせて取るタイプの投手と見て良いだろう。奪三振率が6~7ということと、9イニングス当たりの被安打が10本以上という数字を見ると、やはり走者を出しながらも連打を許さない、というタイプの投手であることが分かる。
最近3年間の四球率を見ると、6.70と非常に高い。ウィリアムス投手に懸念材料があるとすれば、まさにここではないだろうか。だが、これは恐らくストライクが入らなくて四球を出しているのではないと思う。コースを厳しく突いていく投球スタイルと、打者がコースを見極められるだけの球速という点を考慮すると、恐らく厳しいところを突き過ぎての四球も何割かは含まれているはずだ。ウィリアムス投手の投げている姿を見ている限りでは、制球がまったく定まらなくなるということは考えにくい。ウィリアムス投手は長身の外国人投手としては珍しく、腕を非常にコンパクトに振っている。この投げ方であれば、大方投げたいコースに投げ切ることは可能であるはずだ。
ウィリアムス投手は恐らく、左打者よりも右打者の方が打ちにくいのではないだろうか。いわゆるクロスファイアー投手で、ピッチャーズプレートの一塁側を踏み、右肩を開かずにボールを投げることができる。この投げ方をされると、恐らく右打者はギリギリまでボールのリリースを目視できないはずだ。そうなると145km以下のストレートであっても、バッターは差し込まれることとなる。バッターのスウィングスピードが強烈に速いメジャーリーグでは目立った活躍をすることはできなかったが、恐らく日本球界では期待通りの活躍を見せてくれるのではないだろうか。
球種としてはツーシーム、シンカー、スライダーなどを持っている。まだ全球種を把握しているわけではないのだが、シンカー系に関してはかなり有効となるだろう。シンカーといっても潮崎哲也投手のようなドロップの軌道で落ちていくシンカーではなく、ツーシームから落としていくタイプだ。このシンカー系のボールが、思った以上に打者の手元近くで動いてる。スウィングスピードがメジャーの選手よりも格段遅い日本人打者は、恐らくこのボールにはかなり苦労するはずだ。
ウィリアムス投手が日本球界ですぐに活躍するためには、課題は先に挙げた制球の問題と、クイックモーションだろう。ウィリアムス投手のクイックモーションは筆者はまだ見たことがないため、これに関してはオープン戦までは何も言うことはできない。しかし制球力に関しては、日米のストライクゾーンの違いを理解し、日本人捕手の配球の意図を汲むことさえできれば、恐らく大きな問題とはならないはずだ。
ここ数年は守護神に悩まされ続けたライオンズではあるが、ウィリアムス投手の獲得がその問題を一気に解決してくれるだろう。ウィリアムス投手はもちろん守護神候補として獲得された投手ではあるが、それを無条件で許すほど岡本篤志投手もお人好しではない。この2人がレベルの高い守護神争いを繰り広げてくれれば、ミンチェ投手の移籍さえも恐らく気にならなくなるはずだ。
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2012年01月11日 14:53 Tweet

