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#50 エンリケ・ゴンザレス



#50 エンリケ・ゴンザレス - Enrique González

投手、右投右打
アリゾナ~サンディエゴ~ボストン~デトロイト~埼玉西武ライオンズ
ベネズエラ出身、1982年7月14日生、177cm / 102kg

西武の守護神候補がまた1人追加、ゴンザレス投手
2011年ライオンズ秋季キャンプ、テスト生として参加していたのがエンリケ・ゴンザレス投手だった。この秋季キャンプには3人の外国人選手が参加していたが、その中で合格となったのはゴンザレス投手ただ1人。紅白戦に登板したゴンザレス投手は、ヒットを打たれ失点しながらも変化球で打者を打ち取るピッチングを見せていた。テストの結果そのものは高い評価のできる内容ではなかったが、しかしそれでも獲得したということは、球団がゴンザレス投手を戦力として認めたということだ。恐らく短いイニングであれば通用するという目処が立ったのだろう。そのゴンザレス投手に対し渡辺久信監督はフィールディングの良さを高く評価していた。

ゴンザレス投手のメジャー登板は55試合あるが、主戦投手ではなかった。通算防御率も5.81で、日本で言うところのいわゆる敗戦処理投手だ。だが見た感じでは、ボールに力はありそうだ。球速こそ150km弱程度ではあるが、かなり重そうなボールを投げている。無駄な四球さえ増やすことがなければ、1イニングは任せられるリリーバーとなってくれるのではないだろうか。

そのゴンザレス投手に対し筆者が抱いた印象は、石井貴投手にそっくり、というものだった。面構えも石井貴投手に似ていれば、投球フォーム、フィニッシュ後のフィールディングへの入り方など、本当に石井貴投手にそっくりなのだ。あくまでも筆者個人の感想ではあるのだが、ベネズエラの石井貴と言っても過言ない程だ。

ゴンザレス投手は低目への変化球を武器としているようだ。実際に何を投げているのかまだ筆者には正確には分からないのだが、映像で見る限りは縦に曲がるスライダーを得意としているように見える。あとはスプリッター系のボールだろうか。打者が空振りをしているシーンを見てみると、投球がワンバウンドしていることが多い。恐らくこのボールが縦スラか、スプリッターなのだろう。

外国人投手でパワーボールを投げるゴンザレス投手ではあるが、シコースキー投手と比べると少しパワーそのものは劣っているように見える。外国人選手と比べ非力な日本人選手が相手でも、クリーンナップクラスの打者であればゴンザレス投手のパワーボールを弾き返すことは容易いだろう。つまりゴンザレス投手が日本で活躍する鍵は制球にあると言うことだ。四球を出さないという制球力はもちろんのこと、それ以上に必要なのがホームランコースへの失投の回避だ。お世辞にも細かい制球力があるようには見えないため、ここが大きなポイントとなるだろう。

筆者の考え方としては、ゴンザレス投手が活躍してくれるのがベストの結果ではあるが、それが叶わずとも、右のブルペン陣に大きな刺激を与える存在には少なくともなって欲しい。坂元弥太郎投手藤田太陽投手木村文紀投手長田秀一郎投手、そして新加入したマイケル中村投手。ゴンザレス投手が彼らに大きな刺激を与えることができれば、これはブルペン陣の大きな底上げにも繋がってくる。補強とは、戦力になる選手を集めることだけではない。例え主戦投手になれなくても、チームメイトやチームそのもののカンフル剤になってくれる選手を加入されることも、また大事な補強策だ。しかしゴンザレス投手にはそこに甘んじるのではなく、セットアッパーを獲得するだけの活躍を筆者は期待したい。

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2012年01月13日 17:02