前の記事 #80 小野和義
次の記事 #78 熊澤とおる

#39 岳野竜也



#39 岳野竜也 - Tatsuya Takeno

右投右打/捕手・一塁手
2008年ドラフト5位
九州産業大学付属九州産業高~福岡大~埼玉西武ライオンズ
福岡県糟屋郡志免町出身、1986年5月14日生、180cm/90kg
2011年推定年俸:700万円

岳野竜也捕手は次世代のライオンズの正捕手候補の1人と言えるだろう。首脳陣からの期待も非常に高く、昨季はファームの試合で捕手として出場したのは61試合で、これは2番目に多い野田浩輔捕手の41試合を大きく上回る数字だ。この数字だけを見ても、首脳陣が岳野捕手にどれだけ大きな期待を寄せているかが分かる。

特徴としては、強肩・強打の捕手というイメージだろうか。九州ナンバー1捕手と呼ばれた福岡大学時代には、主に5番として打撃センスを発揮し、九州産業高時代は甲子園出場はないものの、通算31本塁打という長打力を見せ付けている。だがその打棒もプロではまだ活かし切れてはいない。恐らくその理由はアウトローに弱点を持っているためだろう。岳野捕手は打つ際にアウトステップして打つ傾向があり、これが身体の開きを招き、外に逃げていくスライダーを引っ掛けてしまうのである。ファームで7併殺打を記録していることでもそれはよく分かる。

だが1年目はファームで10本、2年目の昨季は8本というホームランの数は魅力だ。筆者は岳野選手のバッティングはまだ数回しか見たことがないのだが、典型的なプルヒッターなのかもしれない。当たった時のパワーはさすがに九州ナンバー1の異名を取っただけはあると思う。今季はアウトローを上手く見極めることができれば、率ももっと良い数字を残すことができるだろう。田辺2軍打撃コーチの指導にも期待が寄せられる。

守備に関しては、まだまだ荒削りという印象は否めないが、思った以上に器用な面がある。キャッチングにしてもスローイングにしても、他のプロの捕手と比べても及第点と言えるだろう。だがまだまだ光るものが足りない。銀仁朗捕手のような強肩やスローイングの安定性、野田捕手のような信頼感のあるリード・キャッチング技術などと比べると、1軍ではまだ物足りなさは否めない。だがスケールの大きさという面からすれば、5年後が非常に楽しみな捕手だと言える。

資質ある若い選手は、ちょっとした何かが切っ掛けで大化けすることがある。岳野捕手も何か切っ掛けを掴むことができれば、一気に1軍に定着できる可能性がある。投手から見れば岳野捕手は非常に投げやすい。構え方が非常に良く、的が大きく感じられるのだ。2月19日に行われた紅白戦でも筆者はそう感じたのだが、投手から見て、的が全体的に大きく四角く感じられるところは素晴らしいと思う。これは身体が大きければ良いというものではなく、股関節の柔らかさといった資質に恵まれていないと難しいものだ。

2~3年後とは言わず、今季から銀仁朗捕手と岳野捕手との正捕手争いが激化していけば、捕手陣は一気に底上げされるのではないだろうか。しかも今季は光山コーチが1軍バッテリーを担当している。現役時代1軍レベルだった捕手コーチのノウハウを身に付けられれば、若き岳野捕手は一気に伸びていくはずだ。だがそのためにもまずは1軍枠に残らなければならない。岳野捕手にはまずそこを目指して頑張ってもらいたいと思っている。

 打撃成績 Batting Results






























2010 2 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 .000 .000 .000
通算 2 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 .000 .000 .000


【お知らせ】
最近、日刊埼玉西武ライオンズの記事をブログやmixi日記などで再利用されている方がいるようです。日刊埼玉西武ライオンズの記事は、筆者が許可していない限り、酷似した文章、コピーした文章を他ブログ、他サイトに掲載することは禁止いたしております。もし何かお気付きの点などございましたら、ぜひメールでお知らせくださいませ。ご協力よろしくお願いいたします。

前の記事 #80 小野和義
次の記事 #78 熊澤とおる


日刊埼玉西武ライオンズをフォローしよう!
baseball 記事を楽しんでもらえたら、ランキングに1球の投票をお願いいたします。
にほんブログ村 野球ブログ 埼玉西武ライオンズへ



【関連記事】

2011年02月22日 22:59