前の記事 西口文也投手・平尾博嗣選手、ベテランたちの今季への覚悟
次の記事 涌井秀章投手の年俸調停の結果、大幅増で決着
栗山巧選手、まさかの春季キャンプ不参加という事態
来週から春季キャンプに突入するライオンズに、まさかのニュースが飛び込んできた。それは今季も主軸を担うであろう栗山巧選手の離脱だ。原因は左慢性副鼻腔炎。いわゆる蓄膿症だ。蓄膿症に関しては、過去東尾修監督が、駆け出しの頃の松井稼頭央選手に手術をさせている。恐らく今回の栗山選手のケースは、稼頭央選手よりも重傷なのだろう。
栗山選手が鼻づまりに悩まされ始めたのは昨年のことらしい。そしてオフになるとそれが一気に悪化し、頭痛や嘔吐を引き起こしているようだ。そして1月26日の検査で手術を受けることが最善策ということになり、キャンプインの2月1日に手術日程が組まれた。手術後は一週間ほどの入院が必要で、退院後も最低一週間は自宅療養が必要となるようだ。昨季はチームで唯一のフルイニング出場を果たしており、今季もフルイニング出場を宣言していただけに、チームにとってはあまりにも痛い離脱だ。
だが渡辺久信監督はそれほど悲観視はしていないようだ。最悪でも開幕戦に間に合ってくれれば良いと話している。確かに手術をするわけなのだから、いくらそれが内視鏡手術とは言え無理をさせるわけにはいかない。まずはしっかり治さないことには開幕戦出場も危ぶまれてしまう。
栗山選手の復帰までをかんたんに予測してみると、まず2月1日に内視鏡手術を受け、その後一週間の入院予定。退院後はさらに一週間の自宅療養。そこから最速でも運動できる身体に戻すには7~10日は掛かるだろう。ということは、キャンプ中のA班合流は現実的ではない。恐らく2月下旬にB班に合流し、身体の状態を見ながら3月上旬辺りにオープン戦に帯同するということになるのではないだろうか。だがこれはあくまでも筆者の最速で考えた場合の予測だ。実際にはこれよりも長引く可能性もありうる。
キャンプイン早々、主力の離脱は痛い。しかし栗山選手に代わってA班に合流する斉藤選手にとっては朗報だ。ファームの試合では大活躍をしている期待の新星には、このチャンスをぜひ物にしてもらいたい。キャンプやオープン戦の頑張り次第では、開幕1軍も決して夢ではないのだから、斉藤選手にはぜひレギュラーを奪うつもりで頑張ってもらいたいと思う。
ライオンズの外野陣でレギュラーがほぼ確約されているのは栗山選手だけだ。その栗山選手がキャンプに帯同できないのはチームにとっては大きなダメージだろう。だがそのダメージがチャンスとなる選手が多いことも事実だ。恐らく復帰後は、栗山選手を優先的に起用するのは間違いない。ということは1軍半の外野手たちは、それまでに目一杯のアピールをしなくてはならないことになる。栗山選手が抜けて、底辺が下げられたことで、ライオンズ外野陣の競争はさらに熾烈を極めるだろう。A班入りした斉藤選手にしろ、何かあればすぐB班の選手と入れ替えられるはずだ。この激しい競争を勝ち残った選手で組まれる外野陣は、間違いなく昨季の外野陣とは別物になるだろう。チーム内の競争が激しくなればなるほど、チームの底力はアップする。栗山選手の離脱は首脳陣からすれば大きな痛手だが、チームとしたら競争を激化させるためにはプラス材料とも言えるのかもしれない。
【お知らせ】
最近、日刊埼玉西武ライオンズの記事をブログやmixi日記などで再利用されている方がいるようです。日刊埼玉西武ライオンズの記事は、筆者が許可していない限り、酷似した文章、コピーした文章を他ブログ、他サイトに掲載することは禁止いたしております。もし何かお気付きの点などございましたら、ぜひメールでお知らせくださいませ。ご協力よろしくお願いいたします。
前の記事 西口文也投手・平尾博嗣選手、ベテランたちの今季への覚悟
次の記事 涌井秀章投手の年俸調停の結果、大幅増で決着
【関連記事】
2011年01月28日 15:56 Tweet

