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埼玉西武2011年度コーチングスタッフ発表



決定まで時間のかかっていたライオンズ来季のコーチングスタッフが、本日遂に発表された。筆者個人としては驚きもあった人事ではあったが、しかしながらバランスの取れた非常に良い人選だったと思う。このコーチングスタッフの指導が秋季練習中からになるのか、秋季キャンプからになるのかは分からないが、しかしせっかくならばなるべく早く指導させた方が、秋季キャンプにもスムーズに入ることができるだろう。

1軍監督・・・渡辺久信
ヘッド兼打撃コーチ・・・土井正博
打撃コーチ補佐・・・熊澤とおる
投手コーチ・・・小野和義、石井丈裕
バッテリーコーチ・・・光山英和
バッテリーコーチ補佐・・・仲田秀司
守備走塁コーチ・・・鈴木康友、河田雄祐


2軍監督・・・行沢久隆
打撃コーチ・・・田辺徳雄
投手コーチ・・・橋本武広、石井貴
バッテリーコーチ・・・秋元宏作
守備走塁コーチ・・・黒田哲史、宮地克彦

トレーニングコーチ(1・2軍振り分け未定)
大迫幸一、坂元忍
コンディショニングコーチ(1・2軍振り分け未定)
米田進、南谷和樹

この中でも驚いたのは土井コーチの復帰と、光山コーチの就任だった。まず光山コーチだが、相馬コーチの体調が回復しているという情報も入っていたので、相馬コーチが復帰するものと思っていた。だが実際には近鉄出身で、西武球団とはほとんど関わりのなかった光山コーチが就任した。しかも光山コーチは日本代表スタッフ経験はあるものの、コーチ経験がない。一体どんな指導を展開するのか、筆者は今から楽しみだ。だが外部の血が入ったことで、ライオンズの捕手陣には良い刺激となるだろう。

そして土井コーチだが、66歳で4年振りのライオンズ復帰となった。今季はヘッドコーチがいない状況で、戦略が迷走することも多々あった。まだ監督経験の浅い渡辺監督にとっては、かなり心労も溜まるシーズンだったに違いない。だが土井コーチという大ベテランが復帰したことで、采配そのものに集中できるのではないだろうか。ヘッドコーチがいれば、監督はそれぞれの部門の情報はヘッドコーチから聞けば済む。だがいないと、各部門の担当者それぞれに聞いて回る必要も出てくるため、采配に集中できなくなるという弊害があった。経験・実績豊富の土井コーチ復帰も喜ばしいニュースだが、ヘッドコーチそのものが復活したというニュースは、さらに嬉しいニュースと捉えていいだろう。

さて、ふと気になるのは潮崎コーチの名前がなかったことだ。潮崎コーチは相馬コーチと共に編成への異動となった。相馬コーチの場合は体調面の問題もあったのかもしれない。では潮崎コーチはどうだったのか?これは解任ではない。潮崎コーチの意思を尊重した異動に他ならない。その理由は、潮崎コーチは現役時代から引退後はスカウトマンへの転身を希望していた。つまり編成スタッフだ。潮崎コーチは「アマチュア野球オタク」を自認しており、ノンプロなどのアマチュア野球を見るのが現役時代からの趣味だった。つまり潮崎コーチにとっては、コーチ就任は本意ではなかったのだ。だが今回編成部門に戻ったことで、潮崎コーチの意思は尊重された。

話は変わって投手部門だが、1軍は小野和義・石井丈裕両コーチの就任が発表された。この人選も基本に立ち返った形で、期待が持てる。やはり小野コーチは育成部門よりも、1軍で戦う集団を率いる姿の方が似合っている。2年振りの1軍ということもあり、色々なことを考えての異動となっただろう。現役時代の気迫溢れるピッチングを、今の若手投手陣にぜひ植え込んでもらいたいと思う。やはり戦う集団を率い、作るには、戦ってきた人物が打って付けだ。

最後は守備走塁担当だが、1軍は内野が鈴木コーチ、外野が河田コーチという布陣となった。鈴木コーチの1軍への異動は、筆者は1年前から願っていたことだ。鈴木コーチが指導する緻密な走塁・守備論は1軍でこそ際立つと思う。そしてノックの腕前も、鈴木コーチは素晴らしい。筆者は鈴木コーチのノックを間近で見て、実際に受けたこともあるが、惚れ惚れするようなノックを打つコーチだ。筆者個人は鈴木コーチの指導を受け、ノックの打ち方を変えたという経緯もある。ぜひ鈴木コーチのノックで、ライオンズの若き内野陣を叩き直してももらいたい。黄金時代には、石毛選手や辻選手に対してもノックを打っていた鈴木コーチだ。必ず来季、ライオンズの内野陣は大幅にレベルアップするはずだ。

簡単にではあるが、本日発表されたコーチングスタッフを見た筆者なりの感想を述べさせてもらった。各コーチのさらなる情報に関しては、今オフに書くつもりでいる選手名鑑ページで書き足していきたいと思う。納得のいく、非常に期待の持てる布陣となったが、しかし本番はこれからだ。秋季キャンプは地獄の厳しさになるという。各コーチには、地獄の鬼となり選手を鍛えて欲しいと思う。そして来季こそは、秋季練習のない秋を迎えてもらいたい。

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2010年10月29日 23:58