<< 2010/07/06 オリックスvs西武 10回戦 | ホーム | 2010/07/08 オリックスvs西武 12回戦 >>
小岩ジェッツ

2010/07/07 オリックスvs西武 11回戦

3:53
埼玉西武 11 16
オリックス 14

オリックスvs埼玉西武11回戦(京セラドーム:11,518人)
埼玉西武ライオンズ 8勝3敗0分

継投:野上亮磨~○岡本篤~H小野寺力~H長田秀一郎~藤田太陽シコースキー
勝利投手:岡本篤 1勝 5.68

ホームラン:坂田遼(2号3ラン)
盗塁:片岡易之(36)

【ハイライト】


【ヒーローインタビュー】


【ゲームレビュー】
今夜の一戦も勝ったから良かったようなものの、渡辺監督からすると頭の痛い試合だったに違いない。先発した野上投手に対しても「先発としてはまだ力不足」というコメントを残している。このコメントを聞く限り、野上投手の次回の登板はリリーフが濃厚となるだろう。

渡辺監督は野上投手に対し力不足と明言したが、しかしこれは投手として力不足だと言っているわけではない。あくまでも先発として力不足だと言っている。そのため、今回のノックアウトが原因で登録抹消されることはないだろう。野上投手はリリーフとしては非常に良い投球を続けていた。特に先発投手が早いイニングでノックアウトされたあとのロングリリーフでは、先発を任せたくなるほどの好投を見せる。しかしいざ先発マウンドに立ってみると、計算をし過ぎて思うようなピッチングができていない。

リリーフの場合、基本的には1イニング1イニングが勝負となり「この回を抑えたら次の回も」というように、まずは1イニングを全力で抑えることが前提となる。そのためすべてのバッターに対し全力勝負することとなり、ヒットを打たれる確率も低くなる。しかし先発となると話は違う。野上投手自身、最低5回という頭は当然あったはずだ。だが結果は2回5失点でのノックアウト。恐らくペース配分を考えすぎたのだろう。力の入れどころがイマイチ明確ではなかった。もっと言うと、力を入れようと思っていたシーンになる前に、打たれてしまっている状態だった。

野上投手はまださすがに、涌井投手のようなペース配分を考えられるレベルには至っていない。まだ2年目で、切れのある良いボールを持っているだけに、まずはそのボールで打者全員に対し全力勝負を挑まなければならないだろう。決してスタミナのない投手ではないため、それでも5イニングを投げることは十分可能なはずだ。もし次回先発のチャンスが回ってきた時は、あまり欲は出さず、リリーフのつもりで投げてもらいたいと思う。そうすれば必ず結果はついて来るはずだ。

さて、今夜はもう1人、二番手としてマウンドに登った岡本篤投手について少し書いてみたい。岡本投手は入団時から切れのあるボールを投げていて、変化球も良いものを持っている。しかしなかなか開花することができない。もちろん制球力不足が最大の要因なわけだが、ではなぜ岡本投手の制球は悪いのか?

今夜は久しぶりにじっくりと岡本投手を観ることができたのだが、すべての原因は左膝にあると筆者は確信した。右投げの岡本投手は左脚を振り上げるわけだが、その振り上げた左脚が着地した際、膝が完全に開いてしまっているのだ。この悪い癖さえ直せれば、制球・球威は間違いなくアップする。

棒高跳びを想像してもらいたい。棒を持った選手はバーに向かって走り、棒を地面に突いた際、跳躍方向に対し真っ直ぐ棒を入れている。これは当たり前のシーンだ。だがもし棒を、跳躍方向に対し斜めに入れてしまったらどうなるだろうか?棒はしなることなく、選手の体の重さを支えることもないだろう。岡本投手の左膝は、まさに斜めに入れてしまった棒高跳びの棒なのだ。膝が開いてしまうことでパワーをロスしてしまうだけではなく、バッターからもボールが見やすい状態になってしまうのだ。そのためにいくら良いボールを投げ込んでも、なかなかバッターを抑え切ることができない。

ひょっとしたらブルペンでは膝は開いていないのかもしれない。その辺は筆者には分からないところではあるが、中にはブルペンではパーフェクトでも、マウンドに登ると途端にできなくなるピッチャーも存在する。それはマウンドに登ると、緊張感などにより身体に力が入ってしまうからだ。

涌井投手や岸投手のような好投手を見てもらうと分かりやすいのだが、良い投手というのはステップした膝が決して開いていない。なかなか分かりにくい部分ではあるが、しかし良いボールを投げているのに打たれてしまう投手と、打たれない投手の差はここにあると言える。もし岡本投手が左膝の開きを直すことができれば、今年の長田投手同様の活躍ができると筆者は見ている。

日刊埼玉西武ライオンズをフォローしよう!
baseball 記事を楽しんでもらえたら、ランキングに1球の投票をお願いいたします。
にほんブログ村 野球ブログ 埼玉西武ライオンズへ

2010年07月07日 23:02 

Baseball Times Online



Copyright(C) 2009-2010 日刊埼玉西武ライオンズ All Rights Reserved.