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小岩ジェッツ

2010/06/13 西武vs広島 4回戦

3:15
広島 10
埼玉西武

埼玉西武vs広島4回戦(西武ドーム:31,647人)
埼玉西武ライオンズ 1勝3敗0分

継投:●岸孝之~許銘傑~長田秀一郎
敗戦投手:岸孝之 8勝4敗 2.88

ホームラン:ブラウン(13号ソロ)

【ハイライト】


【ゲームレビュー】
まさかジオ投手から1点しか取れないとは思わなかった。そして右投げのジオ投手対し森打撃コーチが組んだオーダーは6人の左打者を並べるというもの。あまりにも策がなさ過ぎる。渡辺監督は投手出身であるため、打撃に関しては基本的にはコーチに全幅の信頼を置いているはずだ。だがそうだとしても、やはりもっと緻密な戦略が必要だと感じる。渡辺監督が打者に関してコーチを信頼しているのであれば、大石バッテリーチーフコーチの意見も積極的に取り入れればいいと、ついつい傍目からは考えてしまう。

防御率7点台後半のピッチャーから1点しか取れなかったのだから、やはり打線は機能していないと判断すべきだろう。確かにジオ投手のムーヴィング・ファストボールは厄介なボールではある。しかしこれまでジオ投手と対した他4球団は、すべてジオ投手を攻略している。今季ジオ投手を打てなかったのはライオンズのみだ。そしてやっと取った1点に関してもブラウン選手のソロホームランで、打線が繋がって取った1点ではない。

ジオ投手はこれまで一度も好投をしていない外国人ピッチャーだ。ということは、それなりの攻め方というものがある。ただ来たボールを打っているだけなら、アマチュア選手にもできるだろう。森打撃コーチは左打者を6人並べるという策を取ったわけだが、これはまったく機能しなかった。

5回、ライオンズはノーアウト2・1塁という場面で細川捕手に代え、代打G.G.佐藤選手を送り込んだ。しかし筆者に言わせれば、この代打起用で敗戦が決まったと思えてならない。G.G.佐藤選手は直近の5試合で3安打放っているものの、その内の2本は内野安打で、ヒットらしいヒットと言えば1本だけ。そう考えると10打数1安打となり、打率は1割だ。これだけ調子の上がっていない打者を、これだけの勝負どころで代打に出すというのは、筆者には正直考えられない作戦だった。

もし筆者であれば、間違いなく相手の嫌がることをするだろう。相手はこれまでまったく勝てていないジオ投手。しかもイライラしやすい外国人投手だ。当然5回というイニングを意識していないはずがない。でなければ、簡単にノーアウトからランナーを貯めることはなかっただろう。こう考えると、ライオンズがジオ投手を崩す最も簡単な方法は、ジオ投手をイライラさせることだ。となるとうってつけのバッターはG.G.佐藤選手ではない。佐藤友亮選手のはずだ。何球もファールで粘ったり、フェイクでバントの構えを見せたりすれば、当然ジオ投手はイラつき始めただろう。だが登場したG.G.佐藤選手は中途半端な三振をし、流れをあっさりと切ってしまった。流れが切れてしまったことで、次の片岡選手の当たりもツキのない併殺打となってしまった。

森コーチは、恐らく流れを読めないコーチなのではないだろうか。打線がまったく繋がっていかない。打撃陣が好調の時に打線が繋がるのは当たり前のことだ。そしてそういう時は打撃コーチは何もしなくても勝手に打線は繋がる。だが打撃陣の調子が落ちて来た時に打線が繋がらないのは、完全に打撃コーチの職責に関係する。

ちなみにジオ投手の被打率は、左右別では7厘左打者に多く打たれている。だが出塁率を見ると、5分右打者の方が高いのだ。7厘と5分の差は凄まじく大きい。森コーチがなぜジオ投手に対し、左打者を6人も並べたのか、いつかインタビュー記事などがあれば拝見してみたいと思う。打撃理論、野球知識に関しては当然筆者よりも森コーチの方が遥かに上のはずだ。と言うよりは、比べること自体が森コーチに失礼なことだ。ということは、きっと筆者が思いつかないような考えの上で策を練っているのだと思う。ただそれが機能していないというだけなのだ。

「調子が良くないと優勝できない」ようでは、当然新たな黄金時代を築き上げることは不可能だ。調子が悪くても何としてでも勝つ、これができてこそ初めて黄金時代を迎えることができる。だが現状のライオンズを見ていると、黄金時代がやってくる気配を感じることはできない。レギュラーシーズンに戻るまでに、森コーチには何とか打線を立て直してもらいたいとファンとしては切に願うばかりだ。

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2010年06月15日 08:25 

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