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#31 坂田遼





#31 坂田遼 - Ryo Sakata

外野手、右投左打
2008年ドラフト4位
横浜創学館高等学校~函館大学~埼玉西武ライオンズ
神奈川県横須賀市出身、1986年10月2日生、178cm / 86kg
2010年推定年俸:1000万円


坂田遼選手は、2010年に最も活躍が期待できそうな若手選手の1人だ。昨年は1年目から1軍の試合に出るという経験を積み、1軍と2軍の違いを肌で感じてきたと思う。そこで感じたことを今季しっかり活かすことができれば、1軍定着も十分に狙っていけるだろう。

風貌だけで判断してしまうと、坂田選手は長距離砲という印象がある。しかし実際のプレーでは違うようで、どちらかと言うと中距離砲だと言える。ファームでは昨年77試合に出場し、.342というハイアベレージを記録した。ヒット数82本のうち、ホームランは9本のみで、二塁打が13本。

坂田選手の体格だけを見ると、もう少しホームラン数が多くても良いのかな、という印象があるのだが、バッティングを見てみると、大振りをすることが非常に少ない。バットをコンパクトに出し、ボールの軌道に対し上手くバットを入れていっている。そして右脚の股関節・骨盤の使い方も左打者特有で、チームでは原選手と共通している。

坂田選手が1軍でもっと打つためには、右の膝が重要になってくるだろう。坂田選手を見ていると、踏み込んだ右の膝を開いてしまうクセがあるようだ。もちろん全打席というわけではないのだが、1軍レベルの選手と比べると、それが非常に多い。膝が開いてしまうと、緩いボールを待てなくなってしまう。そしてそれがピッチャーに見破られてしまうと、1軍では緩急のみで抑え込まれてしまうだろう。ファームでは通用したとしても、1軍では通用しない。

バットの運び方は、上本選手にやや似ている。これも左打者特有なのだが、腰ごとバットを持って行くようなイメージだ。だがこのスウィングには欠点があり、ボールとバットが点でしか交わらなくなってしまう。つまりバットの軌道上に投球がやってくるポイントが1点に絞られてしまうため、空振りをする確率が非常に高くなる。これをもっと、ボールの軌道上にバットを入れやすいスウィングにすれば、ファームでの三振42個は劇的に減って行くだろう。もし中距離砲を目指すのであれば、これはすぐにでも修正すべきだと思う。バットコントロール自体は巧い選手なので、上述したバットの入れ方をここで相殺しなければ、打率はもっと伸びるはずだ。

近年のライオンズはドラフトで本当に良い選手を獲得できていると思う。坂田選手もその1人で、彼は将来間違いなく1軍の主軸を担うはずだ。ライオンズのスカウト陣は、他のチームが足を運ばないような地区の高校・大学にまで視察をしに行く。現に函館大学の選手がドラフト指名されたのは坂田選手が初めてだった。

野球に対し本当に真剣そのものの坂田選手は今オフ、しっかりとトレーニングを積んできたようだ。その成果を2010年のレギュラーシーズンで発揮できるように、まずはキャンプでしっかりと結果を残し、開幕1軍の座を掴み取って欲しいと思う。外野手争いに坂田選手が加われば、その争いはさらに熾烈を極め、底辺も一気に底上げされて行くだろう。そうなれば赤田選手G.G.佐藤選手はうかうかしてはいられない。今年は坂田選手が外野陣のカンフル剤になってくれればと筆者は期待している。

 打撃成績 Batting Results





























2009 5 13 10 2 1 0 0 0 1 2 0 0 0 0 2 0 1 3 1 .100 .308 .100
通算 5 13 10 2 1 0 0 0 1 2 0 0 0 0 2 0 1 3 1 .100 .308 .100


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