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小岩ジェッツ

ダルビッシュ投手の指南を受けた西武の2投手

一流の選手は一流が生み出す。ライオンズには一流と呼べる選手が大勢いる。工藤投手を筆頭に、西口投手石井一久投手涌井投手。そしてコーチングスタッフにも渡辺監督、潮崎コーチ、橋本コーチとその道の一流が揃っている。

だがこの1月、ライオンズを離れて別のチームの一流から学んだ投手がいる。野上投手と田中投手だ。この2人は宮崎で、日本ハムのエース、ダルビッシュ投手の指南を受けながら自主トレをしていた。投手としてはまるでタイプが違うとは思うが、しかし投手という人種である限り、一流であるダルビッシュ投手から学べることは、ファンが想像している以上に多いと思う。

ダルビッシュ投手は投げ方はもちろんのこと、トレーニング方法や食事面まで若手投手たちにアドバイスしてくれたようだ(ダルビッシュ投手自身もまだまだ若手だが)。そしてダルビッシュ投手はこう言う。「教えて、相手の動きを見て、考える。それが上積みとなる」と。一流になれる選手とそうじゃない選手の違いは、自分自身で考える量だと筆者は考えている。

もし今、日本国内のピッチャーの中で現役ナンバー1を選ぶとしたら、筆者は迷わずダルビッシュ投手を選ぶだろう。西武ファンとしては涌井投手を選びたいところではあるが、しかし今現在で考えると、投手としての完成度はダルビッシュ投手の方が多くの面で勝っていると思う。もちろん2010年はこれがどう変わってくるかは分からないが。

ダルビッシュ投手が素晴らしいのは、手の内を惜しげもなく公開する事だ。自分が投げている変化球に関しても『ダルビッシュ有の変化球バイブル 』という本ですべてオープンにしている。これに関してダルビッシュ投手は「ライバルが強くなれば、自分ももっと向上できる」というコメントを残している。この飽くなき向上心には、敵ながら本当に関心させられる。

『変化球バイブル』は筆者も何度も読み返したほどで、本当に勉強になる。投手をやっている選手であれば、プロ・アマ関係なく学べる部分は多いはずだ。現に筆者も、ダルビッシュ投手の球種に対する考え方を知ることで、自分の考えを今まで以上に深められた。このようなプロの考え方をダイレクトに知ることができると、それは3日分の練習よりも収穫が多くなることがある。この本は、ファンならずとも読んでおいて損はない一冊だ。

それほどの投手に指南を受けてきた野上・田中両投手。この2人が今シーズンどれだけ数字を伸ばしてくるか、筆者はとても楽しみにしている。特に昨年は非常に質の良いストレートを見せてくれた野上投手が、今年はローテーションの座をしっかり掴むことができるかどうか、その辺りが非常に気になるところだ。

一流投手であるダルビッシュ投手の指南を受けたこの2人は、間違いなく一流に一歩近づいたと言っていいだろう。あとはもらった教えをこれから2人がどう活かしていけるかだ。これをしっかりキャンプで活かすことができれば、2人の開幕1軍も自ずと見えてくるだろう。

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2010年01月24日 22:34 




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