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小岩ジェッツ

帆足和幸投手は、15勝できる力を持っている

今年、最も活躍するであろうピッチャーの1人として、帆足和幸投手を挙げることができる。30日まで西武第2球場で涌井投手、同じ歳の藤田投手と自主トレを続けていた帆足投手は、もうすでに肩は出来上がっていて、2月1日のキャンプ初日からブルペン入りする予定のようだ。

やはり47番を受け継ぐ者として、本家47番である工藤投手の前で不様な姿は見せられないという気持ちが強いのだろう。元々チームで1番ハートの強いピッチャーではあるが、今年は例年以上に強い気持ちで挑めているらしい。

筆者の予想では、恐らく帆足投手は開幕2戦目を任されることになると思う。今や帆足投手は名実ともに左腕エースと呼ぶことができる。2009年は同じ勝ち星だったとは言え、イニング数などをトータルで見て行くと、石井一久投手よりも帆足投手の方がチームへの貢献度は大きかった。

帆足投手は肩を壊して以来、本当に強くなったと思う。メンタルにおいても、フィジカルにおいても。球速にしても、恐らく怪我をする前よりも後の方が速いと思う。これは怪我をしたことでトレーニングを合理的に行うようになり、その結果肩が強化されての球速アップだと思う。豊田清投手もまた、怪我をしてリハビリ中のトレーニングの成果により球速がアップしている。

帆足投手の最大の武器はコントロールと緩急だ。昨年は日本ハムのダルビッシュ投手でさえ9本のホームランを打たれているのに、ダルビッシュ投手よりも球威が劣る帆足投手も10本に抑えている。これはリーグ2位の被本塁打数の少なさだった。被本塁打が少ないということは根本的にコントロールが安定していて、緩急によりバッターのタイミングを上手く外せている、ということになる。

帆足投手の場合はストレートと変化球の切れがまったく違う。ストレートは非常に切れ味が鋭いのだが、一転変化球となると良い意味でまるで切れがない。特に右打者アウトローへのチェンジアップと、左打者外角へのパームは、よほど狙っていない限りはなかなか打てないと思う。

昨年は前半戦でなかなか勝ち星を稼げなかったが、今年このペースで開幕に合わせて行けば、岸投手同様に15勝を狙える存在になれるかもしれない。帆足投手のキャリアハイは2005年の13勝だ。しかしこの時はリリーフによる勝利もあったため、先発のみとして考えたら、2008年の11勝が最多となる。

だが帆足投手の能力を冷静に見て行くと、11勝という数字は非常に物足りない。2008年は最後まで防御率争いに加わっていた帆足投手だ。15勝、防御率2点台前半を目指して2010年はシーズンをフルで投げ続けて欲しいと思う。いくらブルペンを補強したからと言え、やはり先発ピッチャーが試合を組み立てられなければ意味がなくなってしまう。厚くなったブルペンを最大限に活かすためにも、やはり帆足投手には15勝、そして防御率2点台前半という数字を求めたい。これは帆足投手なら、十分にクリア可能な数字だと筆者は考えている。

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2010年01月31日 01:21 


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