野球選手と食と結婚
野球のことをいろいろと学んでいくと、結論として最も大切なことは「食べる」ことだということがよく分かる。松坂大輔投手や涌井秀章投手を育てた横浜高校の渡辺元智監督は、「食は、人を良くすると書く」とまで言っている。ちなみに横浜高校の野球部寮の食事は、渡辺監督の妹さんの渡辺元美さんに一任されている。松坂投手も涌井投手もこの寮で野球選手として育ったわけだが、野球だけではなく、食への関心もここで培われたようだ。涌井投手に関して言えば、高校入学前までは野菜が嫌いだったのが、この寮での食事のおかげで野菜を食べられるようになった。
渡辺元美さんは栄養士としてではなく、選手たちのよき姉としても慕われている。そのため選手たちも気軽に夜食のおにぎりなどを頼めるのだそうだ。野球選手は早めに結婚した方が伸びると言われる所以は、ここにあるのかもしれない。安心した食生活を営めることで、高校球児・プロ問わず思う存分野球に打ち込める。ちなみに横浜高校の野球部寮では、選手たちは1日に4000キロカロリーの食事を取っているらしい。通常の高校生に必要なカロリーが1日2000~2500キロカロリーだと考えると、およそその倍となる。
そしてライオンズの「おかわり君」こと中村剛也選手は1日5食が基本のようだ。実際に1食でどれだけ食べるのかは分からないが、噂ではどんぶり飯数杯のおかわりは普通だと言う。この中村選手もやはり、結婚して大成した選手の1人だと思う。愛妻が作ってくれる食事が、そのまま彼のエネルギー源となっているのだろう。結婚した昨年は46本、今年は48本を放ち見事2年連続ホームラン王となった。ちなみに今年は、ホームラン10本打つたびに夫人がケーキをご褒美に焼いてくれたそうだ。そして30本目以降からは5本打つたびに焼いてくれたらしい。夫を盛り立てる素晴らしい夫人だと思う。
また西武時代の工藤公康投手が若い頃は、食生活や最悪だったそうだ。毎晩のように繁華街で飲み歩き、アスリートとは思えないような食生活のせいで内臓を壊し、野球の調子も落としてしまった。それが原因で食生活を改善させていったようだ。そして結婚後はやはり夫人のおかげで安心した食生活を営めるようになり、成績もさらに安定していった。
野球と食を考えて行った時、筆者はあることを強く思った。それは、栗山巧選手に早く結婚してもらいたいということだ。栗山選手が以前から言っていることがある。それは「野球が疎かになるかもしれないので、今は恋愛や結婚について考えたくはない」ということ。筆者は栗山選手がまだ2軍時代から強く応援している。なぜなら誰よりも練習熱心で、誰よりも野球に対して真摯な姿勢を貫いているからだ。だから1軍に上がり立ての頃も、何度も外野でまずいプレーをしてファンから罵声を浴びせられても、筆者は「この選手は必ず素晴らしい選手になる」と信じていた。
だがそんな栗山選手に対し、1つだけ考え方を変えた方が良いと思っていたことが、結婚についてだ。今現在栗山選手が恋愛をしているかどうかは筆者には分からない。だがもし良い恋愛をしているのなら、もしくは今後できたなら、早めに結婚して欲しいと強く思う。栗山選手は完璧主義者であるため、常に自分にプレッシャーを与え続けている。だがこの性格が今年の大不振を招いてしまった。
もし栗山選手が結婚をし、食生活を含めグラウンド外で安らげる時間を持つことができれば、さらに一回り大きな選手に成長できるはずだ。人間の心はゴムと同じ。常にピーンと張ったままでは、いつか必ず切れてしまう。だからこそ緩める時には緩めなければならない。そういう点では、練習時以外の涌井投手の不真面目さを、良い意味で見習って欲しいとも思う。
栗山選手はまだまだこんなものでは終わらないはずだ。筆者は栗山選手がライオンズに入団した当初から、「この選手は将来必ずクリーンアップを狙える選手になる」と確信していた。渡辺久信監督の頭の中では2番もクリーンアップだと計算しているはずだから、ある意味では達成できたとも言える。それどころか昨年は、片岡選手と共にパ・リーグで1番多くヒットを打った選手にもなっているのだ。
だが何度も言うが、栗山選手はまだまだこんなものでは終わらないはずだ。筆者が栗山選手に求める最終的な数字は、.350、20本塁打、40盗塁だ。栗山選手の潜在能力が本格的に目覚めれば、目指すには十分可能な数字だと思う。そしてこの数字を達成するために必要なこと、それが結婚だと筆者は考えている。
栗山選手にはぜひ素敵な出会いをしてもらい、素晴らしい結婚を手にしてもらいたい。そうすれば必ず、もっともっと素晴らしい野球選手になっていってくれるはずだ。ま、未だ独身である筆者が言っても説得力はあまりないのだが・・・。

2009年11月09日 20:23
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