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●2009/09/30 西武vsロッテ23回戦
| 3:28 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
| 千葉ロッテ | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 3 | 9 | 16 | 1 | |
| 埼玉西武 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 7 | 1 |
埼玉西武vs千葉ロッテ 23回戦 西武ドーム(観衆:12,762人)
埼玉西武ライオンズ 9勝14敗0分
継投:●許銘傑~土肥義弘~藤田太陽~小野寺力~ベイリス~長田秀一郎
敗戦投手:許銘傑 1勝2敗 3.47
ホームラン:細川亨(3号)
【ダイジェスト】
【ゲームレビュー】
今夜は小野寺投手が8月16日以来の1軍復帰登板を果たした。結果的にはフォアボールのランナーを還してしまうという、あまり良い内容ではなかったが、しかし筆者としては希望の持てる小野寺投手のピッチングだったと思っている。あとはそれを、小野寺投手自身がしっかり気付けるかどうかだ。
筆者もブログ内でよく書くことなのだが、ピッチングコーチは調子の悪いピッチャーに対し「腕を振れ!」とアドバイスを送る。それだけピッチャーにとって腕を振るというのは大事なことなのだ。腕をしっかり振ることでストレートは走るようになり、変化球にも急激なブレーキが掛かる。逆に腕が振れなければストレートは走らず、変化球も曲がらなかったり、抜けてしまったりする。
「腕を振れ!」とアドバイスをするピッチングコーチは山ほどいる。恐らくプロ野球12球団だけではなく、日本中に存在するコーチのほとんどがこのアドバイスをピッチャーに対してしているはずだ。だがその中で、具体的に腕の振り方をアドバイスできるコーチは何人いるだろうか?
今夜の小野寺投手は2人存在していた。腕を振れなかった小野寺投手と、腕がよく振れていた小野寺投手だ。今夜は打者5人と対戦したわけだが、最初の2人に対しては腕がなかなか振れなかった。そのためストレートは初速148km以上を計測しながらも、終速は130km台まで落ち込んでいた。だが先頭バッターにフォアボールを与え、次のバッターにヒットを打たれてからは、まるで別のピッチャーに代わったかのように腕の振りが変わった。具体的には、以下の図のように変わった。

左の図が腕が振れている時の小野寺投手で、右の図が腕が振れていない時の小野寺投手の図だ。この図が表しているのは、小野寺投手がボールをリリースする瞬間の、背骨と腕の角度の関係だ。腕がよく振れている時は、背骨に対し腕が直角に伸びている。だが腕が振れていない時は、背骨に対しての腕の角度は直角ではない。この差が、腕が振れているか振れていないかの差なのだ。
つまり腕がよく振れる状態というのは、背骨に対し腕が直角に伸びている時に起こる現象なのである。これはオーバーハンドスローだけではなく、スリークォーターやサイドスロー、またはアンダースローでもどんな投げ方でも同じことが言える。
これは理論としては非常にシンプルなものだ。上の図の小野寺投手を、T字型のレンチだと想像すれば分かりやすい。腕の先っぽにあるネジを回す際、どっちのT字の方がネジを回しやすいかという、ただそれだけのことなのだ。当然左のT字の方がネジは回しやすい。これはピッチングにもまったく同じことが言える。左の角度の方が、腕は断然振り抜きやすくなる。
このことに、小野寺投手自身が気付けるかどうかだ。もし自分でしっかり気付いていて、マウンド上でそれを確認する能力が身に付けば、恐らく小野寺投手は日本を代表するクローサーになれるだろう。スライダーやチェンジアップなど投げなくても、ストレートとフォーク、いや、ストレートだけでもそう簡単には打たれないはずだ。これに加え昨日お話したスパイラル投法をマスターすることができれば、小野寺投手を打ち崩せるバッターはほとんどいなくなるだろう。
このブログの読者の中にも、小野寺投手のファンが大勢いらっしゃいます。今夜の内容は決してパーフェクトではありませんでしたが、しかし希望が持てるピッチングだったと筆者は感じています。そもそもクイックモーションで148km出せるピッチャーが、日本に何人いるでしょうか?その時点で小野寺投手は凄いのです。あとは小野寺投手自身が、自分の凄さに自信を持って投げることが出来れば、もうファンの期待を裏切ることもなくなるはずです。
チームは5連勝の後の4連敗で、クライマックスシリーズも絶望的になってしまいました。しかしそんな中でも、小野寺投手のピッチングは大きな収穫だったと思います。ファン思いの素晴らしい選手なだけに、筆者も小野寺投手には本当に頑張ってもらいたいと思っています。来年こそは自力で、グラマン投手からクローサーの座を奪い返し、守護神として返り咲いて欲しいですね!
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2009年09月30日 21:58 Tweet

