○2009/09/25 西武vs楽天20回戦
| 2:48 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
| 東北楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 6 | 0 | |
| 埼玉西武 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 2 | × | 7 | 13 | 0 |
埼玉西武vs東北楽天 20回戦 西武ドーム(観衆:23,261人)
埼玉西武ライオンズ 11勝9敗0分
継投:○帆足和幸(5試合連続完投)
勝利投手:帆足和幸 9勝5敗 3.23(4試合連続完投勝利)
ホームラン:中村剛也(43号)、G.G.佐藤(23号)
ヒーローインタビュー:帆足和幸
【ダイジェスト】
【ヒーローインタビュー】
【ゲームレビュー】
今日の先発は好調帆足投手。ここ最近は5試合連続完投、4試合連続完投勝利中という素晴らしい内容で、今夜もプレッシャーのかかる大事な試合で素晴らしいピッチングを披露してくれた。しかも完投した5試合の防御率は何と0.61という驚異的な数字。44イニング投げて自責点は僅かに3。前回の登板時にも書いたが、エースのピッチングに匹敵する内容だ。
今チームで最も安定感のあるピッチャーが帆足投手なわけだが、ヒーローインタビューのコメントを聞くと、調子自体は良くなかったらしい。これだけ素晴らしいピッチングを見せておいて調子が良くないと言える帆足投手。表情からは自信が満ち溢れていた。ライオンズの先輩左腕・工藤公康投手を尊敬している帆足投手だが、ここ最近のピッチングは全盛期の工藤投手に勝らぬとも劣らない内容だと言い切れる。
工藤投手の背番号47を受け継いだ帆足投手のロッカーには、トレーナーを通じて譲り受けた工藤投手の練習用グラブが飾られている。帆足投手はそれほど工藤投手のことを尊敬しているのだ。その工藤投手は先日横浜から戦力外通告を受けてしまったが、本人はまだ現役を続ける意思があり、シーズン後のトライアウトにも参加する意向を示している。筆者としては、工藤投手にはライオンズでキャリアを終わらせてもらいたいと思う。選手としての衰えは隠し切れないが、しかし工藤投手の経験は若手にとっては大きな財産となりうる。特に帆足投手にとっては。
今夜の帆足投手の好投の要因は、やはりコントロールだろう。初回からしっかりとボールをコントロールし、銀仁朗捕手のミットに丁寧に投げ込んでいた。通常先発ピッチャーで初回を得意とする人はほとんどいない。ボストンの松坂大輔投手でさえ、エンジンがかかってくるのは打者一巡を終えた辺りからだ。だが今夜の帆足投手は、初回からすでにベストピッチを見せていた。
帆足投手はグラウンドボーラーであるため、低目へのコントロールが生命線となる。調子が悪い時は変化球が高めに浮いてしまうのだが、今夜の帆足投手はほとんどすべてのボールが低めに決まっていた。帆足投手が低めへの意識を強く持っていることは、イニング間のキャッチボールでも見て取れる。テレビではほとんど写されることはないが、西武ドームで帆足投手を見ていると、イニング間のキャッチボールを常に1バウンドで行っているのだ。キャッチボールでボールを叩きつける意識を持つことで、マウンド上でも低目への意識の強さをキープできているのだろう。
これだけのピッチングを見せられれば、首脳陣としても何の注文もないだろう。本当に素晴らしいの一言に尽き、調子が悪かったとはとてもじゃないが思えない。そしてリズムも良かった。ピッチャーがリズム良くピッチングを行うと、そのリズムは打者に伝染し、打線もリズム良くバッティングが行えるようになる。その結果、今夜のように先制・中押し・ダメ押しと効果的に得点を挙げられるようになる。
今夜は帆足投手が本当に素晴らしかったのだが、打線も良かった。1球1球に対して非常に集中していて、中村選手に関しては2ラン、3ラン、2ランと、3試合連続で初回にホームランを放っている。ピッチャーを楽にする、見事なまでの4番の仕事だ。このホームランがあるからこそ、ピッチャーは余裕を持ってマウンドに立っていられる。こうして見ていくと、4番がいかに大事なポジションであるかがよく理解できる。
そしてG.G.佐藤選手も相変わらず好調だ。今夜の一発も田淵幸一並のハンマースウィングをして、気持ちでボールをふっ飛ばしていた。打ったのはスライダーだが、1打席目はこのスライダーにタイミングが合っていないように見えた。G.G.佐藤選手もそれは分かっていたのだろう。2打席目はスライダーで勝負してくると読み、見事そのスライダーを狙い打ちしホームランにしてしまった。今夜のようなバッティングを見ていると、ベストなコンディションであれば確実に3割30本を打つバッターになれると確信することができた。
これで楽天とのゲーム差は2に縮まった。チームも今シーズン3度目の5連勝となり、可能性としては2位も狙える場所まで持ち直してきた。だが今はとにかく目先の1勝だ。明日の先発は岸投手。確実に勝ちを狙った試合運びをしてくるはずだ。明日勝てれば明後日の先発はエース涌井投手であるため、楽天戦3連勝も見えてくる。3連勝すればついに並ぶことになり、クライマックスシリーズ進出圏内に入り込むことになる。
渡辺監督は試合後の会見で「今頑張らなければいつ頑張る?」というコメントを残したが、まさにその通りだ。ライオンズは昨年のアジアチャンピオンだ。このままBクラスに甘んじてしまったらアジアナンバー1チームの名が廃る。今夜は平日にも関わらず2万人を超すファンが西武ドームを埋め尽くした。明日・明後日は3万人を超すだろう。西武ドームで声を嗄らし応援するファンのためにも、明日も絶対に勝って欲しい!今こそ頑張る時なのだ!

2009年09月25日 21:18

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