<< ○2009/09/21 日本ハムvs西武19回戦 | ホーム | ○2009/09/23 日本ハムvs西武21回戦 >>
小岩ジェッツ

○2009/09/22 日本ハムvs西武20回戦

2:58
埼玉西武 13
日本ハム

北海道日本ハムvs埼玉西武 20回戦 札幌ドーム(観衆:34,214人)
埼玉西武ライオンズ 10勝10敗0分

継投:○許銘傑
勝利投手:許銘傑 1勝1敗 2.93
ホームラン:中村剛也(41号)
ヒーローインタビュー:許銘傑


【ゲームレビュー】
先週も同じようなことを言ったが、まさか許投手が今日もここまでのピッチングを魅せてくれるとは思わなかった。意外と言っては非常に失礼だが、ここ数年や今年前半の許投手のピッチングを思い返すと、今回もまさかの好投と言っていいだろう。

許投手にとっては今シーズン初勝利であると同時に、6年ぶりの完投勝利となった。そしてこの勝利には許投手自身「不思議な感じ。信じられない」とコメントしている。また、渡辺監督は「銘傑ワールドに入った」と表現し好投を称えた。

許投手は元々球種が多いピッチャーだったのだが、いわゆるウィニングショットを持てずにいた。一時は東尾監督に伝授されたシュートが打者にとっての脅威となったことがあったが、せっかくのそのボールもデッドボールを恐れるあまり、右バッターへの内角に投げ切れなくなっていた。そしてそのシュートを右バッターの外角に投げてしまうばかりに、それはホームランボールとなってしまい、いつしか決め球だったはずのシュートも簡単に強打されるようになってしまった。

許投手もやはりメンタル面に弱点を持つピッチャーだ。ピンチになると、相手の押せ押せの雰囲気に簡単に飲み込まれてしまう。火消し役どころか、火に油を注いでしまうようなピッチングを続けてしまったため、ここ数年は大事な場面で投げさせてもらえることもなくなっていた。

そんな許投手が魅せた見事な完投勝利。これには本当に驚かずにいられなかった。だがなぜ前回の登板から許投手は見違えるようなピッチングが出来るようになったのだろうか?渡辺監督はそれについて、球種それぞれの精度が高まったと評価している。許投手はいわゆる器用貧乏というやつで、どんな変化球も投げられるのだが、ウィニングショットになりうるボールがなかった。完成度50%の変化球を何種類も投げるタイプのピッチャーだったのだ。

それが前回の登板以降、変化球全体の精度が上がってきた。この背景の1つには、今年が背水の陣であるという危機感があったと思う。もし今年も不甲斐ないままで終わっていたら、来年契約してもらえない可能性が非常に高まる。許投手は来年以降は日本人選手と同様の扱いとなり、外国人枠からは外れることになる。つまり来年は枠に捉われず、良いピッチングさえ続けていればいつでも1軍にいることができるのだ。

そして野上木村両投手が台頭して来た今年は、許投手自身に焦りもあったことだろう。今年ダメなら台湾に帰るしかない、そういう悲壮感さえ感じさせるピッチングを今日は披露してくれた。許投手の先発は、いわゆるローテーションの谷間。その谷間で勝てたことは非常に大きな収穫だ。

今日は楽天が敗れたため、ゲーム差は3に縮まり、楽天のクライマックス進出マジックも消滅した。だが依然厳しい状況には変わりない。問題は、西武よりも楽天の方が残り試合が3つ多いことだ。もし同率3位で西武が先に日程を終了した場合、その後楽天が2勝1敗と勝ち越せばライオンズのクライマックス進出の望みは絶たれてしまう。

そのためにも追いつくことを考えるのではなく、追い抜くことを考えて戦い続けて欲しい。もちろん選手もそのつもりで戦ってくれていると思う。もし2ゲーム差をつけてライオンズが先に日程を終了すれば、数字的にはその時点でライオンズのクライマックスシリーズ進出が決定する。そのためにも、明日は西口投手に4勝目を挙げる好投をしてもらい、楽天とのゲーム差も2に縮めておきたいところだ。

泣いても笑っても残りはわずか12試合。選手たちには命がけのラストスパートでAクラスを死守してもらいたい!もし今年もBクラスに落ちるようなことがあれば、再来年の開幕もまた西武ドーム以外で迎えることになってしまう。だがそんなことはもう許されない。ライオンズは、開幕戦は絶対に西武ドームで迎えなければいけない!

日刊埼玉西武ライオンズをフォローしよう!
baseball 記事を楽しんでもらえたら、ランキングに1球の投票をお願いいたします。
にほんブログ村 野球ブログ 埼玉西武ライオンズへ

2009年09月22日 23:49 




Copyright(C) 2009-2010 日刊埼玉西武ライオンズ All Rights Reserved.