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小岩ジェッツ

○2009/09/18 西武vsソフトバンク22回戦

2:29
ソフトバンク
埼玉西武 × 11

埼玉西武vs福岡ソフトバンク 22回線 西武ドーム(観衆:15,487人)
埼玉西武ライオンズ 9勝11敗2分

継投:○帆足和幸 勝利投手:帆足和幸 8勝5敗 3.37
ヒーローインタビュー:帆足和幸、石井義人


【ダイジェスト】


【ヒーローインタビュー】


【ゲームレビュー】
この試合は打線も良く繋がったが、しかしそれでも話題は帆足投手に尽きるだろう。パーフェクトと言っても良いほどの出来だった。3試合連続完投勝利、この試合も9回を投げ切り4安打・8奪三振・無四球・無失点という内容で、首脳陣も文句のつけようがないピッチングだった。

ストレートにしろ変化球にしろ、去年防御率争いをしていた時期同様の切れがあり、見ていても打たれる気がしなかった。まず一番良かったのは、ホームベースを3次元で使っていた点だ。高さ・コース(横)・奥行きをすべて使いバッターを翻弄した。

メジャーリーグで、サウスポーピッチャーとして363勝の歴代最多勝利を誇る故ウォーレン・スパーン投手はその昔こんなことを言い残した。「バッティングはタイミングがすべてだ。そしてピッチングとは、そのタイミングを狂わすことだ」と。この試合の帆足投手のピッチングは、まさにスパーン投手の言葉通りの内容だった。

ストレートが走ることで変化球がより遅く感じ、変化球が遅く感じるからこそストレートがより速く感じられる。そしてボールはほとんどすべて低めに集められ、バッターのタイミングを狂わし、決してミートを許さなかった。まさにピッチングの王道とも言えるべき投球内容だ。

ピッチャーは常に、ストライクゾーンの低めに投げることを意識している。その理由は明確で、バッターの視点が遠くなるからだ。バッターは視点が遠くなることでジャストミートが困難になり、ミスショットを余儀なくされる。特にインローは、バッターは首を大きく曲げてボールを追わなければならないため、どうしても視線がぶれてしまう。この試合の帆足投手は、右バッターのインローに次々と切れのあるスライダーやパームボールを投げ込んでいた。このピッチングをされては、一流の打者でもそう簡単には打てないだろう。

帆足投手は今シーズンの前半戦はなかなか勝ち星を増やすことが出来なかったのだが、シーズンの大事な時期に差し掛かるや否や、完全復調を果たした。そしてその理由は自分のピッチングを取り戻したことにあるようだ。

それまでの帆足投手は、バッターの得意・不得意ばかりを追い駆け、バッターの不得意なボールを投げることだけに気持ちが行ってしまっていた。そのためにピッチングがバッター本位になってしまい、帆足投手の「らしさ」が失われていた。だが8月の後半、帆足投手は自分でそのことに気付き、バッター本位ではなく、自分の本来のピッチングを見つめ直した。

昨年の絶好調時のビデオを見て、今年のピッチングとどう違うのかをチェックし、悪い点を修正していった。その結果ボールが急激に走るようになり、時に140km台後半のストレートも飛び出すようになった。現代野球はどうしてもデータが一人歩きしてしまうことがあるのだが、やはり基本は自分自身のベストプレーだ。自分自身のペストプレーがなければ、相手の弱点を衝いても意味がない。帆足投手はそのことを証明してくれた。

帆足投手の登板は残り2~3試合だろうか。今の調子をキープできれば、渡辺監督の言う通り残り全勝し、二桁勝利に到達するかもしれない。いや、するかもしれないではなく、するだろう。この試合の帆足投手のピッチング内容は、エースに匹敵する素晴らしい内容だった。ぜひ次回も好投し、帆足投手の力でチームをクライマックスシリーズに近付けてもらいたい!

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2009年09月21日 22:11 




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