●2009/09/16 ロッテvs西武20回戦
| 2:53 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
| 埼玉西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 8 | 0 | |
| 千葉ロッテ | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1× | 3 | 6 | 0 |
千葉ロッテvs埼玉西武 20回戦 千葉マリン(観衆:14,404人)
埼玉西武ライオンズ 9勝11敗0分
継投:許銘傑~H松永浩典~H藤田太陽~●大沼幸二
敗戦投手:大沼幸二 4勝7敗1S 2.87
【ダイジェスト】
【ゲームレビュー】
今夜は2つの大きな誤算があった。まず渡辺監督としたら、まさか許投手がここまでの好投を見せてくれるとは思っていなかっただろう。試合前は継投覚悟でいたはずだ。そしてもう1つは、大沼投手の乱調。筆者は昨日の記事で大沼投手のフォームの崩れを指摘したが、今夜はその悪影響が顕著に出てしまった。
まず先発した許投手だが、今夜は発熱で調整が遅れた石井一久投手の代役だった。首脳陣としては5回2失点以内で抑えてくれれば及第点だったと思うが、終わってみれば7回途中まで投げて2失点。及第点どころか、合格点だった。
だが決して許投手がパーフェクトなピッチングをしたわけではなかった。甘いコースに行くボールも少なくなかったし、ボール自体の切れもそれほどあったとは思わない。それでも好投できたというのは、言うまでもなくこれは細川捕手のファインプレーだ。バッターに狙いを絞らせない見事なリードだったと思う。
野球と言うスポーツの勝敗は、ピッチャーが大きなウェイトを占めているとよく言われるが、そのピッチャーの能力を引き出すのはキャッチャーの仕事なのだ。相性の悪いキャッチャーと組むと、ピッチャーは実力の半分も出し切れない。逆に今夜のように、キャッチャーのおかげで実力以上のピッチングが出来ることもある。ここ数年の許投手の実績からすると、今夜の好投は驚きに値する内容だった。
ところで許投手だが、今夜はボールを微妙に動かしていたように見えた。パッと見はストレートなのだが、バッターの手元でほんの少し動いているように見えた。ただシュート回転しているというわけではなく、恐らくこれは意識して動かしたムーヴィング・ファスト・ボールだろう。2シームなどの系統に入るボールだ。もし筆者の思惑が間違っていなければ、許投手はセットアッパーとして計算できるピッチャーになれるかもしれない。今年9年目で、来年からは日本人投手扱いになる許投手だけに、これを切っ掛けに完全復活してくれればチームとしては大きなプラスになるはずだ。
さて、一方の大沼投手だが、昨日よりもフォームがバラバラだった。特にサヨナラを許したワイルドピッチは、下半身と右腕の動きが連動していなかった。だが大沼投手をひとえに責めることは出来ない。今夜に関しては、ベンチのエラーだったと思う。もちろん大沼投手はやってもらわないと困るピッチャーではあるが、昨日のピッチングを修正させないまま投げさせたベンチの責任は大きかったと言える。
だが降格中の小野寺投手を含め、ファームにはしっかりと結果を出しているリリーバーが1人もいない。岡本投手、三井投手、正津投手らベテランも、やや安定感に欠けるピッチングを続けている。ライオンズ投手陣は今、完全に世代交代の時期を迎えている。今オフは恐らく例年以上にトレードが活発になるだろう。さすがに来年早々、手術したグラマン投手を当てにすることはできない。グラマン投手の復帰が遅れることも視野に入れ、リリーバーを充実させていかなければ、また同じ結果になってしまう。
だが、これを一瞬で解決できる方法もあるのだ。それは小野寺投手の復活。彼が精神的に完全復活を果たしてくれれば、ライオンズのアキレス腱と言われるリリーバー陣も、アキレス腱ではなくなるだろう。小野寺投手がクローサーとして完全復活してくれれば、今シーズン機能しなかった後ろのピッチャーが、驚くほど機能し始めるはずだ。勝つ野球をするためには、打線の柱・先発投手の柱・リリーフ陣の柱、この3本柱がしっかりしていなければならない。どれか1本でも柱が崩壊してしまうと、今年のライオンズのようなことになってしまう。だからこそ小野寺投手には、1日でも早い復活をしてもらいたいと思う!
「i believe lions.」のリストバンド装着以来、6勝2敗。

2009年09月17日 02:22

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