○2009/09/15 ロッテvs西武19回戦
| 3:34 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
| 埼玉西武 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 3 | 6 | 2 | |
| 千葉ロッテ | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 10 | 0 |
千葉ロッテvs埼玉西武 19回戦 千葉マリン(観衆:13,227人)
埼玉西武ライオンズ 9勝10敗0分
継投:涌井秀章~○大沼幸二~Hベイリス~S星野智樹
勝利投手:大沼幸二 4勝6敗1S 2.74
セーブ:星野智樹 1勝1敗1S 3.21
ヒーローインタビュー:上本達之
【ダイジェスト】
【ヒーローインタビュー】
【ゲームレビュー】
最近のライオンズは日替わりヒーローが出るようになった。毎日新たなヒーローが誕生していて、これはチーム状態が良いということを表している。そして今夜のヒーローは上本達之捕手だった。代打で途中出場し、タイムリーヒットと勝ち越しの犠牲フライを放つ活躍。これぞまさにチームバッティングと言える内容だった。結果を欲張ることなく、勝利のために何が必要かをしっかり考えたということを感じさせてくれる活躍だった。
捕手としてはまだまだ未熟な部分の多い上本捕手だが、バッティングでは本当に光るものがある。打率こそ.243と低いが、今シーズンは18安打で13打点を挙げている。この勝負強さは捕手にしておくにはもったいないと思わせるほどだ。
さて、先発の涌井投手は今夜はそれほど調子は良さそうではなかった。ボール自体もいつもの重さが感じられず、高めに浮くシーンが多々見受けられた。だが調子が悪いにも関わらず7回を2失点で抑えるところはさすがだ。ただ欲を言えば、相手に先に点をやって欲しくなかった。もし初回の1点がなければ、涌井投手ももう少し楽に投げられたような気がする。
涌井投手の感想をもっと語りたいところではあるが、今夜は大沼投手について色々語ってみたい。というのは今夜大沼投手のピッチングを見ていて、あることに気づいたからだ。大沼投手は今、決して調子は良くないと思う。ストレートにしても、スピードガンほどの威力が感じられない。
筆者が今夜気づいた点、それは“ディッピング”だ。大沼投手は左足を上げて踏み出す際、右足がディップしてしまっているのだ。ディップとは、右足の膝が必要以上に沈んでしまっている状態のことを言う。必要以上と言っても、プロの場合は数センチではない、僅か数ミリの違いであることが多い。だが今夜の大沼投手は、明らかにディップしていると分かるフォームだった。
左足を上げ、踏み出す際に右足の膝がディッピングしてしまうと、色々な弊害が起こってくる。まず上体が背中側に若干流れてしまう。上体が流れてしまうと左肩の開きが早くなり、バッターからするとボールが見やすくなってしまう。そして右腕の肘も下がり気味になってしまうため、球威が落ちる。さらに言えば左肩が早く開いてしまうことで右腕がそれについて行けず、ボールをリリースした後、右腕が身体にきれいに巻かれなくなる。そしてこのバランスの狂いは少しずつ肩に負担を与え、肩の故障を引き起こす可能性もある。
いくらタフな大沼投手と言えども、7月には30歳になり、身体のピークはとっくに過ぎてしまっている。野球選手の場合、27歳という年齢が体力的にはピークだとされる。だからこそ先日9年連続200本安打を放ったイチロー選手も、27歳での渡米に強くこだわっていた。
30歳という年齢は、ピッチャーにとっては大きな過渡期だ。大沼投手もそれなりに今後のことを考えて行かなければ、今まで通りのピッチングをしていてはいつか身体にムリが出てくる。ピッチャーのディッピングは肩だけではなく、腰にも負担を与える場合があるので、百害あってまさに一利もないのだ。
ここまで49試合に登板し、さすがに疲れもあるだろう。そしてその疲れがディッピングを引き起こしていることは明確である。もちろんこの時期に休養を与えることは不可能だが、それでもストレッチや試合後の入浴などで少しはその疲れを解消することもできる。投げたがりの大沼投手のことだ、コーチから「行けるか?」と聞かれても決して「行けません」とは言わないだろう。だからこそピッチングコーチにはコンディションに関してもしっかり把握しておいてもらいたい。
残り試合はいよいよ19試合になった。ここまでのペースを考えると、大沼投手はあと7~8試合は登板してくるだろう。そしてクライマックスシリーズやその先を見据えたら、15試合以上投げる可能性もある。だからこそ今この段階で改めてコンディションを整えて欲しいのだ。しかも9連戦の最中で、まだ連戦は8試合も続く。小野寺投手が戻って来ない以上、どうしても負担は大沼投手や星野投手が背負わざるをえない。
コーチにコンディションを見極めて欲しいという思いもあるが、それ以上にリリーバーたちには、正直にコーチにコンディションを伝える勇気を持って欲しい。いくらシーズンの佳境とは言え、肩がパンクしてしまっては元も子もないのだ。クライマックスシリーズから優勝した際、大沼投手にもしっかりと胴上げの輪に加わっていて欲しいと筆者は強く思っている。
さて、明日の先発は予定通りなら石井一久投手だったが、先日熱を出して(インフルエンザではない)最近チームに合流したばかりということで、先発を少し先にずらすことになった。ということで明日の先発は許銘傑投手。許投手には恐れず、右バッターの内角をえぐるシュートをどんどん投げていって欲しい。5回を2失点以内で抑えてくれれば、渡辺監督としても及第点ではないだろうか。
「i believe lions.」のリストバンド装着以来、6勝1敗。

2009年09月16日 01:43

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