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○2009/08/19 ソフトバンクvs西武17回戦

3:39
埼玉西武 11
ソフトバンク

福岡ソフトバンクvs埼玉西武 17回戦 ヤフードーム(観衆:34,353人)
埼玉西武ライオンズ 8勝7敗2分

継投:○石井一久~ベイリス~藤田太陽
勝利投手:石井一久 6勝7敗 4.28
ホームラン:中村剛也(36号)、片岡易之(10号)
ヒーローインタビュー:石井一久


【ダイジェスト】


【ゲームレビュー】
ライオンズにとって先週の水曜日以来の勝ち星となった。西武ファンにとっても待ちに待った1勝。しかもどん底だった打線が9点を奪っての圧勝で、投げては石井一久投手が8回途中まで2失点のナイスピッチング。これでやっと連敗を抜け出すことが出来た。

やはり大きかったのは初回に飛び出した中村選手の先制36号ホームランだろう。この先取点によって石井投手もかなり楽になれたと言う。味方打線が4回までに6点を取ってくれたおかげで、石井投手は「7回を3失点以内に抑えよう」というプランを立てることが出来たらしい。このプランによって終始落ち着いたピッチングを続けることができ、8回途中2失点という好投に結びついた。

やはり一番辛い時期、一番頼りになるのがベテランだ。しかも百戦錬磨の石井一久投手。今、チームに何が必要なのかがしっかりと見えているのかもしれない。前半戦はなかなか調子の上がらなかった石井投手だが、後半戦に入るにつれ、安定感がグッと増してきた。残暑も厳しい8月の残り10日間、この大ベテランがチームを鼓舞してくれそうだ。

打つ方では、中島選手に復調の兆しが見えてきた。中島選手は試合前インタビュアーに対し「今日は爆発しそうな気がします。明日かもしれないけど(笑)」とコメントを残している。この前向きな言葉通り、明日の爆発を予感させてくれる今夜の内容だった。

結果としては4打数ノーヒットに終わっているのだが、4~5打席目のライトフライ2つは、実に中島選手らしい右方向への良い当たりだった。結果的にはアウトになっているが、しかしバッティングの内容はとても良かったと思う。明日は右打者にかなり打ち込まれているジャマーノ投手が相手。きっと中島選手の打棒が打線に火をつけてくれるはずだ!

さて、明日の先発は木村文和投手だ。ファームでは1勝10敗という成績だが、ストレートの威力には非凡なものがある。だが変化球の精度が低いため、キャッチャーはリードするのにはかなり苦労するだろう。ここで気になるのが渡辺監督の判断だ。今夜3安打の銀仁朗捕手に明日もマスクを被らせるか、リード面では銀仁朗捕手を圧倒的にリードする正捕手・細川捕手にマスクを被らせるのか。

だがどちらにせよ、木村投手には若々しい気迫溢れるピッチングを披露してもらいたい。ファームでの成績など気にせず、自分のストレートに自信を持ってマウンドに登ってもらいたい。そうすれば打者も圧倒され、必ず好投できるはずだ。明日はこの若獅子のプロ初勝利を祈りつつ、ファン一同応援していきましょう!

2009年08月20日 02:23

△2009/08/18 ソフトバンクvs西武16回戦

4:11 10 11 12
埼玉西武
ソフトバンク

福岡ソフトバンクvs埼玉西武 16回戦 ヤフードーム(観衆:34,955人)
埼玉西武ライオンズ 7勝7敗2分

継投:涌井秀章~大沼幸二~星野智樹~ベイリス~西口文也


【ダイジェスト】


【ゲームレビュー】
なんとエース涌井投手を擁してもライオンズは勝ち切ることができなかった。4連敗後の引き分けは疲労感ばかりが募ってくる。投手陣は12回を1点で守り切ったが、打線がそれに応えることができずに散発の6安打。3回に相手のエラーで1点を取るのがやっとだった。渡辺監督の言葉通り、やはり打線はどん底だ。

今夜は1~3番がまったく機能しなかった。片岡栗山中島の3選手でノーヒット。中島選手に至っては4打席連続三振を喫している。小野寺投手は「ナカジは大丈夫」とブログでコメントしていたが、とてもじゃないが大丈夫には見えない。現に中島選手自身が不調を認めるコメントを残しているほどだ。ノーヒットの試合こそ多いわけではないが、しかしヒットが出ても、中島選手らしい打球が飛んでいかない。

そしてバント作戦をあまり好まない渡辺監督が、この試合では3つの送りバントをさせた。これもやはり打線がどん底である証拠と言えるのかもしれない。春先は投手陣が打ち込まれ、それを打線がカバーするゲームが多かったが、今は打線が機能せず、それを投手陣がなんとかカバーしている状態だ。このチーム状況を立て直すのは容易ではないだろう。

だが筆者は思う。ライオンズの選手たちには、高校時代を思い出してもらいたい、と。ちょうど今甲子園が盛り上がっているところだが、自分たちが甲子園を目指していた頃のことを思い出してもらいたい。調子が良かろうが悪かろうが、1回負けてしまったらそれでその夏は終わってしまう。だから選手たちは必死だ。なりふり構わず、泥んこになって次への1勝をもぎ取りに行く。今のライオンズに必要なのは調子云々ではない。高校球児が見せてくれるような勝利への執念だ!

さて、今夜は西口投手が1軍復帰後初のマウンドに登った。しかも延長12回でのリリーフ登板。ネット上の西武ファンの間では、西口投手のリリーフ転向・クローサー候補にはかなり否定的な意見が多いようだ。確かに今年の西口投手はなかなか安定してこない。今夜にしても無失点で切り抜けたとは言え、完璧な内容ではなかった。

そして同様に、代打策やバント策への批判的意見も多かった。だが結果だけを見て批判をしてはいけない。プロセスに対し納得が行かなければ、それは反対意見としてブログなどで書くことは悪いことではない。だが結果だけを見て、それを否定するのは良くないと筆者は思う。

野球というスポーツは、どんなに凄いバッターでも3打席に1回しかヒットは打てない。つまり言い方を変えれば、野球にはとにかく失敗が付き物なのだ。だが問題はその失敗ではない。その失敗に至るまでのプロセスだ。例えば2ストライクと追い込まれているのに、際どいコースを見送って三振になるのは非常に情けない。これは結果以前にプロセスに問題がある。もちろん本人はボールのつもりで見逃していても、2ストライクになった時点で際どいコースはカットしていく必要がある。カットをしに行っての空振り三振なら仕方がない。だが見逃し三振は一番格好悪い。

だがバッターに限らず、やるべきことをやって失敗したならそれは仕方ないのだ。だが筆者は打撃コーチ2人に対しては今シーズンはずっと否定的だったりする。森・黒田両打撃コーチなのだが、この2人がどれだけ選手たちに的確なアドバイスを送れているのかが、筆者にはまったく分からないのだ。つまり打線が打てない時、戦略的意図をまったく感じることが出来ない。これはシーズン序盤から感じ、そしてこのブログでも言い続けて来たことだ。

兎にも角にも、今夜の引き分けでチームは4位に転落してしまった。上位を追い駆けるどころか、かなりの差があった4位楽天に追い抜かれてしまった。明日の先発は石井一久投手だが、ベテランとしての、彼の好投に期待するしかない。ただ筆者とすればもし木曜日に先発が噂される木村投手に目処が付けば、石井投手をクローサーにしたら面白いのではと考えている。

石井投手は狙って三振を取りに行けるし、短いイニングであれば球速も140km台中盤は出ると思う。それだけの速球と、あの鋭いスライダーを全力投球すれば、十分クローサーとしてやっていけるとは思う。もし打診したとしても、今年の先発としての勝ち星と、石井投手のチームへの貢献心なら気持ち良く引き受けてくれると思う。実は筆者は、西崎幸広投手と石井一久投手を少し重ねているのだが、チームの最も弱い部分に経験豊富なベテランを起用する手は、決して悪くはないと思う。

だが、まずは明日だ。先のことなど考えず、まずは明日しっかりと勝ってもらいたい!そして6試合振りにファンに勝利を届けてもらいたい!!

2009年08月19日 02:58

1軍登録・抹消情報(8/18)

▲1軍登録
#13 西口文也投手

2009年08月18日 16:08

1軍登録・抹消情報(8/17)

▼1軍登録抹消
#14 小野寺力投手
再登録は8月27日以降

2009年08月17日 15:52

週間選手ページランキング(8/10~8/16)

本日は8月10日~8月16日までの選手ページランキングを発表したいと思います!負けが込んでしまっている8月のライオンズ、日刊埼玉西武ライオンズのアクセス数も若干落ち気味ですが、でもやはりナカジだけは元気がいいようです!

第8回週間選手ページランキング(8/10~8/16)
1位 #3 中島裕之選手 395P(+48P) Ⅴ8達成!
2位 #11 岸孝之投手 289P(+47P) 前回2位
3位 #1 栗山巧選手 176P(+60P) 前回3位
4位 #6 後藤武敏選手 168P 初登場
5位 #18 涌井秀章投手 118P(+49P) 前回5位
6位 #7 片岡易之選手 106P(+0P) 前回4位
7位 #14 小野寺力投手 78P(+19P) 前回8位
8位 #99 渡辺久信監督 66P(+11P) 前回9位
9位 #9 赤田将吾選手 63P 前回ランク外
10位 #20 野上亮磨投手 56P(-24P) 前回6位

1~3位は前回と同じランキングでした。やっぱりナカジ人気は相変わらずですが、近頃は絶好調に近い活躍を続けている栗山選手も安定したアクセス数を保っています。栗山選手が来週どれくらいポイントを伸ばしてくるか、楽しみですねbaseball

前回次回

2009年08月17日 02:07

●2009/08/16 日本ハムvs西武15回戦

4:02 10
埼玉西武 10
日本ハム 1×

北海道日本ハムvs埼玉西武 15回戦 札幌ドーム(観衆:30,399人)
埼玉西武ライオンズ 5勝10敗0分

継投:野上亮磨星野智樹~H藤田太陽~H大沼幸二~●小野寺力~ベイリス
敗戦投手:小野寺力 2勝5敗16S 4.31
ホームラン:栗山巧(10号)、中村剛也(35号)


【ゲームレビュー】
もう暢気にゲームレビューなんて書いていられない状況にまで追い込まれてしまった。シーズンで最も大事な8月に来て4連敗。首位日本ハムとの差も12.5ゲームとなってしまった。半分の6ゲーム差でも辛い時期だというのに、それが12.5ゲーム差。もう優勝の望みは微塵ほどしか残されてはいない。

試合終了後、小野寺投手の2軍降格が決まった。最近7試合の登板で3度の失点、3つの黒星。これではとてもじゃないが守護神とは呼べない。

筆者は小野寺投手のことは入団時から応援している。皆さんもご存知の通りナイスガイだし、とにかくファンを大切にする。だがその反面、筆者は小野寺投手に甘さを感じて仕方がない。これは決して今日打たれてからそう言っているのではなく、このブログで開幕当初から言っていたこと。精神的に弱く、そしてもろい。ピッチャーとしてはキラーボールを持たないこと以上に致命傷になる欠点だ。

今日も打たれた直後にダグアウトに戻る際、小野寺投手はうつむきながら歩き、そして泣いていた。この大事な一戦を台無しにしてしまい悔しいだろう。そして辛いだろう。しかしピッチャーたる者、打たれたくらいでグラウンドで涙を流してはいけない。泣くなら誰もいないところで一人切りで泣くべきだ。

今日そんな小野寺投手を見ていて、筆者は子どもの頃に読んだ野球漫画『名門!第三野球部 』を思い出した。甲子園出場を賭けた千葉県大会の準決勝、桜高校対銚子工業。桜高校の先発は檜あすなろで、銚子工の先発は桑本聡。このふたりは永遠のライバルで、特にこの試合以前に行った練習試合であすなろに敗れている桑本にとっては、血がにじむような努力を積んで迎えた一戦だった。しかし結果的にはこの準決勝でも桑本はあすなろに投げ負けてしまう。

敗戦後、チームメイトは桑本を気遣うが、しかし当の桑本はちゃらんぽらんなことを言ってチームメイトを安心させる。だが直後、桑本は独りトイレにこもり、必死の特訓を積んでまで絶対に勝ちたかった試合に敗れた悔しさに、号泣する。そういうシーンがある。これこそ誇りあるピッチャーの姿ではないだろうか?

もちろん実際のプロ野球と甲子園を描いた漫画を比べることは出来ないが、だが筆者は、小野寺投手にも桑本のような男気を持って欲しいと強く思う。男がグラウンドで泣いていいのは優勝した時だけだ。そう、87年の日本シリーズで清原和博が流した涙、あれこそが野球選手に相応しい涙なのだ。

小野寺投手はライオンズの絶対的守護神にならなければいけない存在だ。打たれたくらいでグラウンドで涙を流していい立場ではないはずだ。だから2軍でもう一度しっかりと精神に磨きをかけて、クライマックスシリーズでは炎のストッパーとなって戻って来てもらいたい。小野寺投手には、グラマン投手の穴埋め守護神にはなってもらいたくはない!

2009年08月17日 01:14

●2009/08/15 日本ハムvs西武14回戦

3:19
埼玉西武
日本ハム ×

北海道日本ハムvs埼玉西武 14回戦 札幌ドーム(観衆:33,567人)
埼玉西武ライオンズ 5勝9敗0分

継投;●岸孝之~H大沼幸二~星野智樹~ベイリス
敗戦投手:岸孝之 11勝2敗 3.28


【ゲームレビュー】
岸投手で勝てなかったのは本当に痛い。勝たなくてはいけない試合で、勝ちに行って勝てなかった時ほどダメージの大きい敗戦はない。相手の藤井投手を、ライオンズは今年防御率4.80とかなり打ち込んでいる。つまり単純計算、ライオンズは藤井投手から5点取りたい試合だったわけだ。しかし実際には継投した4投手から7安打を打つのがやっとで、この試合唯一の連打が出た6回も、併殺打でそのチャンスを逸してしまった。

チームが波に飲まれている時は、何をやっても裏目に出てしまう。5回、2つのフォアボールと送りバントで1アウト3・2塁とした場面、打席に立ったのは銀仁朗捕手だった。銀仁朗捕手は痛烈な打球を飛ばしたのだが、しかしそのライナーは運悪くショート正面に飛んでしまい、3塁ランナーの佐藤友亮選手が戻りきれず、あえなく併殺。

完全に勝利の女神にそっぽを向かれてしまった一戦だった。栗山選手中村選手が2安打ずつ放ち気を吐くもその前後が繋がらず、7安打無得点のライオンズは6安打2得点のファイターズに敗れてしまった。

これでチームは3連敗。もはや昨年の王者の片鱗すら見えなくなってきた。ただ、岸投手自身は8イニングを2失点で抑えたのだから、これは好投と言える。しかしパ・リーグ相手の連勝は16でストップしてしまった。シーズンの前半戦は打線の大量援護で勝ち星が付いていた岸投手だったが、この試合では好投に打線が報いてくれなかった。だがこればかりは仕方がない。エース級である岸投手は8回2失点で満足などせず、相手よりも先に失点してしまったことを悔しがるピッチャーになって行って欲しい。

味方打線が0点に抑えられているうちは、絶対に敵に先取点を与えない。岸投手にはこれができるエースピッチャーへと成長していって欲しいと思う。そうなった時初めて、涌井投手との2枚エースが完成すると思う。

2009年08月17日 00:43

●2009/08/14 日本ハムvs西武13回戦

3:17
埼玉西武
日本ハム × 12

北海道日本ハムvs埼玉西武 13回戦 札幌ドーム(観衆:34,095人)
埼玉西武ライオンズ 5勝8敗0分

継投:帆足和幸~ベイリス~星野智樹~大沼幸二
敗戦投手:大沼幸二 2勝4敗 2.28


【ゲームレビュー】
今日の敗戦で自力優勝の可能性が消滅してしまった。西武が残り46試合で全勝したとしても、日本ハムが西武戦以外で全勝したら西武は日本ハムを逆転できない。つまりこれが自力優勝の可能性が消滅したということだ。西武が優勝するには、もう日本ハムの自滅を待つしか方法はなくなってしまった。

先発したのは帆足投手。投球的には決して悪くはなく、潮崎ピッチングコーチも「ブルペンでは良かった」とコメントしている通り、帆足投手の調子自体は良い方だったと思う。しかしダルビッシュ投手が相手ということでいつも以上に力が入り、グラウンドボーラーとしての本領が発揮できなかった。結果的には5回2/3で8安打1失点。ちょっとヒットを打たれすぎた。

帆足投手は粘りの投球だったと言える反面、3度も先頭バッターを出してしまった。さらには続くベイリス投手、星野投手、大沼投手の全員が先頭バッターを出塁させている。これには試合後、小野コーチも半分呆れたような怒りを露にしていた。

さて、今夜はベイリス投手が来日初登板を果たした。結果的には無失点で抑えたものの、まだ本調子とは言えない内容だった。球種的にはスライダー、チェンジアップ、シュートと言ったところだろうか。しかしキラーボールを持たないため、バッターからするとそれほどの恐怖感はないのかもしれない。球速も150kmという前評判があったにも関わらず、ストレートが137kmしか出ないという場面もあった。

素人目で見ても、大沼投手の方がはるかに威圧感や存在感がある。恐らくバッターからしても、ベイリス投手よりも大沼投手が出てくる方が嫌なはずだ。筆者が見た感じでは、それほど活躍はしないかもしれないなぁ、という印象だ。サイドスローから150kmを計測すると言われていたが、どうも150kmを出せる気配が感じられない。同じサイドスローならば、以前ライオンズで大活躍されたデニー投手の方がずっと凄かった。個人的には、デニー投手のことが大好きで、伊原監督と仲違いして退団した時は、かなりショックだったことをよく覚えている。

石井義人選手が試合後「仕方ない。明日からまたやるしかない」とコメントしているように、選手の中にも悲壮感が漂っているようだ。さすがに残り46試合という段階になって首位と11.5ゲーム差となると、逆転の望みはほとんど感じられない。あとはどうやって3位を死守するか、ということに尽きてきてしまう。

だが信じていれば奇跡は起こる!明日は岸投手に最高のピッチングをしてもらって、何とかチームに勢いを取り戻してもらおう!!

デニー友利さんのトークショー

2009年08月15日 01:13

1軍登録・抹消情報(8/14)

▲1軍登録
#42 ジョナ・ベイリス投手

▼登録抹消
#37 ジョン・ワズディン投手
再登録は8月24日以降

2009年08月14日 15:40

●2009/08/13 ロッテvs西武15回戦

3:07
埼玉西武
千葉ロッテ ×

千葉ロッテvs埼玉西武  15回戦 千葉マリン(観衆:28,143人)
埼玉西武ライオンズ 6勝9敗0分

継投:●ワズディン~山本淳~松永浩典~木村文和
敗戦投手:ワズディン 2勝3敗 5.31


【ゲームレビュー】
今夜の先発はワズディン投手だったが、初回に2つのフォアボールを絡めて3失点。いくら立ち上がりの初回とは言え、あまりにも実のない投球内容だった。カウントを取りに行ったボールがすべて甘く、球威のなさからあまりに簡単にヒットを打たれてしまう。そしてとにかく無駄なフォアボールが多すぎる。これでは野手のリズムを生むことも出来ない。ワズディン投手は試合後早々、2軍に落とされることになった。

ワズディン投手の後を繋いだ山本投手だったが、今日は崩れてしまった。7月上旬からずっと失点のない投球を続けていて渡辺監督も大いに期待していただけに、今夜の2失点は痛かった。降板後、渡辺監督は数分間に渡り山本投手に直接アドバイスを送っていた。打者4人に対して1安打3四球、恐らく技術的なアドバイスではなく、精神的なアドバイスだったと思う。バッターへの向かって行き方、マウンドでの心構え、そういうメンタルな部分をアドバイスしたのだろう。

そして今夜は4番手として、木村文和投手がマウンドに上がった。2年ぶりの1軍マウンド。結果としては2イニングを投げて1安打1四球無失点に抑えたのだが、ピッチングの内容は決して良いと言えるものではなかった。まず変化球の精度があまりにも低い。スライダーをまったくコントロールできていなかった。スライダーという球種はあまりスタミナを消耗しないため、磨けばかなりの武器になる。しかし木村投手の場合は、今夜は10数球スライダーを投げたと思うのだが、キャッチャーの要求通りに投げられたスライダーは1球もなかった。

どうも木村投手はコントロールを指先で行おうとしているように見える。だが筆者の野球理論では、コントロールとは肘で行うものと考えている。肘でボールの出先をコントロールすることで、リリースポイントが安定する。つまりそうすることでリリース時、指先がぶれないのだ。だが木村投手の場合、ストレートとスライダーを投げる時の指先があまりにも違う。これでは今後狙い打ちをされかねない。

だがストレートの威力は凄まじかった。セットポジションから150km以上を投げられてしまうと、バッターとしてはかなりきつい。しかしもったいない。コントロールを気にするあまり、ランナーがいなくてもセットポジションで投げている。もしワインドアップモーションで投げたら、恐らく155kmは出るだろう。

そして今日の木村投手のピッチングフォーム、筆者は久しぶりに木村投手を見たのだが、去年までのフォームとはずいぶん変わったような気がする。去年まではもっと左手をバッター方向に突き出して投げる豪快なスタイルだったが、今夜の木村投手は比較的落ち着いたピッチングフォームだった。ピッチングフォーム自体は安定したのかなという印象を持った。右足にしっかりと体重を乗せ、それを一気に左足に移すフォーム。あれだけ体重移動をしっかり出来ていれば、自ずとボールにも力が生まれる。

木村投手はスライダーよりも、フォークを覚えた方が良いような気がする。フォークはスライダーと比べるとはるかにスタミナを消耗する球種だが、木村投手ほどしっかり腕が振れていれば、スライダーよりもずっと武器として使えるようになると思う。いずれにしろ背番号41番を背負ったこの投手、将来はかなり期待できそうだ。渡辺久信投手引退後、「渡辺久信2世」と呼ばれた2人目のピッチャー。1人目は鳥谷部健一投手だったが、活躍できないまま西武で戦力外通告を受け、トライアウトで中日に移籍し、そのまま引退してしまった。現在は千葉のアマチュアチームで投げている。

そして木村投手が2人目の「渡辺久信2世」として41番を背負っているわけだが、木村投手には大成してもらいたい。そのためにも1軍で本家渡辺久信の指導をしっかりと受け、勝つためのピッチングを学んでもらいたい。変化球の精度が上がれば、あれだけのストレートを投げるピッチャーだ、1軍でもそうとう活躍できると思う。

さぁ、明日帆足投手と投げ合うは難敵ダルビッシュ投手。帆足投手にはダルビッシュ投手以上の闘志で投げ勝ってもらいたい!頑張れホアッシー!!

2009年08月14日 01:12

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