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サードベースコーチ
サードベースコーチには瞬時の判断力と決断力が求められる。まずサードコーチの最たる仕事は、1人でも多くのランナーをホームに返すこと。サードに向かって走ってくるランナーは、右中間のボールを見ることができない。そのためサードコーチがランナーの「目」になるわけだ。基本的にはサードに向かってくるランナーの指示を右手、セカンド付近を走るランナーの指示を左手で出す。
例えばランナー2・1塁という場面で、バッターがライト前ヒットを打ったとする。その際サードコーチが右手をグルグル回し、左手でストップの合図をしていたら、2塁ランナーはホームへ突っ込め、1塁ランナーはセカンドで止まれという意味になる。ライオンズでこの判断を正確、かつアグレッシヴに行っていたのが伝説のサードコーチ伊原春樹コーチだ。
走塁面においては、3塁ランナーのタッチアップのゴー&バックの指示を出すこともある。特に左脚を前において構えた方が早くスタートを切れるランナーの場合、グラウンドを背中にするためボールが見えない。そんな時ランナーはサードコーチを自分の目として使う。
その他サードコーチには、監督のサインをバッターやランナーに伝えるという役割も持っている。とにかく攻撃時においては作戦の頭脳となる存在なだけに、勝つためには中途半端なサードコーチを置くことはできない。逆を言えば、伊原春樹という伝説のサードコーチがいたからこそ80~90年代、西武ライオンズに黄金時代があったと言うこともできる。サードコーチとは、それくらい勝負を左右する存在にもなりうるのだ。
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2009年08月22日 02:18 Tweet

