●2009/08/21 西武vsロッテ16回戦
| 4:07 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
| 千葉ロッテ | 6 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 1 | 12 | 15 | 2 | |
| 埼玉西武 | 0 | 1 | 0 | 2 | 2 | 0 | 1 | 1 | 0 | 7 | 16 | 0 |
埼玉西武vs千葉ロッテ 16回戦 西武ドーム(観衆:18,061人)
埼玉西武ライオンズ 6勝10敗0分
継投:●帆足和幸~松永浩典~藤田太陽~西口文也~山本淳
敗戦投手:帆足和幸 5勝4敗 4.24
【ダイジェスト】
【ゲームレビュー】
野球というスポーツは本当に難しい。ピッチャーが1失点に抑えても勝てない試合があれば、今日のように打線が7点取っても勝てない試合がある。本当に不思議なスポーツだ。ただ、今日はピッチャーが悪すぎた。打たれて失点するのならまだしも、与えたフォアボールが計10個。これでは試合にはならない。筆者の専門分野はピッチャーなのだが、さすがに今夜はピッチャーのことを語る気にはなれない。
ということで打線に触れてみようと思うが、今夜は今シーズン始まってから初めて、渡辺監督は1~4番までのオーダーを組み替えた。これまでは一貫して片岡~栗山~中島~中村というオーダーを通して来たが、中村選手が前日の一塁守備で左脚付け根の裏を延ばし欠場したことで、打線を組み替えざるを得なかった。
その組み替えたオーダーは、片岡~原~栗山~中島という上位打線。今夜はこのオーダーがピタリとハマった形となった。1~4番までで8安打3打点6得点という暴れっぷり。しかも4人全員がマルチヒットなのだからこれも凄い。筆者としては原選手の2番起用には少し驚いたが、原選手曰く「絶好調が100なら、今は98~99です」と言う通り、見事なバッティングを披露してくれた。ライト前ヒットが2本なのだが、2本とも強烈な打球で、しっかりとバットを振り抜いてのバッティング。見ていて気持ちの良いスウィングだった。原選手にはこの調子で、これからも頑張って行ってもらいたい!
そして今日の試合決して見逃してはいけないのが6回の攻撃だ。1アウトから赤田選手がヒットで出塁し、ボカチカ選手もそれに続き、片岡選手が倒れた後の原選手の打席。この場面で2本目のライト前ヒットを放ったのだが、何ということか、赤田選手が三本間に挟まれて憤死してしまった。
しかしこれは赤田選手のミスではない。清家3塁コーチの判断ミスだった。赤田選手はチームきっての俊足ランナーで、トップスピードに入った時のスピードは本当に速い。そのため3塁でストップを掛けるのなら、最低でも3塁ベースの5メートル以上手前で3塁コーチはストップを掛けなくてはいけない。そうすることで、辛うじてスライディングで3塁ストップが可能になる。
だが清家コーチがストップを掛けたのは、赤田選手が3塁を駆け抜けようとした直前だった。恐らくアンツーカーにはすでに入っていたと思う。そんなところでストップを掛けられても赤田選手が止まれるはずはない。もうこの段階では赤田選手はコーチなど見ず、3塁ベースと進塁方向しか見ていない。赤田選手は3塁を駆け抜けたところで急停止を試みたが当然止まりきれず、そのまま三本間に挟まれてのタッチアウト。これはまるで最下位のチームがする野球だ。
筆者が記憶している限りでは、3累コーチのミスで負けた試合は今シーズン3試合目くらいだと思う。この時期にこんな低次元なミスをしているようでは、ライオンズは2007年に続きBクラスに転落しかねない。強い時期のライオンズにおいては考えられないようなミスだった。
筆者は今シーズンのライオンズのコーチ編成には、開幕前から不満を抱いていた。まず1軍の打撃コーチが森・黒田両コーチというのも納得が行かないし、足のスペシャリストだった河田コーチをなぜ1軍に昇格させないのかも分からなかった。筆者的には1軍打撃コーチを田辺・熊沢両コーチに、1軍3塁コーチを河田コーチにというのが理想だった。
逆にピッチングコーチには信頼を置いている。小野コーチにしろ潮崎コーチにしろ、現役時代は強心臓で大活躍されたピッチャーで、野球に必要な知識や視野の広さ、指導力も持っている。そのためピッチングコーチに関しては来年もぜひ小野・潮崎コンビで行ってもらいたい。だが打撃・走塁コーチに関しては、勝つことにこだわった布陣を敷いてもらいたいと思う。
1ヵ月前のチーム状態は非常に良かったのだが、1ヵ月経つとこうも変わってしまうものなのだろうか。野球というスポーツは本当に難しく、そして本当に不思議だ。今日はそんなことを切に思わせられた一戦だった。

2009年08月22日 02:32
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