●2009/08/20 ソフトバンクvs西武18回戦
| 2:55 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
| 埼玉西武 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 6 | 0 | |
| ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | × | 4 | 9 | 0 |
福岡ソフトバンクvs埼玉西武 18回戦 ヤフードーム(観衆:34,656人)
埼玉西武ライオンズ 8勝8敗2分
継投:木村文和~星野智樹~藤田太陽~山本淳
敗戦投手:木村文和 0勝1敗 3.86
【ダイジェスト】
【ゲームレビュー】
今夜は木村投手がプロ初先発のマウンドに登った。ファームでは1勝10敗、防御率・与四死球率共に6.39、そして奪三振率は9.64。与四球率だけを見ても正直もう少し荒れるのかなと思っていた。だが1軍でのマウンド捌きは実に堂々としたものだった。本人もコメントした通り、木村投手は本当に楽しそうに投げていた。
終わってみれば5回を投げて5安打3失点2四球6奪三振という内容。プロ初先発ということを考えると、十分合格点を与えられる内容だった。これで恐らく来週も先発としてマウンドに上がることになるだろう。今夜の木村投手のピッチングは、それだけ評価できる内容だった。
小久保選手に打たれたホームランは、完璧な失投だった。スライダーがど真ん中に入ってしまい、それを逃さずにジャストミートされた。防げる一発ではあったが、しかしここは打った小久保選手を誉めるべきだろう。だが直後、田上捕手に打たれた2ランは痛かった。内角低めへのストレート(逆球だったと思う)だったが、上手くバットを巻かれてスタインドインされてしまった。ボール自体は決して悪くはなかったため、やはりこれも打った田上捕手を誉めるべきなのかもしれない。やはり上位を狙うチームの集中力は素晴らしいと思う。
木村投手は5回を投げて6奪三振だったわけだが、ストレートの威力は筆者の想像以上だった。先日のリリーフ登板の時よりも、ストレートに勢いがあり、そして重く感じた。あれだけのストレートがコースに決まれば、当たってもそうは飛ばないだろう。となるとやはり課題は変化球。スライダーのコントロールがまだかなり甘い。
スライダーはスタミナを消費せずに投げられる球種ではあるが、木村投手のような本格派であれば、フォークやチェンジアップを覚えた方が良いような気がする。特にあの腕の振りでチェンジアップを投げられたら、バッターは恐らくは手が出ないだろう。もしくはスライダーよりもストレートに近い、カッター(カットボール)でも良いかもしれない。スライダーほどミートされる危険性がないため、被打率も向上すると思う。
渡辺監督も新人時代は、ファームではまったくストライクの入らないノーコンピッチャーだったらしいが、1軍に上がった途端ノーコン病が治った。そしてその後の渡辺久信投手の大活躍振りは周知の通り。木村投手も41番を受け継いだだけあって、久信イズムも受け継いでいるのかもしれない。2軍では1勝10敗でも、今夜のピッチングはそれが俄かには信じられないほどの好投だった。
打線がもう少し援護できていれば、恐らく6~7回まで投げていたかもしれない。だが援護を得られずの5回降板。これは渡辺監督の親心もあったのだろう。今夜の内容を見て、次回も先発での登板を決めていただろうから、次のために、良いイメージのままでマウンドを降ろさせてあげたかったのだと思う。
昨オフは、この木村投手が先発ローテーション入りすると期待されていたのだが、結局オープン戦で結果を残すことができず、プロ初先発は8月下旬まで延びてしまった。だが期待以上のピッチングを見せてくれたと思う。チームが苦しいこの時期、本当に活きの良いピッチャーが出てきてくれた。あとは打線が、木村・野上という若獅子たちのためにどれだけ援護できるかどうかだ。
さて、今夜は41番を受け継いだ投手の先発だったが、明日は47番を受け継いだ投手の出番だ。帆足投手には完封を目指して頑張ってもらおう!

2009年08月21日 03:48
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