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雨天中止がもたらすライオンズへの影響
昨日の中止により、ライオンズは今月3試合目の中止となった。日本ハム戦2試合、楽天戦1試合。この時期の雨天中止は、ライオンズにとってかなり厳しいものになるかもしれない。なぜなら8・9月は6連戦が続き、中には9連戦も組まれているからだ。
予定では10月5日の日本ハム戦が最終戦となり、そこから中10日でクライマックスシリーズを迎えることになる。もし上位争いがもつれた場合、ライオンズは先発投手にかなり苦労することになるだろう。
まず9月までに中止分が行われた場合、13連戦が出てくる可能性が高い。そうなると中5日で先発ピッチャーを回したとしても、どうしても頭数が足りなくなってくる。シーズンの佳境でローテーションに谷間が出来てしまうのは、上位を狙うライオンズにとってはかなり苦しいところ。
涌井・岸、帆足の3投手には調子次第では完投能力もあるが、西口・石井両ベテラン投手に完投を期待することは難しい。そうなってくると、やはりキーポイントは前半戦同様リリーバーということになってくる。藤田太陽投手、ジョナ・ベイリス投手が加わり、ライオンズのリリーバー陣がどれだけ持ち直せるかが後半戦の鍵になるだろう。
また、最終戦からクライマックスシリーズまでの10日間に試合が組まれた場合も、やはり先発ピッチャーの起用は難しくなってくる。しかもシーズン終盤にもつれた場合は、エース級をクライマックスのために温存することができなくなり、そうなると涌井・岸両投手はスクランブル態勢ということになってくるだろう。だがこのスクランブル態勢、短期間なら集中力も保てるが、クライマックスシリーズから日本シリーズまでと考えると、ピッチャーとしては辛い。
もしこのままの順位で最後まで行ってしまった場合、日本ハムは上位で、しかもホームで戦えるということで、振り替え試合ではダルビッシュ投手を温存することも可能だ。だがライオンズとしてはそうも行かない。今はある意味、目先の勝利にこだわって行かなければいけない時期。温存どころか、調子の良いピッチャーをどんどん繰り出していく必要がある。
ただここに来て、ライオンズにも良い兆しは少なくない。6月のチーム防御率は4.59という悪さだったのが、これが7月は3.26と飛躍的に持ち直している。しかもここに正捕手である細川捕手が帰ってきたことで、投手陣はさらに安定してくるだろう。
得点力は首位日本ハムとほとんど変わらない431得点。これは12球団で見ても日本ハムに継ぐ2位で、12球団中400得点を超えているのは西武と日本ハムのみ。その点から見ても得点力の心配は今は必要ない。今必要なのは、7月に入り安定した防御率を、8・9月でもキープできるかどうかだ。
日本ハムは今、勝率6割を越えるという驚異的な強さで勝ち続けている。西武の勝率とは約1割違い、ゲーム差では8ゲームも離されている。ライオンズが日本ハムに追いつくためには、もはや2勝1敗ペースでは難しい。8月に2回組まれている直接対決のどちらかで、ライオンズは日本ハム相手にスウィープをする必要がある。そのためにも渡辺監督は恐らく、ローテーションの順番は固定しないはずだ。エース級のピッチャー、調子の良いピッチャーをどんどん日本ハム、ソフトバンク戦にぶつけていくと思う。なぜなら、そうしなければ上位には食い込めないからだ。
今シーズン最大の山場は、間違いなく8月4日~8月9日までの、西武ドームで日本ハム、ソフトバンクを迎えて戦う6連戦だ。この6戦を5勝1敗で乗り切ることができれば、ライオンズは一気に上位に浮上するはずだ。
前半戦は昨年の王者の実力は見せられなかった。しかし渡辺監督は言う。「日本ハムとソフトバンクは今がピークだが、うちはこれからがピーク」だと。さぁ、逆襲はいよいよこれから!全国のライオンズファンの皆さん、8・9月は今まで以上に熱くライオンズを応援していきましょう!そして今年の秋も、上手いビールを飲みましょう!
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2009年07月30日 13:38 Tweet

