<< #99 渡辺久信 | ホーム | 1軍登録・抹消情報(7/8) >>
小岩ジェッツ

○2009/07/07 西武vs日本ハム7回戦

2:42
日本ハム
埼玉西武 ×

埼玉西武vs北海道日本ハム 7回戦 西武ドーム(観衆:12,525人)
埼玉西武ライオンズ 2勝5敗0分

継投:○岸孝之 勝利投手:岸孝之 9勝1敗 3.21
ホームラン:中村剛也(27号)
ヒーローインタビュー:岸孝之中村剛也


【ゲームレビュー】
今夜の岸投手の立ち上がりは非常に不安定な内容だった。試合後に渡辺監督が言っていたようにピッチングフォームに躍動感がなく、ストレートも走らないし、カーブも抜けてしまうことが多かった。一言で言えば、ピッチングになっていなかった。

内容的にも3回までは毎回の4失点。そしてホームランも2本打たれ、これはリーグ断トツの16被本塁打目となった。岸投手が今後さらに成長するためには、この“一発病”を克服していく必要がある。原因は線の細さだろう。WBCのキャンプでダルビッシュ投手に指摘されたとおり、岸投手は絶対的筋肉量が他のピッチャーよりもずっと少ない。そのため身体に切れがなくなると、筋肉でそれをフォローすることが難しい。

例えば涌井投手の場合は岸投手に比べて筋肉量が多い。しかも身体は年々大きくなっていて、体幹の安定感もそれに比例して良くなっている。そのため調子が悪い日でも、鍛え上げられたフィジカルで調子の悪さをカバーすることが出来る。

この体格の差のせいで同じ140kmのストレートであっても、岸投手のボールは軽く、涌井投手のボールは重い。軽いボールはフルスイングしなくても遠くに飛ばされてしまうため、ホームランになる危険性も高まる。逆に重いボールはジャストミートされてもホームランにされることは少ない。

涌井投手は現在2試合に1本(14試合で7本)の割合でホームランを打たれているが、岸投手は1試合1本以上(14試合で16本)のペースでホームランを打たれている。

もし西武ドームなどに観戦に行く機会があれば、ぜひ試合前の涌井投手と、岸投手のブルペン投球の音を聞き比べてもらいたい。涌井投手が投げたボールのミット音の方が、岸投手の音よりも低くうなっているはず。擬音で表すならば、涌井投手のミット音が「ドンッ!」ならば、岸投手の音は「パンッ!」という感じだろうか。ミット音は受けるキャッチャーの巧さによっても変わってくるのだが、しかし基本的な音は変わらないはず。なので機会があれば、ぜひ聞き比べてみてください。

立ち上がりはかなり不安定だった岸投手も、4回以降は開き直ることで自分のピッチングを取り戻しました。試合中に修正できる対応力はさすがと言えます。逆を言えばそれができるからこその9勝目なのでしょう。3回までのピッチングを見ている限りは6回までが限界かなという感じでしたが、終わってみれば今季初の完投勝利。これには見事としか言えません。
さて、今夜は9回表に素晴らしいプレーが飛び出しました。結果的にアウトを取ることは出来なかったのですが、ライオンズの二遊間コンビの守備への意識の高さがうかがえるプレーでした。

代打坪井選手が放った打球はセカンドキャンバス付近に転がり、それに片岡選手が俊足を飛ばして追いついたのですが、体勢的に投げるのは難しい状態。すると捕ったボールを即座に中島選手へグラブトス。中島選手もそれを予想していたかのように、片岡選手がトスしやすいポイントに入っていました。結果的にはトスのタイミングが合わずにボールがこぼれ、内野安打になってしまいましたが、しかしもしタイミングが合って中島選手が一塁送球でアウトにしていたら、これはまさにスーパープレーでした。

結果的にセーフになったとしても、このような意識の高いプレーが飛び出すことでチームの士気はどんどん上がっていきます。明日は難攻不落のダルビッシュ投手が相手。そしてライオンズの先発は西口投手。西口投手に楽に投げさせてあげるためにも、ぜひ好守備で盛り立ててもらいたいところ。守備でリズムが生まれれば、不思議なもので打線もよく繋がるようになるのが野球。そういう意味でも「野球は守備から!」という言葉は間違ってはいないのです。守備が安定しているチームは、確実に強くなれます。

日刊埼玉西武ライオンズをフォローしよう!
baseball 記事を楽しんでもらえたら、ランキングに1球の投票をお願いいたします。
にほんブログ村 野球ブログ 埼玉西武ライオンズへ

2009年07月07日 21:29 




Copyright(C) 2009-2010 日刊埼玉西武ライオンズ All Rights Reserved.