○2009/05/31 西武vs巨人2回戦
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | R | H | E | ||
| 巨人 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 9 | 2 | |
| 埼玉西武 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1× | 3 | 8 | 0 |
埼玉西武vs巨人 2回戦 西武ドーム(観衆:33,173人・満員御礼)
埼玉西武ライオンズ 1勝0敗1分
継投:岸孝之~星野智樹~○小野寺力
勝利投手:小野寺力 2勝2敗4S 3.93
ヒーローインタビュー:大崎雄太朗(サヨナラ打)
【ゲームレビュー】
今日も岸投手と東野投手による息詰る投手戦が展開された。9回表が終わった段階でスコアは1-2と1点のビハインド。このまま敗れてしまうんだろうかと思われたその時、ドラマが訪れた。
まずは9回裏。先頭バッターは守備から入っていた野田捕手。今シーズンはまだヒットがない。だが渡辺監督は、迷わず野田捕手を打席へと送り込んだ。相手ピッチャーは巨人の守護神・クルーン投手。渡辺監督は野田捕手に対し、セーフティバントの構えをして揺さぶれと指示を出した。その通り野田捕手がセーフティの構えをすると、案の定初球からボール。野田捕手は今シーズンヒットこそ出ていないが、選球眼の良さには定評があるのだ。
そしてカウントが1-3となった5球目。クルーン投手のストレートが低めに外れ、フォアボールで同点のランナーが出塁。ランナーは野田捕手に代わり俊足の松坂健太選手。次のバッター大崎選手がきっちり送りバントを決めて、続くバッターは片岡選手。昨日の10回のようなヒットが期待された。しかし結果はセンターフライで2アウト。
しかしその直後、栗山選手が希望をつなぐライト前ヒットを放った。2塁ランナーの松坂選手も一気に3塁を駆け抜けホームイン!9回裏2アウトという土壇場で同点に追いついた。この粘り強さ、まるで去年のライオンズのような戦い方だ。
そして試合は2-2のまま10回裏へ。マウンドには9回に引き続きクルーン投手。1アウトから上本捕手がレフト前ヒットで出塁し、続く代打は黒瀬選手。渡辺監督曰く、2軍監督をしていた頃から黒瀬選手は小技の利く選手だったらしい。そこで渡辺監督は再びバントの構えでクルーン投手を揺さぶる作戦に出た。そして2-3のフルカウントまで来ると、バスターエンドランを慣行。これが成功し、1アウト3・1塁とチャンスが広がった。続く松坂選手の打席では黒瀬選手がすぐさま盗塁を決め、1アウト3・2塁とチャンスはさらに拡大。
松坂選手はセカンドゴロに倒れてしまったが、しかしそれでも2アウト3・2塁。まだまだチャンス。そしてここで迎えるバッターが、この試合のヒーローとなる大崎選手だった。1-1から3球目。大崎選手が叩き付けた打球はクルーン投手の頭上を越え、さらに二遊間をしぶとく抜いていった。3塁ランナーの黒瀬選手が生還。大崎選手のプロ入り初のサヨナラタイムリーヒットとなった。
これで今シーズン初めて日曜日に勝てた。超満員で膨れ上がった西武ドームは喚起の渦で沸き上がる。サヨナラ勝ちはチームの雰囲気を一気に高める効果がある。しかもその相手がセ・リーグの首位をひた走る巨人。渡辺監督も「選手から負けたくないという気持ちが出ていた。全員で勝ち取った勝利」と試合後にコメントしていた。
この1勝は、1勝以上の価値があったと思う。選手たちからは貪欲に勝ちに行くという、勝利への執念を感じることができた。きっと西武ドームにいた3万3千人以上のお客さんたちも、そう感じていたはずだ。相手が強いからこそ燃える、それでこその若獅子だ。この1勝が、なんとか浮上への足がかりとなってくれればいいと思う。現在はパ・リーグでは4位、交流戦でも8位と低迷しているが、巻き返すのにまだまだ遅いなんてことはない。2日からのヤクルト戦でもきっちり勝つことができれば、すぐに上位も見えてくるはずだ。
ヤクルトとの2連戦は、石井一久・涌井秀章両投手の先発が濃厚だ。石井投手にとっては古巣との対戦。気持ちもひとしおだと思う。セ・リーグ2位の難敵が相手となるが、しかしセ1位を負かしたのだ。2位を相手に怯むことはない!明日からの2連戦、どんな形であっても2連勝してもらいたい!

2009年06月01日 20:12
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