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#60 中村剛也





#60 中村剛也 - Takeya Nakamura
内野手(サード)、右投右打
2001年ドラフト2巡目
大阪桐蔭高校~埼玉西武ライオンズ
大阪府大東市出身、1983年8月15日生、175cm / 102kg
タイトル:本塁打王(2008、2009)、打点王(2009)
ベストナイン(2008、2009)、オールスター(2008)
2009年推定年俸:7,000万円
ニックネーム:三瓶(主にチームメイトから)、おかわり君
好きな言葉:おかわり

球界最重量バットで55本塁打に挑む中村剛也選手
中村剛也選手が55本塁打を打つために必要なこと
中村剛也選手が統一球でもホームランを量産できた理由
中村剛也選手が真の4番打者になるために必要なもの
中村剛也ホームランの奇跡2011 / 1~10号
中村剛也選手はゴールデングラブ賞を獲れるか
中村剛也選手が今季、50本塁打打てる理由
片岡易之選手+中村剛也選手=最強のランナー
中村剛也が48本塁打できた秘密

中村剛也選手は高校時代は大阪桐蔭の4番として83本塁打を放った。これは中田(F)、大島裕行(L)に次いで史上3位の数字。このパワフルなバッティングで「浪速のカブレラ」と呼ばれ、2001年ドラフトの最注目選手としてライオンズに入団した。

プロ入り後は粗いバッティングでなかなか結果を残せなかったが、2005年の交流戦でホームランを量産し、交流戦の本塁打王(12本)を獲得したことで最初のブレイクを果たした。それ以降は守備に難のあったホセ・フェルナンデス選手をサードからDHに追いやり、サードのレギュラーを奪取。計80試合の出場で22本塁打を放った。

だが2006~2007年は出場機会が激減。2年間で16本塁打と精彩を欠いた。これは「三振と体重を減らせ」という首脳陣の指示で、三振を恐れるあまりに持ち前の思い切りの良さがなくなってしまったためだった。この頃からバッティングフォームに悩み始め、バットを立てたり寝かせたり、試行錯誤を繰り返すようになる。

だが2008年は、周知の通り大ブレイクを果たすことになった。デーブ大久保コーチと二人三脚でホームランを量産し、46本塁打で単独の本塁打王に輝いた。この結果はやはりデーブコーチの指導によるところが大きい。今までは三振を恐れて持ち味を失っていたが、デーブコーチは「三振はいくつしてもいいから、とにかくホームランを打て!」という指導を続けた。そしてシーズン当初はバットを寝かせ、コンパクトなスイングをしていたのだが、交流戦以降はバットを立てて構えることにより、より遠くまでボールが飛ぶようになった。また体重に関しても「減量厳禁令」が出され、心置きなくおかわりができるようにもなった。

46本塁打の代償がシーズン162個という歴代7位の三振の多さだったが、しかし2008年は主に6番を打っていたため、これでもよかった。そして得点圏打率の低さにも目をつむることはできた。だが4番を任されるようになった2009年シーズンはこれではいけない。4番バッターとして、4番バッターの仕事をしなければいけない。ホームランを狙うだけではなく、得点圏では確実にランナーを還すバッティングが必要になる。

2008年も101打点を記録したが、もし得点圏打率がもう少し高ければ、130打点は挙げられて2冠王になれているはずだった。今シーズンは4番バッターとしては上々のスタートを切っている。三振も目立つには目立つが、しかしチャンスで巧打する場面が増えた。この成績を維持し、今後訪れるであろうスランプの期間を短くしていけば、今年こそ2冠王になれると思う。そして中島選手が首位打者、片岡選手が盗塁王、栗山選手が最多安打で打撃タイトルを西武勢で独占すれば、V2は一気に近づくはずだ。

さて、そんな中村選手は2008年7月に結婚した。中村選手が結婚会見で「一般の女性なので氏名・職業は伏せたい」とのことだったので、日刊埼玉西武ライオンズでも名前と職業は伏せておきたいと思う。しかし優勝旅行の時の新聞写真を見る限り、細身の美女であることは周知の事実。あれだけ美人の姉さん女房をもらえば、去年の成績もうなづけるというものだ。ちなみにプロ野球界には、姉さん女房をもらうと活躍できるというジンクスがある。中村選手はまさにそのジンクスを地で行く形となった。

細身の夫人と並んだ姿はいかにもアンバランスだが、しかし寄り添う姿は微笑ましかった。ちなみに2009年シーズン、日本人選手で体重100kgを超えているのは中村選手と、楽天の山崎選手のみ。こう見ると足が遅そうな印象が付きまとうが、しかし決してそんなことはない。走り出しこそそれほど速くはないが、しかしスピードが乗った時のトップスピードは俊足選手にも劣らないほどである。事実大阪桐蔭時代は、一学年後輩の西岡選手(現ロッテ)より足が速かったと言われている。盗塁技術もかなりレベルの高いものを持っており、コーチからはライオンズで栗山選手に次ぐ2番目に高い評価を得ている。ちなみに3番目は片岡選手だった。だが初速が遅いあまり、盗塁数を増やすことはできない。

中村剛也選手は、とにかく将来を大きく期待された選手だ。昨オフ、球団はブラゼル選手に代わる外国人バッターの獲得を目指していたが、渡辺監督が「中村を4番として育てたい」と言ったことで、最終的に外国人獲得が見送られたほどだった。渡辺監督曰く、「4番としてはまだ軽い」が、しかしこれから経験を積んでいくことで、ライオンズでは清原選手以来の不動の日本人4番バッターに育っていくと思う。

だがホンモノの4番バッターになるためには、もう1つ守備力を向上させなければいけない。捕球に関しては問題ないのだが、送球に関してはまだ不安定さが否めない。捕球自体は上手い部類に入ると思う。足首と手首の使い方が非常に柔らかく、かつフットワークもいいので、ゴロやライナーを捕るところまでは安心して見ていられる。しかし送球がショートバウンドになってしまうことが多いのだ。コントロールは肘を使って行うものなので、肘の使い方さえマスターできれば、ホットコーナーと呼ばれるサードを安心して任せられるようになるはず。そしてそうなった時、中村選手は本当の意味でスターの仲間入りを果たすと思う。

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2009年04月20日 01:46