○2009/04/10 楽天vs西武1回戦
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | ||
| 埼玉西武 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 2 | 6 | 11 | 1 | |
| 東北楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 |
東北楽天vs埼玉西武1回戦 Kスタ宮城(観衆15,990人)
埼玉西武ライオンズ 1勝0敗0分
継投:○涌井秀章―大沼幸二
勝利投手:涌井秀章 2勝0敗0S
ホームラン:ボカチカ2号ソロ
【レビュー】
今夜のゲームは、何を置いてもまず涌井投手のピッチングが最高だった。特に低めのストレート。低めに速い球を投げるのは非常に技術がいるのだが、それを投げ急ぐことなく、丁寧な球持ちで投げ込んでいた。涌井投手の特徴は球持ちの長さにあるのだが、ボールがあれだけ指から離れるのが遅い状態で、低めに速い球を決められたら、バッターとしてはほとんど手が出せない。8イニングを投げて3安打7奪三振無失点は当然の結果だと思う。
やはり18番を背負った涌井投手は一味違う。涌井投手は今年から入団以来背負っていた16番を石井一久投手に譲り、松坂大輔投手が背負っていたエースナンバー18に変更した。つまり名実共に、ライオンズのエースになったというわけだ。開幕から2試合に投げて防御率も1.29という素晴らしい安定感。見ている方も、涌井投手が打たれる気がしない。
打線の方もそんなエース涌井を援護した。11安打6得点。ホームランによる得点はボカチカ選手の1点だけで、あとの5点はすべてタイムリーによるもの。タイムリーヒットでこれだけ得点できるということは、ライオンズ打線が好調であることを示している。中村剛也選手も開幕から3本塁打放ちながらも、打率.400をキープ。今日もレフト前ヒットにライトへの2ベース、そしてフォアボールを2つ選び2打点、4番の仕事をきっちりこなした。
あとはG.G.佐藤選手の調子が上がってくればクリーンアップをしっかり固定することができ、それはつまり打線の軸がぶれないことを意味する。打線の軸がぶれなければ、クリーンアップ前後を打つバッターにとっても、自分の仕事がしやすくなる。例えば1・2番であればヒットでもフォアボールでもとにかく塁に出て、1つでも先の塁へランナーを進める。下位打線であれば、例えアウトになってもファールで球数を稼ぎ、ピッチャーを疲れさせ、上位打線につなげていく。
野球というスポーツは不思議なもので、ホームランバッターが9人いても決して勝てないスポーツなのだ。なぜなら野球というスポーツは、戦略や戦術がメインのスポーツだから。戦略を立てられないチームは、例えばバッターの調子が落ち込んだ時にパタリと勝てなくなってしまう。しかし戦略が立てられ、戦術を実行できるチームであれば、バッターが調子を落としたとしても戦術で得点を奪うことができる。例えばヒットエンドランや、バスター、スクイズなどがその代表例。
今年の西武打線は、ただホームランを打つだけのチームではなく、しっかりとした戦術を実践できるチームに育っていると思う。この一週間のような野球をきっちり続けていけば、今年の秋も西武ファンにとってはバラ色になるに違いない。
【明日の予告先発投手:#47 帆足和幸投手】

2009年04月10日 21:45

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