
Baseball Times Onlineでコラムを連載中
こんにちは。日刊埼玉西武ライオンズ筆者のカズです。本日は恐縮ながら、個人的なお知らせがありご報告をさせていただきます。日刊埼玉西武ライオンズは週刊Baseball Timesさんにお声を掛けていただき、コラムを連載することになりました。現在はアウトサイドレポーターとして連載をスタートいたしておりますので、日刊埼玉西武ライオンズに合わせ、Baseball Timesの方もチェックしていただければと思います。Baseball Times アウトサイドレポート
こちらではコメントも受け付けておりますので、コラムへのリクエスト、ご感想などもいただけると嬉しく思います。コラムが継続されるか否かはコラムの人気にかかっております。筆者も愚筆ながら皆さんに楽しんでいただけるコラムを頑張って書いていきたいと思っているので、応援のほど、どうかどうかよろしくお願いいたします。
2010年07月16日 13:09
松井稼頭央選手、アストロズを事実上の戦力外
5月19日、ヒューストン・アストロズのエド・ウェードGMが、松井稼頭央選手をウェーバー公示にかけたことを発表した。公示期間を経て、5月24日までに獲得意思を表明する球団が現われなければ、松井稼頭央選手はそのまま自由契約となってしまう。これは事実上の戦力外扱いということになる。今季の稼頭央選手の成績は、14試合に出場し37打数5安打、打率は.135という低さだった。最後にヒットを打ったのは5月7日のパドレス戦で、それ以降は20打席立ってヒットを打つことができなかった。稼頭央選手は今回のウェーバー公示を受けて「成績が出せていなかったので仕方がない。この2年半、素晴らしいチームでプレーできたことに感謝しています」とコメントしている。
稼頭央選手は2004年シーズンからFAでニューヨーク・メッツの一員となり、晴れてメジャーリーガーとなった。だがメジャーの激しい連戦に持病である腰痛が悲鳴を上げ、ニューヨーク時代に本領を発揮することはできなかった。そして守備に関してもショートからセカンドへのコンバートが命じられた。この時感想を求められた稼頭央選手の目に、薄っすらと悔し涙が浮かんでいたことを、筆者は良く覚えている。
ニューヨークで結果を残せないまま、2006年途中からコロラド・ロッキーズへとトレードされてしまった。だがニューヨークに比べるとプレッシャーの少ないコロラドに移ると、稼頭央選手は打ちに打った。移籍後は32試合に出場し、.345という打率をマークした。この復活劇を支えたのが、当時稼頭央選手のパーソナルコーチを務めていた熊澤とおる現ライオンズ2軍コーチだった。稼頭央選手は熊澤コーチの卓越した打撃理論を元に、コロラドの地で復活を果たしたのだった。
その後も順調に結果を出し続け、2008年からヒューストンへと移ってきた。1年目は.293と求められた結果を出すことができたのだが、2年目は.250と調子を落としてしまった。ライオンズの2008年の快進撃を支えた1人が、言うまでもなく熊澤コーチだったわけだが、もし熊澤コーチがあのまま稼頭央選手のパーソナルコーチを務めていれば、昨季から続く不振も長引かずに済んだのかもしれない。
アストロズからは戦力外とされてしまったが、しかしこのまま引退するレベルの選手ではない。筆者の個人的な意見を言わせてもらえれば、やはり最後はライオンズに帰ってきて欲しいと思っている。年齢や腰のことを考えると常時二遊間を守ることはできないだろう。ましてやライオンズには片岡・中島という12球団を代表する二遊間コンビがいる。それならばファーストやDHでの出場でも良いと思う。そうすれば腰への負担も軽減できるし、何よりもスイッチヒッターという最高の5番打者を獲得できることになるのだ。そして打つことだけではなく、守備面に関しても稼頭央選手は、まだまだ片岡・中島コンビよりずっとレベルが高い。特に球際での強さは群を抜いている。
日本球界へは何度か復帰がささやかれていた。昨年東尾修元監督が楽天の監督候補になると、楽天での日本復帰がささやかれた。そして稼頭央選手が尊敬する原監督率いる巨人での日本復帰も、過去何度か噂されている。しかしWBCの選考において、原監督は稼頭央選手に「選ぶ」と伝えたにもかかわらず、最終的には言葉一つなく選ばなかった。これがもし真実だとすれば、巨人での日本復帰の可能性は低いだろう。稼頭央選手の高額年俸を考えると、西武球団ではひょっとしたら難しいのかもしれない。だが稼頭央選手は工藤公康投手同様、西武ドームにファンを呼べる選手だ。難しいかもしれないが、もしメジャーからのオファーがなかった時は、なんとかライオンズに帰ってきて欲しいと思う。そして埼玉の地でもう一度野球選手として最後の大輪を咲かせてもらいたいと切に願うばかりだ。
2010年05月20日 17:55
ライオンズの故障者情報
例年、春季キャンプや春先に怪我人が出ることは少ないライオンズなのだが、今シーズンはここまで、少し様相が違う。まず主砲である中村剛也選手が3月3日、ホークスとのオープン戦で顔面に自打球を当ててしまい、右眼窩底骨折をしてしまった。だが中村選手の復帰は早かった。当たり所が数ミリずれていたら失明の恐れもあったのだが、痛みが引くとすぐに実戦練習に戻っていった。だが実戦練習そのものが足りなすぎたのだろう。開幕後はなかなか調子が上がらず、未だホームランも飛び出していない。しかしこれもあと数日の我慢だと思う。打席を見ている限りでは、日に日にボールとバットの距離、角度が良くなっているように見える。桜が満開になれば、恐らく「おかわり」も飛び出してくるだろう。中村選手に続き怪我をしてしまったのが、銀仁朗捕手だった。3月7日、阪神とのオープン戦で走塁中に足を捻ってしまい、左膝内側半月板損傷、そして左前十字靱帯断裂を引き起こしてしまった。銀仁朗捕手は3月31日に京都の病院で手術を行ったのだが、無事成功したようだ。リハビリは経過を見ながら4月3日から開始するそうだが、復帰までには1年はかかる見通しのようだ。細川捕手との正捕手争いが期待されていただけに、残念で仕方がない。それにしても昨年は細川捕手、今年は銀仁朗捕手と、ライオンズは守備の要となる存在を2年続けて失うことになってしまった。
銀仁朗捕手の次は、今度は木村文紀投手だ。3月22日、イースタンでの巨人戦に登板し、5回途中までを2失点で抑えるピッチングをしていたのだが、肘を痛めてしまった。精密検査の結果、疲労骨折と診断された。手術をすれば3ヵ月で治り、しなければ6ヵ月かかると言われた木村投手は悩んだ。投手にとって肩・肘にメスを入れるということは、心臓にメスを入れると言われるも同然のこと。その恐怖感と言ったら尋常ではない。だが木村投手は早期復帰を目指し、手術する決意をした。
工藤公康投手はこう言った。「木村はコツをつかめばすぐ1軍でも勝てるようになる」と。栄光の背番号41を背負う木村投手は、工藤投手も認める潜在能力の高さを誇る。そして石井貴コーチは木村投手にこう言った。「病は気から。相手に暗いと思わせる顔を見せちゃいけない。笑っていれば絶対に回復も早い」と。
今季は先発ローテーション入りが期待されていただけに、この疲労骨折は大きな回り道となってしまった。だが急がば回れとも言う。この回り道が木村投手をさらに大きく成長させる可能性は大きい。豊田清投手が手術後、球速を大幅にアップさせて帰ってきた時のように、木村投手もチームが正念場を向かえる真夏、成長を遂げて戻ってきてくれるはずだ。銀仁朗捕手にしろ、木村投手にしろ、まずは焦らずにじっくりとリハビリに専念してもらいたいと思う。そして1日でも早く、100%になって戦列に戻ってきてもらいたい!
2010年04月01日 07:12
2010年開幕ベンチ入りメンバー発表
開幕1軍登録選手【投手】
11 岸孝之、18 涌井秀章、20 野上亮磨、26 星野智樹、34 長田秀一郎、38 土肥義弘、40 山本淳、45 藤田太陽、47 帆足和幸、50 シコースキー
【捕手】
27 細川亨、49 上本達之、63 吉見太一
【内野手】
3 中島裕之、5 石井義人、7 片岡易之、9 阿部真宏、32 浅村栄人、33 星秀和、43 原拓也、60 中村剛也
【外野手】
1 栗山巧、6 後藤武敏、10 佐藤友亮、42 ブラウン、44 高山久、46 G.G.佐藤
埼玉西武ライオンズ、2010年の開幕ベンチ入りメンバーは以上のようなラインナップになった。だがこのメンバーを見ていくと、この中にいるべき人が数名足りないことに気づく。小野寺投手、大沼投手、平尾選手だ。この3選手は怪我をしているわけでもなく、今季は開幕ベンチ入りすることができなかった。
小野寺投手に関しては、やはり結果が伴わないためだろう。先頭打者にフォアボールを与え、そのランナーを生還させてしまう場面が目立ってしまった。大沼投手に関しては、正直なところ分からない。2月27日の試合でリリーフに失敗して以来、その後オープン戦での登板が一度もなかった。怪我をしたのか、それともただの調整遅れなのかは、今後注目して行きたいと思う。
野手の方では平尾選手が開幕ベンチ入りメンバーから外れてしまった。これは当然阿部真宏選手の加入が影響している。平尾選手自身は体調も良さそうで、キャンプ・オープン戦は数字以上に充実して送っていた。だがそれ以上に阿部選手が打つ方で活躍してしまったため、同じポストを争う平尾選手が外れる結果となってしまった。
開幕ベンチ入りメンバーに関して、渡辺監督は1枠のみ残した。恐らく石井一久投手が登録されるであろう3月31日までは大方空けておくのだろう。しかし先発投手は最終的には6人になる。となると、残り2枠足りない。そしてこの2枠を空けるべく当落線上にいるのが高山選手、星選手、浅村選手なのだろう。よほどしっかりしたプレーを見せられない限り、このうちの2人がファーム落ちとなる。
実は筆者は先日の記事にて、6番目の先発を許銘傑投手と予想した。だがひょっとしたら野上投手ということもあり得るかもしれない。普通に見れば野上投手が開幕ベンチに入り、許投手が外れたとなると、6番目は許投手だと予想したくなる。スポーツ紙でも6番目の先発は許投手と予想されている。だが渡辺監督の投手起用法を振り返ってみると、もし3月27・28日のどちらも野上投手の登板がなかった場合、4月1日に先発してくる可能性が十分にある。投手出身監督が考えそうな戦略であって、今のところ許投手と野上投手とでは50/50と言わざるを得ないだろう。
さて、ここで筆者は初めて打順の予想をしてみたいと思う。予想と言ってもライオンズのオーダーはほとんどが不動であるため、それほど大袈裟なものではないが、せっかくの機会なので考えてみたいと思う。
1番 片岡易之 二
2番 栗山巧 中
3番 中島裕之 遊
4番 中村剛也 DH
5番 ブラウン 右
6番 G.G.佐藤 左
7番 後藤武敏 一
8番 細川亨 捕
9番 原拓也 三
以上が日刊埼玉西武ライオンズが予想する開幕スターティングオーダーだ。恐らく熱いファンであれば誰もがこう予想するだろうが、それでも開幕ということで、あえて書いてみた。この予想が当たるにしても外れるにしても、開幕はいよいよ明日だ。清原和博氏がこんなことを言っている。「今年の渡辺監督は自信に満ち溢れている」と。明日、この自信がいよいよ確信となる。スタートダッシュを決めるためにも、まずはエース涌井投手で今年も先勝したいところだ。
2010年03月19日 00:47
三井投手、楽天に続きソフトバンクも不合格
昨年オフに戦力外通告された三井浩二投手が楽天に続き、ソフトバンクの入団テストでも不合格となった。三井投手は11月に行われたトライアウトでも決して悪い投球をしたわけではなく、楽天・ソフトバンクの入団テストでは好投とも言えるピッチングを披露していた。だが結局は、三井投手を欲しがる日本の球団は現われなかった。その背景にはやはり、野球の実力以外のことが影響しているのだろうと筆者は感じている。三井投手は2008年オフ、ポスティングシステムを利用してのメジャー移籍に挑戦している。しかし入札に応じるメジャー球団はなく、結局2度のポスティングともに未入札に終わってしまった。その後三井投手はライオンズと再契約を結んだのだが、その時のコメントが喜ばしいものではなかった。
メジャーからはまったく見向きもされなかったという現実を突きつけられても、「もう1年ライオンズで頑張って、来年また挑戦したい」と口にしてしまった。このコメントは完全に、ライオンズを腰掛として扱っているという印象を球界・ファンに与えてしまった。結局は2009年も2008年同様に結果を残すことができず、功労者であるにも関わらずあっさりと戦力外通告をされてしまう。
三井投手を復活させることは可能だったと筆者は考えていた。完全復活とは言わずとも、どうにか1軍で投げられるレベルには戻れるのではないだろうかと。恐らく現場もそう考えていたと思う。貴重な左投手でもあるし、何よりも経験が豊富なピッチャーだ。いざと言う時に頼れるベテランとして活路を見出せる可能性は大きかったと思う。だがポスティング失敗後のあのコメントがあったために、西武球団も三井投手に対し人情が薄れてしまったのだろう。
三井投手が最初にプロから指名されたのはまだ高校3年生だった1991年のことだった。当時はまだパ・リーグのお荷物球団と呼ばれていたダイエーホークスと、阪神タイガースから4位指名を受け、競合の末ホークスが指名権を得たのだがそれを拒否し、新日鉄に入部した。その時の三井投手は「ドラフト3位以上での指名でなければ行かない」とコメントを残している。
もし三井投手がもう少しチーム愛を感じさせる言動をしていれば、ひょっとしたら戦力外になることもなく、なったとしてもどこかの球団が獲得を申し入れてくれたのではないだろうか。
今月ホークスの入団テストを受けて、好投をしたにも関わらず契約はしてもらえなかった。その理由をホークスの編成トップである王貞治球団会長は「支配下の枠がネック。外国人選手が故障した時のことも考えないといけない」とコメントしている。本当に支配下の枠がネックだったのなら、始めからテストを行っただろうか?
王会長は非常に人情味のある人物だ。思い遣りがあり、大きな心を持っている。その王監督が、テストで好投したにも関わらず三井投手に残した言葉は枠の問題だった。長年に渡りホークスの監督を務めた王会長なら、当然三井投手のこれまでの言動は把握しているはずだ。また三井投手のピッチャーとしての実力も分かっているはず。そう考えるとやはり、実力以外の何かが獲得を思いとどまらせたとつい考えてしまう。
実際は本当に枠の問題だけだったかもしれない。だが内情を知らない我々ファンにとってはやはり、三井投手の過去の言動が尾を引いているのではと勘繰ってしまうのも正直なところだと思う。三井投手のファンに対しては大変申し訳ないが、純粋に投手としては素晴らしい能力を持っていたとしても、36歳のベテラン投手という意味では力不足だったと筆者は感じていた。
2010年03月06日 02:50
明暗が分かれた西口投手と、小野寺投手
オープン戦も始まり、徐々に選手個々の状態も明確に見えてきた。先発ローテーションに関しても開幕投手は涌井投手でほぼ決定的で、裏ローテの一番手もやはり岸投手が濃厚だろう。そこに3~5番手として帆足投手・西口投手・石井一久投手が入り、6番手を野上投手・平野投手・武隈投手で争うことになると思う。先発投手陣に関しての仕上がりは悪くないとは思うが、リリーバーに関しては今年も磐石とは行きそうにない。まずグラマン投手が開幕に間に合うか微妙な情勢の中、工藤投手も左肘に張りを訴え2軍調整となった。そして期待の小野寺投手に関しても2イニング連続で先頭バッターにフォアボールを与え、サヨナラ負けの原因を作ってしまった。
渡辺監督からすれば、小野寺投手の乱調が最も頭の痛いところだと思う。グラマン投手に関しては、元々ゴールデンウィークを目処にしていたし、工藤投手に関しても焦らせる必要はなかった。だが小野寺投手の場合は違う。小野寺投手は開幕からやってもらわなければ困る存在の投手なのだ。それがせっかく1軍に上がってきた直後の登板で、2イニング連続先頭打者へのフォアボール。これには渡辺監督も「問題外」と呆れるしかなかった。
渡辺監督は、グラマン投手が開幕に間に合わなかった場合はシコースキー投手をクローサーとして起用することをもうすでに決めているようだ。本来であればここで迷わず小野寺投手を起用したいところだとは思うが、小野寺投手自身がそうさせてくれない。
筆者はまだ今年の小野寺投手のピッチング映像を見ていないため、どこが良くてどこが悪いのかはまだ分からない。だがフォアボールの出し方、ヒットの打たれ方を見れば、状態が良くないことだけはよく分かる。先日の記事では小野寺投手が打たれてしまう理由について書いたが、やはり筆者のようなアマチュアにも弱点が気付かれてしまうというのは、プロとしてはまだまだ物足りなさばかりが残ってしまう。簡単に修正できることではないが、小野寺投手には何としてでも開幕までにはしっかりと仕上げて行ってもらいたいと思う。
そして2005年以来2ケタ勝利から遠ざかっている西口投手だが、こちらはかなり状態は良さそうだ。まだまだ仕上げという段階ではなさそうだが、開幕2週間前としては悪くはなさそうだ。あと1試合どこかで5イニング以上投げて問題がなければ、開幕ローテーション当確と言っても問題ないだろう。
その西口投手は昨年まではSSKの黒いグラブを使っていたが、今年からは色をオレンジがかった赤のグラブに変えている。パッと見だけで実際の詳細までは分からないが、2009年までとは若干仕様も変えているように筆者には見えた。これまではずっとブルーやブラックのグラブを愛用していた西口投手が、今年急に赤いグラブに替えたのはやはり験担ぎからだろうか。もしそうならば、今年はこのグラブが西口投手に勝ち運を運んできてくれそうな予感がする。
ここまでは西口投手と小野寺投手とでハッキリと明暗が分かれてしまったが、開幕まではまだ2週間ある。西口投手はさらに調子を上げ、小野寺投手には何とか復調してもらいたいと思う。
2010年03月04日 21:53

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